【タイトル】
カメラを止めろ! 白峰学園ヒーロー部

【あらすじ】
平凡な学生、田中誠はスマホゲームを切っ掛けに憧れの生徒会長、白峰怜香と親しくなる

だがある朝、誠は目覚めると女性の体になっていた
学園に向かうとそこには男体化した怜香が居た

怜香は性別が変わっただけでなく、ヒーローと呼べるだけの戦闘力を手にしており、誠を狙う謎の敵を撃退する

怜香に守られる日々を過ごす誠の前にある人物が現れて事の真相を説明する

「これは未来のテレビ番組なんだ 君達の戦いは撮影していた 視聴者は大喜びだよ」

誠に真相を伝えたのは番組を面白くする為に動くサクラになって欲しいという要請の為だった

「お前に俺達を玩具にして弄ぶ権利はない 世界を元に戻せ カメラを止めろ」とテレビ局員に抗議する主人公だが、

「この時代にも過去の偉人や英雄を女体化して戦わせるゲームがある あれは玩具にしていると言えるのではないか? 君もプレイしていた 君に番組を非難する資格があるのか」と反論されてしまう

真相を知ったところでどうすることも出来ず、未来のテレビ局が描いた進行表通りに動かざるを得ない誠。だが、裏をかいてこの状況を打開する為の方法を考える

…その反意すらも台本通りなのではという疑念を抱きながら…

「数千万という視聴者が番組を楽しみに待っている……怜香も君を守る日々に充実感を得ている…それを君一人の正義で台無しにする気なのか? ドラマチックな学園バトルものよりも陳腐な学園ドラマを望むのか?」

「そうだ…カメラを止めろ!」

【指摘観点】
放送の倫理、多数派の正義と少数派の権利、過去の英雄を好き勝手に扱うことへの批判、というテーマを描くならばもっとこうした方がいいという意見が欲しいです