父王が、撤退戦のときに書物を優先的に避難させたことはわかっている。
そのとき王位についていたか(亡国の責任者か)は、不明。

>第一章15話

>壁一面が本棚。もともと、この部屋は父の書斎だった。
>今でこそ、人口千人の小国だが、領地を切り取られる前はそれなりに国力があり、そのときに集めた本。
>父は、知こそ力だと、勉強家であり金を惜しまず知識を集めようとした。逃げ延びながら、芸術品などよりもこちらを優先したほどだ。