「手術を行う医者は手や器具を消毒するべきである」
という、この異端ともいうべき革新的思想が現れたのは19世紀中盤で
広く受け入れられたのは、なんと20世紀初頭

パスツールが最近の存在を証明し、無菌状態では腐敗が発生しないということを証明したにも関わらず
医療器具を清潔にし、滅菌しようと思った人間はいなかったんだね。後知恵的に考えるとおどろくべきことに。


庶民には手を洗うという概念がなかった、どころか医者でさえろくに手を洗わなかった
というのが現実の西洋医学の歴史だったりするんだよな
それどころか、血と膿でかたまったエプロンが名医のシンボルだったりw

考え方次第だけれど、手を洗い、傷口を洗う分だけ、20世紀以前なら日本の医者の方が
格段にマシだとも言えるw
解剖学的知見は西洋医学のほうがあったとはいえ、開腹して盲腸を切り取る、という手術でさえ
まともに出来るようになったのも20世紀だから、西洋の外科医のお世話になるのは
基本的にハイリスクローリターンもいいところだしな