>>279
文章は上手ですし、少し文体を変えたら歴史小説も書ける才能をお持ちと思います。

ただ、ラノベだと、キャラの会話文 にもっとウェイトを置いたほうが、受けるのかなと思いました。

プロの受け売りですが、小説を書く前に、登場人物一人一人の生まれからの経歴、性格等を詳細にシートに書いて、後は、登場人物になりきるか、勝手に登場人物が話し出すのを書くだけの方法もあります。 

妹の物語は、身バレしたときに、死人を生き返らせたかった行動理由など一気に明らかになり、センスオブワンダーがあったので面白かったです。

姉の物語は、殿下と青年との逃避行で大好物なのですが、キャラが弱いです。セリフが、格好良かったり、お洒落だったりするのですが、作者が言わせた感があります。
戯曲のような作品もありですが、電撃の編集者が、ラノベの読者の殆んどは飛ばし読みだから、レトリックよりも分かりやすく書いて下さいとアドバイスしています。鎌池先生も、電撃に限って言えば会話文中心が主流とのことです。

https://dengekibunko.jp/author/kamachikazuma/trial/structure/11/

殿下と青年の逃避行なら、星界の紋章が大ヒットした傑作です。殿下の可憐さや、軽妙な会話、逃避行の手に汗握るスリルなど、素晴らしいので、プロを目指されるなら、一読をお勧めします。