>>771
「偶然魔剣を手に入れた」の後に「魔剣を借りることを条件に」があって状況がよくわからん

この作品の構成はどちらかというと異世界転生もの。不遇だった人が幸運にも力を得て再評価される
ウェポンマスターは関係なく、再評価される要因は「魔剣を扱える」事のみ
だって全ての武器を扱えるのに魔「剣」だけってアドバンテージにならないじゃん
これなら本来魔剣を扱える勇者は「魔剣以外扱えない」とかにしないと強みがないよね

あと追放ざまぁもの初心者がよくやるけど、追放されてから努力してざまぁしても「じゃあ何で追放される前に努力しなかったの?」ってなっちゃうよ
「ウェポンマスターなのに魔剣のことを知らなかった」なんて構造にするよりも、「知ってたけど理由があって手に入らなかった」みたいにした方がいいと思うな
「高額な魔剣を買うために金を稼いでたけど冒険との両立は厳しくて、即戦力を望むパーティーに追放された」とか、「魔剣は危険だから勇者しか所持が認められておらず、貸し出してくれる者がいなかった」とかね

追放ざまぁの何がウケてるのかというのを現実に当てはめて考えると
「みんなやってる当たり前の事だけど頑張って働いてる」「それでも褒められたい、評価されたい」「職場を変えれば正当にやった分だけ評価されるのかな」
「でも転職するのはリスクが伴うし、自分からはできない」「今の職場をクビになったら探してみようかな」「でも良い職場が見つかる保証がある訳じゃないし」
っていう現実の鬱憤を小説内で晴らせるからだと個人的に思ってる

ここでの「魔剣を手に入れた」に相当する事は、「宝くじの一等が当たった」ようなもので、決して自分の仕事が評価されてるわけではないの
「宝くじが当たる自分」は主人公でなくとも良かった。「魔剣を手に入れるウェポンマスター」は主人公じゃなくても良かった

「魔剣を手に入れるウェポンマスター」が主人公じゃなければいけない理由を考えよう
つまりは必ず主人公の内面に触れる必要性があるって事さ