>>279
(´・ω・`) 文章力はあるのですが……
少し気になったのは、導入を読んでて
「置いてきぼり」感があったことです

まず、あらすじでは「死神」と言っているのに
じつは吸血鬼なので、認識を修正する必要があるのが
読者が引っかかって、つまずきやすいポイントです

また、冒頭で唐突に悪魔の話が出てきますが
「死神」とか「悪魔」って言ってるのは
おそらく吸血鬼をそう呼んでるだけでしょうか?

そして、吸血鬼が幽霊みたいに憑依するという
あまり見ない設定なのも、つまずきポイントです
そもそも、憑依自体が表現は難しいし、主人公の主体性を奪うし
状況を想像しにくくなる、難しい設定というのがあります

他にも、時間が五ヶ月飛ぶとか、カップルの関係が構築済みとか
どれも作者側には便利な設定なんだろうとも思いますが
読者側に置いてきぼり感が出やすい設定が積み重なっています

吸血鬼のアリス(だけ)は、それなりにキャラが立ってますが
憑依して何がしたいのかとかも、あまり話が見えてこない

ひとつひとつは、そう大した問題でもないけど
そういう諸事情がいくつも積み重なっているので
いまいちストレートに感情移入しにくい導入(設定)でした


>ストーリーとキャラクターについてアドバイス
キャラクター、とくに主人公がストーリーの操り人形になってます
そのためキャラが立たないし、感情移入もしにくい

そして、そもそも「憑依」っていうのは
操り人形にすることに近いのだから
この設定にした時点で課題を抱えています

ライトノベルの売上ランキング上位作で
憑依系(主人公)の設定はほとんど見ませんが
主人公には主体性が欲しいということなのでしょう

あと逆の視点で言うと、アリスが憑依すると
自分の身体を持たないのも微妙なところです
黒系のゴスロリ娘が飛び回るイメージは魅力的

そしてアリスに実体がないことで
恋愛面でアリスルートを想像しにくいのも
(実際にそうなるかどうかは別で)制約です

そもそも吸血鬼は吸血で眷族化できる
というのが吸血鬼ものでよくある設定だから
そのうえ憑依もする必要性をあまり感じません

文体から世界観の雰囲気とかは出てますが
憑依などの設定が、やや堅苦しくとっつきにくいです

どうしても設定を変えたくないにしても
少なくとも導入で設定や状況の分かりやすい説明と
期待感が持てるような展開は欲しいです