安価・お題で短編小説を書こう!5
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安価お題で短編を書くスレです。
■お題について
現在、毎週日曜日の午後22時に前回のお題を締め切り、新しいお題を安価で決める方式を取っています。現時点での募集お題はスレ主によるレスを確認してください。
■投稿方法
投稿する際は、1行目に【】でタイトルを付けてください。決めていなければ【無題】でも可。
作品は3レス以内で。レスが2つ以上に別れる場合は分かりやすいよう番号を振ってください。
■「小説家になろう」等への投稿について
同一内容を別サイトへと投稿する行為は認めています。
その際、著作者以外が5ch上から無断で転載したものと区別するため、出来る限り【本スレへ投稿する前に】投稿してください。ご協力よろしくお願いします。
■前スレ
安価・お題で短編小説を書こう!
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1508249417/
安価・お題で短編小説を書こう!2
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1511408862/
安価・お題で短編小説を書こう!3
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1522770910/
安価・お題で短編小説を書こう!4
https://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1529860332/ Webブラウザから見てるんですが、525KBと表示されてます
380Kの方が正確なら、まだ余裕っぽい? そこは前スレも654コメで落ちてるようなので
まだ何回かできると思われます [PROGRAM 017]
見えていますか…聞こえていますか…?
見えないのなら…聞こえないのなら…返事をして… >>532-533
感想ありがとうございます。
物語を書くのは小学校の課題以来で十数年ぶりなので読み辛かったりわかりにくい部分もあったかと思いますが、書いてる本人は頭の中に映像が出来てて客観視出来ないんですよねw
設定や描写はいろんな作品やニュースからパク…影響を受けてますがクソ野郎だらけの中でイラつきながら、
それでも正しく生きようとして、でも結局潔白ではいられないフラストレーションはゲーム「This is The Police」や「Papers Please」のプレイ経験から来ています(ステマ)
決して現実に周りがクソ野郎だらけなわけではないです…はい これってどんなお題でも採用されるの?
これはダメっていうお題とかあったりする? そこは進行さんの裁量ですが、却下された例は少ないです
ほぼ重複と言えるケースや極端な指示などは、却下だろうなと >>529
正義のジレンマ
最後に残ったのは家族愛だったのですね >>521
使用お題:『変身ヒーロー』『違和感』『身分違い』『侠客』『gifアニメ』
【趣味暮らし】
僕が“ソレ”を見つけたのは、古いアニメ、特撮の主題歌の動画を流し見していた時である。
記憶に有る変身ヒーロー。だがそれは、僕の記憶に有る物とは全く違ったものだった。
特撮番組で有ったはずの変身ヒーローは、多少のぎこちなさこそあるが、丁寧に作られたGIFアニメとしてそこにあったからだ。
CVは、創った本人と思しき人物の、やや棒読み気味だが熱の入った物で、本当にこの番組が好きなのだなと言う想いが良く伝わって来ていた。
青幇(中国の任侠集団)っポイ敵の雑魚兵をバッタバッタと薙ぎ倒す爽快感は流石に無かったが、そのストーリーはある意味納得できるものだった。
元の話で言えば敵の女幹部とレッドが恋仲となり、最終回では敵の集団を裏切って大団円と成って居たのだが、アナザーストーリーとなったその物語では、身分違いの恋に悩んだ女幹部が悩んだ末に敵対する事を選ぶ。
だが、最後の最後に敵首領の行動を邪魔し、首領と共にヒーローに討たれて終わると言う物に代わっていたのだ。
子供向けを意識していたであろう元のストーリーでは、最初に高笑いしながら青幇っポイ雑魚を嗾けていた女幹部が、ころっと良い人に成ってしまう事に子供心に違和感を感じていたものだが、このGIFアニメでは悲恋ではあるが納得のできる物に成って居た。
「僕と同じ様な事を考えている人も居たんだな」
特撮の撮影は一人では難しいが、アニメーションであれば、本人の根性次第ではそう言った事も可能だからこその挑戦だったのだろう。
僕は苦笑しながら、ウインドウを開いて居たアニメーション制作ソフトを落としたのだった。 >>549
単体では無理です
画像編集ソフトで加工する事で音声を付けられますよ
ただし、普通にアニメーションソフトを使った方が楽です うーん?
それもうgifじゃなくて普通にmp4とかの動画なんじゃ
まあそれはともかく
子ども時代のモヤモヤが大人になってようやく解消される
しかもそれが見ず知らずの人間によって!
顔も名前も知らないの人なのに
きっと同じ思いを抱えてたんだなぁと妙な親しみを覚え、非常にロマンを感じました
オチで、先を越された主人公が参ったと苦笑するとこも良きです >>521
使用お題→『変身ヒーロー』『違和感』『身分違い』『侠客』『gifアニメ』
【ループ】(1/2)
「さあ来い、豚野郎。この俺が相手だ!」
そうだ。この人は。私の白馬の王子様。
彼と私の秘密。だってそれは、身分違いの――――
*
輝くネオン。流れるテキスト。繰り返すサイネージ。
踊るアニメーション。変身するヒーロー。倒されるモンスター。
ループする世界。
「おい、ねーちゃん! なーに突っ立てんだ……ブヒ」
私の前に、酔っ払いの豚が三匹。まだ早い時間なのに……煩わしい。
「彼氏と待ち合わせかー? それとも客でも待ってんのかー? ブヒ」
「おいおい、あんま困らせんなって。悪いね、お嬢さん。こいつ仕事で失敗しちゃってさー……ブヒ」
「いやいや、お前紳士ぶったって駄目だぜ。めっちゃ引かれてんじゃん……ブヒ」
「おい! ねーちゃん! ウサギのねーちゃん! なんとか……言ったら……どーなんだ……ブヒ」
「だから困らせんなって。しょーがねーなー……ブヒ」
「ははっ、彼女マジで嫌がってら。ごめんねー、酔っ払いとエロ紳士が迷惑かけて……ブヒ」
最低。なんなのこいつら。豚の漫才なんて見たくない。
続く掛け合い。無駄な時間。早くどっか行って。
「あー……決めた! ねーちゃん! 俺らと飲もう……ブヒ」
「あーあ。なあ、お嬢さん。こいつ決めたら頑固なんだ。付き合ってくれたら……ブヒ」
「いやいや、そりゃねーだろ。なぁ……って、おぉ!」
やっと来た。振り向けば大きな影。私の待ち人。
「すまん、待たせたか。そいつらは誰だ」
「ええ、待ちましたよ。待たされ過ぎて、この人たちと飲みにでも行こうかと」
「……それは困る。今夜は俺が先約だ」
*
この男、本名は分からない。最初の来店から一年以上。
「じゃあ行きましょうか……シマタローさん?」
サイネージを見上げる彼。電子看板の映像は、さっきと変わらない。
「……ああ、すまん」
「ちょっと似てますよね。シマタローさんと、あのヒーロー」
「……俺はあんなに白くない」
「そうですね。でも、しま模様がなければ……そっくりですよ、ほんと」
広い肩をすくめる、大きな彼。
「それに、女の子のピンチに駆け付けてくれたり? 本当にヒーローみたい」
「下らん。どうした、いつになく口が回るじゃないか」
そうだね。それは分かってる。
「別に。静かなウサギだって、おしゃべりになることもありますよ」
「あんなのはまやかしだ。馬鹿馬鹿しい」
「馬だけに?」
「ははっ……本当にどうした。だが、そうだな。馬だけに」 【ループ】(2/2)
あなたはだあれ。
『ただのチンピラ、風来坊さ。シマシマウマのシマタロー』
馬鹿馬鹿しい。馬だけに。堅気じゃないのは分かるけど、あなたは普通の人じゃない。
『ショーグン? ミカド? くそだ、あんなやつら』
そのしま模様。前来た時と違うよね。
『そうか? よく見ているな。誰にも言うんじゃないぞ』
この間の、あなたと一緒に来た羊のおじいさん。あの人は元気?
『元気なんてもんじゃない。うるさくてかなわん』
あなた、実はお金持ちでしょ。
『どうだかな』
ねえ、知ってる? 減色された世界で、変わらないもの。
白と黒の、違和感の固まり。
*
食事を終えて店へと向かう。
「あー、あのサラダ、おいしかったなー」
「そうだな。だが俺には少し柔らかかった」
「じゃあ今度はもっと、シマタローさん好みのお店を調べておきますね」
そこで彼の足が止まる。
「どうしたんですか?」
彼は黙って前を見る。
「ブヒ……ブヒ……」
さっきの酔っ払いがいた。身じろぎもせず立っている。仲間二人が話し掛けている。それにも反応しない。
「メタモ・バーストだ。お前は隠れてろ」
「ブヒイィィィイイイー!」
ただの豚だったものが、巨大な野獣に変化する。テレビでは何度か見たけど、現実では初めて見た。
「逃げろ!」
「シマタローさん!」
この人を置いて逃げる? どうする? 野獣がこちらを向く。
「ちっ、もう逃げられない。……いいか、誰にも言うんじゃないぞ」
そう言う彼の体が、白く光り始める。しま模様が消える。
「さあ来い、豚野郎。この俺が相手だ!」
そうだ。この人は。私の白馬の王子様。
彼と私の秘密。だってそれは、身分違いの―――― 正直、つまんない
それより、次のお題はまだですか? 前回、『gifアニメ』ぶっ込んだやつ
ちっとは考えろや 進行さん来ませんね・・・
モチベ低下してたのは気付いてたけど、色々と甘えてしまった
とりあえず代理で進行します お題→『変身ヒーロー』『違和感』『身分違い』『侠客』『gifアニメ』締切
【参加作品一覧】
>>529【孤独】
>>548【趣味暮らし】
>>552【ループ】 ☆お題→『ヒッチハイク』『形骸』『新メニュー』『ドローン』『チート能力』
☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
☆締め切り→3/31の22時まで
☆平行して前回お題作品について投票を行います→安価もしくはタイトルで一人一票までレスしてください。
作品一覧は>>558より。
【見逃し防止のため、作品投稿、投票の際はこのレスに安価してください】 一応トリ付けておきます
とりあえず今日はおやすみなさいです ごめんなさい。ここのところ忙しく、時間通りに出てくるのが難しくて遅くなってしまいました
申し訳ないので、三代目さん募集します…… 443 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2019/03/23(土) 10:44:31.98 ID:e9H9MPMN
お題、安価スレ建てたの自分だけど、頓挫したと思ってしばらく見てなかったら知らないうちにすごく有能な進行さんが勧めてた
この違いは何だろうなぁ
初代が褒めてたのに
でも、無理する必要ないよな >>551
感想有り難うございます
gif周りが分かり辛かったですね、すみません力不足ですorz
簡単に説明すると、個人でアニメーションを行う環境としては、セル画の個人作成の時代>gifアニメーションの時代>アニメ作成ソフトの出現、と言う段階を踏んでいます
当然ですが、後の時代の方が作成環境は楽になっています
主人公はアニメ作成ソフトを発見し、やってみようと思ったのですが、gifアニメの製作者は、それより面倒な手順でなければ創れなかった次期から試行錯誤してやっていた……と言う事に成る訳です
なので、主人公の心境としては“自分と同じ事を自分以上の熱意をもってやられていた”と言う事で、感服した……と言った所になります
お話の中で説明出きれば良かったのですが、完全にてから不足でした >>548
さていよいよ最終回となるのか短編スレ! 前回お題、548氏が全選択して感慨ものにトライアル、連鎖してゆけクリエイティビティ!
さあ、『gifアニメ』を鑑賞する語り手が、ある『変身ヒーロー』の二次創作について語っていく模様〜、CVは作成者本人というガチなやつ、
中身は敵青幇(『侠客』集団)をバッタバッタとなぎ倒すMAD動画…、ではなく、敵女幹部とレッドが恋仲になってモヤモヤする『身分違い』の半恋愛ものだァw
もともとはご都合主義の円満解決だったのだが、二次創作は敵女幹部が二転三転するリアルテイスト〜、作者は子供心の『違和感』を技術力で解消し、完成度を高めたようだw
作品がスキであればこそ、描かれぬシーンへの情熱と補完はとめどなく膨らんでやまぬもの〜、二次創作すなわち受け取る側の創作が、作品世界を大きくしていく、ラストは語り手自身が情熱を受け取る継承ENDで、548氏・全選択クリア!
>>552
新しい感じだな、552氏は前回お題を少女漫画風のアニマルものにまとめてきた、サラブレットスイーツ・スイーツ!
さあ、舞台は減色された『gifアニメ』世界か〜、文字通り白馬の王子様に『身分違い』の憧れを抱くウサギが登場、酔客となった豚に絡まれている模様〜、
そこで「今夜は俺が先約だ」と、女子を蕩かすキメ台詞とともに現れたのは、減色世界で白と黒の『違和感』の固まり、シマウマのシマタローなる、『侠客』っぽい馬系のひと!
そのしま模様、前来た時と違うよねと、女子の観察眼が光る中〜、馬鹿馬鹿しい馬だけに、なるダジャレが繰り返される、そのネタどんだけ好きよw
って感じでラスト〜、野獣になってしまった豚をとっちめるため、『変身ヒーロー』=白馬現れ、やっぱりと、ウサギの目が輝いたァ! 全編が甘くとろける女子目線、552氏の全選択クリアは素敵シロップまぶしたったENDーw 進行変える流れがほぼ1代目の時と同じだな
器の小さい奴がいるんだな おそようございます
>>554
そんな直球でつまらんとだけ言われても困るー
ともかく感想・・・だよね? ありがとうございます
>>575
感想ありがとうございます!
ダジャレは・・・ひつじのしつじ・・・ 『gifアニメ』なんですけど
>>529さんのだと、ちょっと変かなとは思ったんですが
動画から面白GIFアニメ作るアプリ、とかは想像できますね
>>548さんのは、多分548さんは知ってると思いますけど
昔の長尺GIFアニメ・・・のんちゃんとか
当然だが無音
あと『侠客』は、>>529さんのを受けて、中国マフィアもありかなぁとは思っていましたが
急に『青幇』とか言い出すwところに特撮っぽさが感じられて、面白いと思いました >>552
繰り返しとお約束の世界ですね
白馬の王子はヒーローで乙女の憧れw
下らない現実も、憧れの人がいれば夢想の世界
と言う訳ですね
>>575
感想、有り難うございます
実際に一分程度のアニメーションを作るのでも、結構気力を持っていかれますorz
30分アニメでも、創れる人は、凄いと思いますね >>578
感想有り難うございます
特撮って、割りと唐突に物語が展開しますよねw >>579
感想ありがとうございます
ウサコさんが月に代わって必殺仕置人ENDも考えたのですが、書き切れませんでした>< それで連投すみません、進行の件ですが
二代目さん続投ならその方がいいのですが
一年以上頑張ってくださったので交代もありだと思います
立候補してもよろしいでしょうか 二代目さんが続けたいと思ってくれてるなら続投でもいいかなとは思うけども
まったり続けてるスレだから多少時間が前後しても問題ないし、なんだったら締め切り時間を変更することだってできるし
ただ私生活の忙しさでここが負担になってるなら交代したほうがいいのかかもね
>>582
OKです 529です。
>>548
細かい描写や設定にアレの方がいいこれの方が好きと色々考えちゃうんですよねw
考えてるうちに全然別の話やヒーローになってそれで遊んだり、特撮ヒーローを見ていた子供の頃を思い出しました。
>>552
戦隊やライダーとはまた違うヒーローですね。
動物擬人化モノとヒーローを掛け合わせるとは私には全く無い発想です。
作風全然違いますがゼブラーマンとなぜかエビボクサーを思い出しましたw
>>547
>>554
感想ありがとうございます。
うーん、手厳C
>>578
書く前にググった感じだとgif形式の動画なら実写、絵、CG問わずgifアニメーションのはず…?
間違ってたらすみません。
因みに侠客もよく意味を知らず、ググって初めて知りましたw >>585
感想有り難うございます
そう言う物のオリジナル設定を考えるのも楽しいですよねw
特にラ○ダーなんかは >>585
感想ありがとうございます
えびはともかくwネタかぶりktkr
言われてググりましたが、ゼブラーマンあったなぁ
シマウマって象徴的なので、掘り下げたら面白そうです
gifは、それgifやないmp4や、という点です
しかしよく考えると、4chanやredditの世界観なら、mp4でもwebmでもgifかも知れない >>582
確認が遅くなってすみません。もし宜しければ都合のいいタイミングからお願いしてもかまいませんか? あっ、了解です
今回からでも大丈夫ですが、どうしましょうか >>567
使用お題→『ヒッチハイク』『形骸』『新メニュー』『ドローン』『チート能力』
【ドラゴン狩り】(1/3)
最弱チート勇者ユウヤは、進退窮まっていた。
「客が……客が来ねぇ……。借金も返せねぇ。ちくわすら持ってねぇ」
「暇でしゅー。閑古鳥でしゅ」
異世界に召喚され、魔王の形骸をデコピン一発で打ち倒した。
その功績をたたえられ、言われるままに借金をして、日本食レストランを開業した。
最初は良かった。なろーしゅ補正……物珍しさもあって、どんどん客が入った。
しかし半年後の今。都内は日本食の店だらけになり、素人の料理など見向きもされない。
ブクマは剥がれ、PVは減り……ではなく、某ログにおける評価……でもなく、とにかく物理的に誰も来なくなった。
「どうする……どうしたらいい……」
「ざまぁでしゅー。悪役令嬢でしゅー」
憎まれ口を叩くのは、不思議幼女ちーちゃん。魂魄のみになってなお実体を持つ、元魔王その人である。
「魔王をいじめた勇者にー、因果応報でしゅー」
「うるせぇよ役立たず。追い出すぞ無駄飯食らい」
「おーこわでしゅ。いたいけな幼女に八つ当たりでしゅー」
勇者は弱かった。しかし彼にはチート能力があった。
魔王も弱かった。だが彼女にもチート能力があった。
だから彼女を倒すには、勇者の力が必要だった。
「だから言ったでしゅー。ちーちゃんと結婚したらー、世界の半分をやるって言ったでしゅー」
魔王を倒せるのは勇者だけ。逆もまたしかり。この二人が手を組めば、世界征服も夢ではない、と。
「馬鹿な男でしゅー。婚約破棄でしゅー」
「馬鹿はそっちだ置物魔王。婚約した覚えもねぇよ」
魔王は無力な存在だった。それでも魔王は倒されねばならない。
「置物じゃないでしゅー。彫像もかくやの美少女だったでしゅー」
ともかく勇者は召喚され、力なき魔王を倒し、勇者自身も不要とされたのだ。 【ドラゴン狩り】(2/3)
数日後。今日も客は来ない。
「おい、出掛けるぞイカっぱら」
「どこに行くでしゅ? 面倒でしゅー」
「国立公園だ」
ナニヲ王国の首都、ナニヲグラード。そこから車で一時間の距離にある、ナニヲ国立公園。
「行って何するでしゅ? あの断崖絶壁から飛び降り自殺するでしゅ?」
「するかばーか。新メニューだ。新メニューを開発する」
「話が見えないでしゅ。死体が行方不明でしゅ」
「行ってドラゴンを狩る。そして新メニュー、ドラゴンのステーキを売り出す!」
自信満々に言い切る最弱勇者。彼はドラゴンより弱い。あと国立公園での狩りは禁止である。
「なるほどでしゅ。ドラゴンに狩られて、自然にかえるでしゅー」
*
交通費も出せない金欠勇者パーティー。行きはヒッチハイクである。
事案発生の危機もあったが、最後は親切なおじさんが軽トラで送ってくれた。
「気を付けるだよ。今はなぁ、スマーフが大量発生しとるからなぁ」
青い肌のノームみたいなやつ……ではない。低レベル垢で初心者を狩る不届き者である。
「特にハイシンシャには気を付けるだ。そのスマーフがハイシンシャだったらば、おめがだ二度と……」
*
「ふははっ! 弱い弱い! お前ら弱いなぁ!」
「なっ、なぜ攻撃が当たらないマフ! チートだマフ!」
「そうさ、チートさ。チート勇者様のお通りだぜぇぇぇ!」
ここは国立公園の中を適当に進んだ場所である。一応説明しておくと、アメリカの国立公園的な、ちょっと乾燥したアレである。
「はーでしゅ。あきれたでしゅ。この世の地獄でしゅ」
スマーフ相手にイキり散らすチーター。控え目に言っても最低である。
「おい、チート野郎。この俺が相手だマフ!」
強大な闘気を放つ一匹が進み出る、が。
「ふっ、雑魚め。包囲、キンキンキンキン、殲滅!」 ありがとうございます。では今回の締めだけ行いたいと思います。 【ドラゴン狩り】(3/3)
国立公園の最奥に到着した。
「高いな」
「高いでしゅ。それで、どうやって狩るでしゅ?」
岩山の頂にドラゴンの巣がある。肝心のドラゴンは留守のようだ。
「これだ……ドローン〜!(水○わさびの声で)」
「えぇ……」
「スレの過去作からパクってくる程度の能力だ」
「内輪ネタみたいなのは関心しないでしゅ」
「ちなみに、このドローンも借り物だ。このツメを見てくれ。これを使って、クレーンゲームの要領で、巣から卵を釣り上げる」
「えぇ……」
「卵から育てて肉にして、最後はステーキって寸法だ。素敵だろう?」
「……頭が痛くなってきたでしゅ」
*
ともかく勇者はドローンを飛ばす。
「うーん。案外難しいぞこれ」
「あっ、ドラゴンでしゅ」
見上げれば青空に巨大な影。ドローンも勇者たちも、上空から丸見えである。
「まずいな。撤退だ」
「あー、駄目でしゅ。ブレス動作に入ってるでしゅ」
周囲に物陰はない。逃げることはおろか、身を隠すこともできない。
「初手ブレスかよ。だがこっちは攻撃無効だぜ」
巣に着地するドラゴン。勇者たちは完全にロックオンされている。ドラゴンの口が開かれ――――
――――なかった。代わりに。
鼻息。
ドラゴンの鼻息。
それは突風。
ドローンも、勇者も、不思議幼女も。
「おおおお!」「ななななでしゅー!」
漫画のように吹き飛ばされたのだった。
*
それでも勇者たちは生きていた。神様仏様チート様である。
「やれやれ。ドローンがバラバラだ」
「やれやれでしゅ……んん?」
二人が飛ばされた先。そこで目に留まった、とある植物。
「こっ……これは……」
*
「ふははっ! 今日も大もうけだぜ!」
「さすご……げふんげふん。大もうけでしゅ!」
発見された植物、ナニヲナス。新メニュー、ナニヲナスの天ぷら。
国立公園から勝手に持ち出した苗により、勇者の店は救われた。
だが彼らはまだ知らない。都内が天ぷら屋だらけになる未来を……。 作品の間にレスを挟んでしまった……申し訳ない
まだ投稿お済みでない方、完成済みであれば待ちます いえいえ、こちらのタイミングが悪かったです
すみません>< お題『ヒッチハイク』『形骸』『新メニュー』『ドローン』『チート能力』締切
【参加作品一覧】
>>590【ドラゴン狩り】 問題なさそうであれば、これで名無しに戻ろうと思います。ありがとうございました。三代目さん、よろしくお願いします! ちょっとバタバタしちゃってますが・・・任されました!
生活が落ち着きましたら、作者として、ひょっとしたら四代目としてw顔を出して頂ければと思います ☆お題→『世代交代』『ありがとう』『梅林公園』『最終決戦』『さいころ』
☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
☆締め切り→4/7の22時まで
☆平行して前回お題作品について投票を行います→安価もしくはタイトルで一人一票までレスしてください。
作品一覧は>>597より。
【見逃し防止のため、作品投稿、投票の際はこのレスに安価してください】 ごめんなさい。自分の場合は手が遅いだけです
特に今週は打ち合わせと残業が重なって、殆ど進めませんでしたorz ごめんよ・・・単に筆が遅いんだ
今回は少しタイミングを見てたんですが、土日で執筆→どうしても・・・ >>608おつかれさまです><
年度替わりで忙しい方も多いと思います
それでも作品は募集してます!ので、気が向いた方は投稿お願いしますー なろうの方の連載でぎりぎりで、最近はこっちで書く余裕がないなぁ…… >>598
一番大事なことを>>599で言い忘れてましたよ・・・
二代目進行さん、ありがとうございました
二代目進行さんにはスレ2の途中、2018/02/25から、これまでご担当頂きました >>611
そうなりますよね・・・
まぁ、お題を眺めて気に掛けて頂ければ、ふと書く気になるかもです >>598
二代目進行氏、おつかれさま
忙しいのにありがとう
いつも冷静な仕切りをしていてかっこよかったぜ
なのに油断するとお茶目なキャラクターが垣間見える瞬間があってかわいかったw
いい仕切りでした、これからは名無し同士だ
ラストお題「ありがとう」いいね!
引き続き一緒に遊ぼう
>>613
三代目進行氏、よろしくお願いします!
タイムスケジュールは自分の都合のいいところがあったら変えてくれ
お題ルールも好みで決める権利があるし
まーお気楽が第一、まったりいこうw >>590
くしくも平成終結とリンクしたスレ継承の儀、書き手が書き手を継いでゆく、次代の魂を担うは三代目進行氏こと590氏、よろしく、本人による前回お題全選択、三代目Jソウル進行氏の冒険!
さあ、攻撃当たらぬ『チート能力』を持つ勇者が平和に向けたデコピン一発〜、魔王といえど最初から『形骸』のようなモノ、デコピンで勇者の魂魄ペット状態となった、少女ちーちゃん! (聞き覚えありw
平和な世界で勇者が日本食の店をオープンするも、競合にもまれ、閑古鳥でちくわも持てぬ有様になるw さらに『新メニュー』ドラゴンステーキを開発すべく、ちーちゃん連れて『ヒッチハイク』アンド国立公園で無双するが、
ドラゴンエッグを『ドローン』でゲットする計画はドラ息によっておじゃんとなるw ラストは天ぷら屋を開業するがまた真似されちゃうオチでEND、全選択をこなしつつ、過去スレネタをあちこちにつっ込んできた三代目〜、
ちくわ、水○わさび、(きっと)クラーケンちゃんなどなど懐かしネタを満載し、自らの名刺代わりに記念の号砲を爽快にぶっぱなしたァ! 世代の継承を飾る、満漢全席クリアが決まり、今後ともよろしく〜って感じで自己紹介だw >>615
感想ありがとうございますw
正直ちょっと攻め過ぎかと思いまして、投稿するか迷ったのですが・・・
今後ともよろしくお願いします! >>590
守るべきは知的財産権でしたね
ドローンの技術だけでも革命的な気もしますが、和食チートもテンプレですよねw
二代目進行さん、今まで有り難うございました 突っ込み待ち
>>606
使用お題:『世代交代』『ありがとう』『梅林公園』『最終決戦』『さいころ』
【負けられない戦い】
梅林公園の世代交代を賭けた戦いは、最終局面を迎えていた。
第一勝負『ホルヌッセン』、第二勝負『三目並べ』を互角の戦いで征し、勝負は最終決戦『ダイスタワー』で着く事になったのである。
「ババア! 今日こそ引導渡したるさかいな!!」
「はっ、ガキんちょが、いっちょ前に吠えよるわ!!」
公平を期す為に、二人はさいころを同時に落とす。
ダイスタワー内でランダムに弾かれたさいころは、間も待たずに下から転がり出てきた。
「くっ!」
「よっしゃあ!!」
僅差であった。妖怪“いちたりない”は先代の頭上に降り立ってしまったのだ。
「うちの勝ちやね?」
「ちっ、しゃあない。勝負は勝負や」
ダイスタワー勝負で負けた先代は今日で引退となる。
次代を背負った少女は……
「バアちゃん、今までありがとな」
そう呟いて、彼女の背を見送ったのだった。 >>618
感想ありがとうございます
恥も外聞もない、借り物とパクリのお話でしたw
ところで色々なアレの続き・・・(チラッチラッ
>>619
ダイスタワーすげぇ ところで全選択が普通になってますが、お題1つからおkですので(ですよね?)
短いのも長いのも募集しております >>620
感想有り難うございます
世界には人の想像もつかない物が多々ありますよねw >>619
日本中が新元号でてんやわんやの大騒ぎだが、短編スレは一足先にしっとり引継ぎを終え、新体制がウォームアップ〜、619氏はやいな、全選択でテーマは継承! 魅惑のネクストシーズンへGO!
さあ、舞台は『梅林公園』で、謎のゲーム勝負に興じる老女(?)と少女がホルヌッセン、三目並べを互角の内容で渡り合い、『最終決戦』はダイスタワーで決めようと、険悪なムードで向きあった模様〜、
ダイスタワー、つまりカ○ジ的な『さいころ』イカサマを防ぐ仕掛けを使い、どうやら『世代交代』を賭けたバトルに臨む二人〜、しかしこれ、何を賭けているのかw
で、うん、妖怪“いちたりない”が舞い降りたァ!? えーとつまり、サイコロの目が足りず老女敗北ねw 引退きまり去っていく老女の背中ァ、次代を引き継ぐ任を帯び、敵意をほどいた少女がそっと囁く「今まで『ありがと』な」、
なんだか心温まる感じの全選択クリア! っていったいナニを賭けていたんだよ619氏って、ツッコミはこれでいいのかw 新旧あらため創世記〜、短編が短編を紡ぐスレッドに向けた作者のボケ・プレゼントEND! >>623
感想、有り難うございます
思い付く限りの“ツッコミ所”を用意しましたw 作品も感想もありがとう・・・
それで・・・今後の進行についてです
まずは投票について、今回のお題から廃止します
維持したい気持ちはあるのですが、誰も投票しないので・・・
スケジュールや出題方法について、現スレの間は現状維持とします
ご意見ご要望は随時受け付けます そして、現スレも残り少なくなりました
最後は前スレに倣って作品一覧で埋めます
ですがその前に、供養期間を設けたいと思います
現スレのお題作品で、投稿できなかったものを受け付ける企画です
(ただし供養自体は随時受け付けています)
進行自身は2作品、約6KBの手持ちがあります(つまり公私混同企画です)
参加したいという方、事前に宣言して頂けると助かります
こんな感じで、ぼちぼち進めていきます
引き続きよろしくお願いします >>625
新規参入したいと思ってこのスレをちょっと前からロムってるんですけど、
前スレ等には書いているかもしれないけど、このスレでは特に書いていないお約束などがたくさんあるようにみえます
投票ってのもこのスレを見ただけではよくわかりませんし、
お題は全選択しなければいけないのかなと思ってたら
>>621みたいなことが唐突に書いてますし
一番最初のスレから全部読んで流れをきっちり把握してからでないと参加資格がないってわけではないのなら、
定期的にお約束的なものをまとめてもらえないでしょうか >>627
もしかしてと思って>>621を書いたのですが、確かに唐突でした、すみません
次回からは出題レスに明記します
実は進行自身も新参なのですが・・・
形式を(締め切りも><)守ること、R18は禁止
決まっているのはこれくらいです
締め切りや出題形式は、今は1週間で安価5つですが、過去には色々ありました
投票は・・・感想を書くのは大変なので、せめて人気投票、みたいな話でした
他にはー
・感想や感想返しは義務ではないです
・毎回感想を書いてくださる方は、競馬実況みたいなので通称競馬さんです
・発足当初からほぼ皆勤賞と思われる作者様がいらっしゃいます
・辛口の批評など禁止ではないですが、歓迎されない雰囲気です
こんなところだと思いますが、、取り急ぎ お題は最低1個使っていれば問題ないけど、全選択を選ぶ人が多いだけだね(自分含む) >>628
スレの雰囲気とかは長いからとりあえず全部テンプレに書いといて(なんなら投稿フォーマットの例とかも)、
出題レスにはテンプレ参照するよう書くだけでいいんじゃない? >>630
さすがに全部書いたりはしないですがw、テンプレの改訂は必要そうですね >>606
使用お題:『世代交代』『ありがとう』『梅林公園』『最終決戦』『さいころ』
【足下の人々】
地球の命運を賭けた最終決戦は、意外な事に日本の1地方都市にて行われていた。
異次元からの侵略者である『ワルイジャス軍団』が、自分達に対する地球側の対抗手段である巨大ロボ、『ゴージャイン』の秘密基地に襲撃をかけた事がその理由ではある。
だがそもそも、秘密基地が地方都市にあった理由は、こう言う“万が一”の時、首都圏の都市機能か失われないようにする……と言う目的もあったからだ。
ワルイジャスは、その正体である醜悪な巨体を顕にし、基地を襲撃したワルイジャスによって破壊された、ゴージャインの戦闘データの蓄積を生かし新造された次世代機、『ゴージャイン・ウラヌ』も世代交代を果たして対峙していた。
激突する二つの巨体を見下ろす小高い山の広場に、避難を余儀なくされた住民達は肩を寄せあっていた。周囲には量産型ゴージャイン、『ゴーギガン』が配備されている。
「刀祢……」
そんな中、ゴージャイン・ウラヌのパイロットの少年の名を呟く少女が一人。
その顔は彼を心配すると言うよりも、彼に対する苛立たしさを感じさせるものだった。
幼い頃からの知り合いで、誰よりも彼の性格を知っているが故の表情。おおよそ、彼がこのシュチュエーションに酔っているであろう事を正確に見抜いているが故の顔だった。
おそらくゴージャイン・ウラヌの能力であるなら、もっと人の居ない場所へとワルイジャスを移動させる事も出来るだろう。
だがそれをせず街中で戦闘を行っているのは、偏に彼が“自分の活躍を人々に見せつけたい”が為であると、彼女は気が付いて居た。
悲し気に少女が眉根を寄せる。
自分達の故郷が、その思い出が、その足元で破壊されていると言う事に、破壊していると言う事に彼は気が付かないのだろうか? そう思う。
今も、幼い頃に通っていた駄菓子屋が潰された。通学路と成って居た梅林公園が焼き払われた。
蓄積された戦闘データが本物であるなら、本当に神がサイコロを振らないのであるなら、この戦闘の結末は、おそらくゴージャイン・ウラヌの勝利で終わるだろう。
だが……
「私は、アナタに『ありがとう』なんて言わない」
そう呟き、少女は口元をキュっと噤んだ。 >>606
使用お題→『世代交代』『ありがとう』『梅林公園』『最終決戦』『さいころ』
【町長選挙】
町長選挙の季節がやってきた。
長きにわたり街を牛耳り、街への貢献は大であるものの、思考は硬直し、老害と化した現職に、世代交代を掲げた新進気鋭の若手が挑む。
が、現職の地盤は強固であり、魔王と称されるのは伊達ではない。
圧倒的な組織票に対抗するため、新人は、浮動票を取り込むことに全力を挙げ、想定以上の大きな手応えを感じていた。
そして、選挙の流れを決める最終決戦の場として、毎回選挙のたびに設定されている公開討論会の日がくる。
会場は、今まさに満開の梅が咲き誇る梅林公園の中央広場である。
「今までずっと町を支えてきてありがとうございます。ですが、あなたの時代はもう終わりです、世代交代の時間だ!」
新人が吠え、現職も堂々と迎え撃つ、白熱したやりとりが始まった。
だが。
「先輩、どっちに入れます?」
「そうだなあ、政策はどっちも似たり寄ったりだし、さいころでも振って決めるか?」
街の大多数を占めるのは、どちらでも大して変わらないだろうと考える人間であることを両候補は知らない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています