そもそも間違ってるのが、フェチという特性で主人公の個性を強く出して読者の共感度を大きく下げた上で主人公が活躍しますみたいな構成にしてるところ

例えば本好きの下克上はプロローグの語りも含めて本栖麗乃という人物を際立たせて、この人物が転生先の世界で本を求めて東奔西走四苦八苦する物語。すなわち主人公≠読者の構図なのね
で、これも同様に≠読者の構図を最初に作ってる。ともなれば、イッセイという他人が活躍して成功をおさめていく様を横で指を咥えて見ててくれって話になっちゃってるのよ。当然読者は楽しくない

自分がその主人公になったつもりで楽しむのが「〜な件」「〜なんだけど」といった主観タイトル系の成り上がりものの醍醐味なんだから変に個性持たせて主人公と読者の間に距離をつくるのはNG
もし本好き方向に持っていくなら、実は漢字が〜とかそういういかにもな部分はバッサリやって文字フェチが見知らぬ文字を求めて旅立ちます的な展開の先バレのないあらすじタイトルにしなきゃ駄目