安価・お題で短編小説を書こう!8
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安価お題で短編を書くスレです。
■お題について
現在、毎週日曜日の午後22時に前回のお題を締め切り、新しいお題を安価で決める方式を取っています。現時点での募集お題はスレ主によるレスを確認してください。
■投稿方法
使用お題と【】でタイトルを明記してください。決めていなければ【無題】でも可。
作品は3レス+予備1レス以内で。レスが2つ以上に別れる場合は分かりやすいよう番号を振ってください。
※R18は板ルールで禁止です。
■「小説家になろう」等への投稿について
同一内容を別サイトへと投稿する行為は認めています。
その際、権利者以外が5ch上から無断で転載したものと区別するため、出来る限り【当スレへ投稿する前に】投稿してください。
当スレへ投稿せず、別サイトへ投稿してリンクを貼るのも可。
リンク先のタグに『お題スレ投稿作品』を入れ、使用お題、タイトル、URLを書き込んでください。
※なろうのURLは規制されていますので、KASASAGIか俺Tueee.Net!のURLで代替してください。
■前スレ
安価・お題で短編小説を書こう!
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1508249417/
安価・お題で短編小説を書こう!2
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1511408862/
安価・お題で短編小説を書こう!3
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1522770910/
安価・お題で短編小説を書こう!4
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1529860332/
安価・お題で短編小説を書こう!5
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1541947897/
安価・お題で短編小説を書こう!6
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1557234006/
安価・お題で短編小説を書こう!7
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1572191206/ >>512
何やらロボットアニメ最終回、オープニング前の様な雰囲気ですね
はてさて、二人の間に何が起こるのか? >>512
今回は短め且つちょっと違った雰囲気に、気になる引きw
何気にシグレの一人称は初めてでしょうか >>513
>>514
感想ありがとうございます!
シンディとシグレの旅にどうやら終わりの時が迫ってきたようです
実はあと数話ほどで完結の予定です、2人の身に一体何が起きたというのか?乞うご期待!
楽しんでいただけてすっごく嬉しいです!
あ、あとシグレの一人称ですが初登場の時から「私」でございますw >>498
そんな頻繁にスレを見てなかったので…
言い方がきつくなってしまったのは悪かった >>515
ああー、すみません、一人称視点って意味でした
>>516
いえいえ
もちろん苦情はいつでも受け付けてますけど、終わってから言われてもねぇ、という >>517
一人称視点のことだったんですね、なるほど
一瞬、あれシグレの一人称ってちゃんと決めてなかったっけ?と困惑してしまいましたw
確かにシグレ視点で書いたのは今回が初めてですね >>496
お題:『大好き』『スイカ』『お題スレ』『レゾンデートル』『イーノック』
【初夏の縁側】
「アナタが大好き!! とてもとても大好きなの!!」
「ああ! 俺もキミの事が大好きだ!! 誰よりも大好きだ!!」
美奈絵と光輝はそう言って抱きしめ合った。
そうして次第に顔が近付き……
******
「ぶっひゃはははははははははははははははははははは!!!!!!」
アタシはスマホを片手に大爆笑をしていた。
いや、正面切って大好き合戦とか、ギャグにしかならないだろう。アタシ遠藤 立花は、弟の書いた“恋愛小説”を読みながら抱腹絶倒する。
何らかの伏線があってのこれならまだわかる。だけど、開始数行で『校舎裏』の『御神木』の下での初告白が“こう”なのだ。これを笑わずに居られようか?
それも、我が弟の作品と言うのがまた。
まぁ作品と言ったって、どこぞに投稿したとか、そう言う類の物では無い。彼がWeb上のプラットホームに書き溜めている作品を読んでいるのだが。
弟の宏はバレてないと思っているみたいだけど、この姉に掛かれば弟の秘密など丸裸の様な物だ。
まだまだ“子供”の分際でこの姉に秘密にしようなどと言うのが片腹痛い。
アイツがまだ一作も投稿できていない事も、5ch上の『お題スレ』に晒してみようとしながらも、怖気づいて『書き込む』ができないでいる事も、この姉はマルッとお見通しなのだ。
この世の真理として、弟は姉の玩具にされる事こそが、レゾンデートルだと知れ!!
そんな風にアタシが休日の午後を過ごしていると、外からカキンカキンと音が響く。
件の弟とお父さんだろう。
二人ともインドア派ではあるのだが、お父さんは特に色んな物に影響を受けやすい。大体が三日も経たずに坊主となり果てるのだが。
そんなお父さんに引っ張られて、宏は庭に連れ出されている訳だ。
窓から外を覗くと、お父さんが宏に千本ノックをやっている。どうやら、野球漫画にでも影響されたのかな?
それに付き合う宏も宏だが、アタシが見ている限り後逸は一つもなさそうだ。インドア派なのに、無駄に運動神経がいいよね。まったく無駄才能だけど。
また一つ、ギリギリのボールを飛びついて捕球した。
「よっナイス!! い―ノック!!」
「捕球じゃないのかよ!!」
アタシの声援に弟が文句を叫ぶ。
当たり前だ。宏を褒めたって一銭にも成らないけど、お父さんを褒めとけば、上機嫌になる。それはつまりアタシの臨時お小遣に直結してるのだから。
そんな風に庭を眺めていると、お母さんが出て来て手招きをする。
その手にはお盆が乗っていて、そこにはスイカが切ってあった。
早速アタシは階段を駆け下りると縁側に座る。お母さんが隣に座り、アタシはスイカをシャクシャクと食べ始めた。
セミの鳴き声が大分騒がしくなっている。
「夏本番ですなぁ」
「暑くなるわねぇ」
息を荒げ始めた我が家の男共を眺めながら、アタシとお母さんはスイカに齧りつきながら、そう言って笑ったのだった。 >>496
使用お題→『大好き』『スイカ』『お題スレ』『レゾンデートル』『イーノック』
【私信】(1/2)
僕はお題スレを開いて閉じた。
「誰かなんか面白いこと書かないかなぁ……」
お題を出してもらって短編小説を書く、匿名掲示板のスレッドだ。
率直に言って過疎っているが、僕は毎日見に来ている。
このスレが大好きだ、とか、これが僕のレゾンデートルだ、とか、そこまでは思っていないが、いつもなんとなく気になって、開いてしまうのだ。
ピンポーン
と、その時、玄関の呼び鈴が鳴る。誰だろう。宅配便か、近所の人か、何かの営業か宗教か。
「はい、お待たせしました」
「ドウモ、コンニチハ」
「あっ、イーノックさん。どうも、こんにちは」
隣の家のイーノックさんだった。彼はイギリス人だ。グレーの瞳に高い鼻、僕より少しだけ年上の彼は、なんだか僕の、会ったことのない兄を思わせる。
「コレ、家庭菜園デ作ッタ、スイカ、デース。食ベテクダサーイ」
「おおっ、ありがとうございます。随分大きいですね」
「デッカクナッチャッタ、デース」
両手で抱えられるかどうか、その大きさに僕がまごついていると、イーノックさんが、試しに持ってみろ、という風にスイカを差し出してくる。
縦にはっきりと模様の入った、緑色の、大きなスイカ。
僕は、それを受け取ろうと、両腕を伸ばす。
「ソンナ筋肉デ大丈夫カ?」
そんなことをイーノックさんが言ってくる。彼はこのネタが大好きなのだ。
「大丈夫だ。問題ない」
「ウム。ハイ、ドウゾ」
「はい……うおっ、おもっ!」
見た目通りの重さ、これは大丈夫だろうか。イーノックさんの顔がスイカの陰に隠れてしまう。
「確カニ渡シマシタ。デハ、マタ」
そう言ってイーノックさんは帰ってしまった。僕はスイカの重さで身動きが取れない。
「どーすんだこれ…………んん?」
僕が一人で途方に暮れていると、不意に、腕の中の重さがなくなった。
「あれっ? イーノックさん?」
僕を助けるために戻ってきてくれたのだろうか。そう思って、スイカの向こうに目をやるが。
「はっ? えっ?」
そこには誰もいなかった。そしてスイカはそれ自体で、空中に。
「……うっ、浮いてる!?」
*
僕の目の前、玄関に、スイカが浮かんでいる。意味不明な光景だ。
上下左右から眺める。どんなトリックなのか分からないが、確かに浮いている。
「どーなってんだ……」
なすすべなく眺めていると、突然、スイカの表面に切れ目が入る。水平に一直線、緑色の球体が、上下二つの半球に分かたれる。
おお、と思って見ていると、その二つが、それぞれ上下にスライドする。ゆっくりと広がる、緑色に挟まれた空間。その中で、何かがくねくねと動いている……。
「……サ○エさん!? じゃない、イーノックさん……?」
それは小さな人間だった。そしてその『人間』は、僕のよく知る人物にそっくりだった。
「イイエ、ワターシハ、イーノックサンデハ、アリマセーン。ワターシハ、宇宙人デース」
大きなスイカから現れた、小さいイーノックさん。
彼は、くねくねと踊りながら、そんなことを言ってきた。 【私信】(2/2)
とりあえず。僕は玄関に立ったままで、スイカは玄関に浮かんだままだ。
「あの、えっと……つまりどういうことですか?」
質問しても答えてくれるとは限らないが、他に何を言うべきか、僕には分からなかった。
「説明シヨウ。ワターシハ、宇宙人。コノスイカハ、『<恒星間移民船>グリーンヒルコ』デース」
「はあ……」
このおかしな状況も、小さいイーノックさんの説明も、僕の理解を超えていた。
「……いやどう見てもスイカですが。スイカ……ですよね?」
そう言って確認するが、小さいイーノックさんは次のように続けた。
「ワターシノ、話ヲ、聞イテクダサーイ。人類ハ、滅亡シマース」
「はあ……滅亡、ですか」
またとんでもないことを言い出した。
「ソウデース。ワターシタチ、宇宙人ガ、役立タズノ人類ヲ、滅ボシマース」
「えっ。それは滅亡……? 侵略、では?」
「ワターシタチガ侵略シテ、人類ハ、滅亡シマース」
「そっ、そうなんですか」
どこまで本気なのか分からないが、そうなっては大変だ。
その時、僕の顔の高さに浮かんでいたスイカが、ゆっくりと、地面すれすれまで下りていく。
僕は、そのスイカの高さに合わせて、腰を落とす。
スイカの下降が止まると、下の半球の側面が、フェリーのハッチのように開いて、手前に向かって倒れてくる。
赤い果肉が見える。それと何か黒っぽい物も。
「コレガ、ワターシノ、軍団デース」
ハッチが完全に開くと、スロープになっているその上を、隊列を組んで降りてくる。
「機甲師団デース」
それはカブトムシやクワガタムシの集団だった。なるほど確かに、黒光りする立派な体が、戦車のように見えなくもない。
「コレカラ、アレクサンドリアニ、上陸シマース」
言っていることが支離滅裂だ。最初から今までくねくねと踊り続けている、小さいイーノックさん。
「待て、そこのイーノックさん!」
「ワターシハ、イーノックサンデハ、アリマセーン」
「待つんだ宇宙人さん」
「何ヲ、待ツノデスカ? 夏休ミヲ、待ツノデスカ?」
侵略とか滅亡とか言っている割には、何でも、いつまでも、待ってくれそうな雰囲気だ。
「僕とカブトムシ相撲で勝負だ。僕が勝ったら、地球への侵略を諦めるんだ」
「イイデショーウ。ダケド、ワターシガ勝ッタラ、役立タズノ人類ヲ、滅ボシマース」
*
僕は上半身裸になって、小さいイーノックさんと同じサイズになった。
赤いスイカの土俵に立って、四股を踏む。相撲なんてやったことがないので、これだけで引っ繰り返りそうだ。
「ソレデハ、取組ヲ、始メマース。ハッケヨーイ、ノコッタ!」
いきなり取組が始まった。僕の周りを囲んでいる、数え切れないほどのカブトムシたち。
「ハッケヨーイ」
一匹が向かってきた。大きな角を振りかざし、六本の足を動かして、それは本当に戦車のようだ。
まともに受けては大変なので、僕は転がってかわす。それから相手の背後に回ろうとしたが、さすが六本足は素早い。逆に角で引っ掛けられそうになった。
「ハッケヨーイ、ノコッタ」
僕が後ろに下がって、カブトムシとの間に若干の距離が出来た時、周りで動きがあった。
「なっ!」
カブトムシが一匹とクワガタが二匹、僕たちの取組に乱入してきたのだ。
僕がクワガタの突進をかわすと、そいつは、周りにいる他のやつらにぶつかっていった。
それを皮切りに、乱戦が始まった。
「ハッケヨーイ、ノコッタ! ノコッタノコッタ!」
なんだ、これは。
僕は、カブトムシたちに踏み付けられそうになりながらも、スイカの土俵から逃げ出した。そうして、玄関の床に転がる。
「コッ、コレハ、降参デース! ワターシハ、侵略ヲ、諦メマース!」
兄さん。顔も知らない、会ったこともない、僕の兄さん。見ていますか。
あなたは、スイカは好きですか? カブトムシは? クワガタは? 昆虫相撲はどうですか? 宇宙人に会ったことはありますか?
僕は、スイカから離れて、縁側へと向かう。夕暮れの夏空を見上げる。異変に気付く。
そこには、空を覆い尽くさんばかりの、おびただしい数のスイカが―――― >>519
姉さん! ひでえw 庭が広いw
楽しい夏のひととき、って感じですw お題→『大好き』『スイカ』『お題スレ』『レゾンデートル』『イーノック』締切
【参加作品一覧】
>>508【ある男の結末】
>>512【シグレの思い出】
>>519【初夏の縁側】
>>520【私信】 ではでは、通常お題5つです
お題安価>>526-530 ☆お題→『エクレア』『100人の彼女』『タニシ』『編隊』『ペーパー』から1つ以上選択
☆文字数→3レス+予備1レス以内に収めれば何字でも可。
1レス約1900字、60行が上限。
☆締め切り→7/26の22時まで。
締め切りを過ぎても作品の投稿は可。
【見逃し防止のため、作品投稿の際はこのレスに安価してください】 今回も早いね・・・お題、作品、感想など、ありがとうございます
夏が来るよぅ・・・皆様体調には、、熱中症などには、気を付けて
次の企画はどうしよう・・・ >>520
不条理系短編ですね
何故かバルタン星人を思い出しましたw
>>523
感想有難うございます
何気ない日常と言うには弟君が不憫ですがw >>533
感想ありがとうございます
言われると確かに、全体的にそれを思わせる要素がw >>531
お題:『エクレア』『100人の彼女』『タニシ』『編隊』『ペーパー』
【水底の】(1/2)
口の周りをべちゃべちゃにしながら、子供がエクレアを頬張っている。
(汚い餓鬼だ)
そうは思う物の、『子供にやさしいお爺さん』と言う仮面を脱ぎ捨てられずにその感情に蓋をする。
ゴポリ……と肚の底で泥が揺らいだ気がした。
目の前の子供は、別に私の係累と言う訳では無く、近所に住んでいる子供であるらしい。あるらしいと、他人事の様に言っているのは、彼がそう話したからだ。
実の事を言えば、私は彼がどこの誰であるのか知らない。名前ですら聞いた事は無い。
「でな! オレの彼女がな!!」
「そうか、凄いなぁ」
幼い子供にも拘らず、こうして“彼女自慢”をする様は、まるで一人前の人間であるかの様だ。
(親の保護を必要とする子供のくせに)
私はその感情に蓋をしながら他愛もない相槌を打つ。彼の自慢の彼女は色々いる様で、既に100人は越しているかもしれない。
恐らく、ガールフレンドと言うより女友達と言うのがしっくりくる。たぶん、未発達な彼の精神性において、その区別はついていないのだろう。
「そんで、オレがチューしてやったらな!!」
「そうか、凄いなぁ」
性知識と言うのもまだ良く分かってないのだろう。だが、愛情表現としてのそれ等の行為は知っているらしい。
大人の真似なのか、本能の為せる業なのか。
ただ、知識的に疎い為なのだろう、“お互いの違い”が不思議な様で、見せ合いっこをした事も有ると話して来る。
その行為自体に思う所もあるが、それを殊更自慢げに大人に話すのもどうだろうか?
肚の底の泥がゴポリ……と揺らぐのを感じならも「あまりそう言う事は、人に自慢する物では無いよ」と声を掛けておく。
よその家の教育にまで口出しはしたくはないが、良識ある大人としてはこれ位は言っておかなければならないだろうと、そう思ったからだ。 【水底の】(2/2)
******
子供が帰った後、私は積んだまま読めて居なかった本を一冊手に取った。年々本を読む速度が遅くなっているのは気のせいでは無いだろう。
しばらく黙ったままページをめくる。目頭を揉み、窓から空を見た。青い空が揺らいで見える。あそこで編隊を組んで見えるのは飛行機か、それとも鳥なのか。
ただの黒い何かにしか見えないソレを揺らいだ視界で見つめる。ユラユラユラユラ。
アレは本当に空なのか? ふと、そんな風に私は思った。今、私は本当に空の下にいるのか? 視界が揺らめくのは私が老いた所為なのか? 取り留めなく思考が揺らぐ。
もしかしたら、此処は水底なのではないか? だからこそ、私の身体はこんなに重く、動きが緩慢なのではないか? そう、水の抵抗を受けているかの如く。
「痛っ」
痛みに顔を顰め、手元を見る。一瞬、何ともないと思っていた親指に少しずつ赤い線が走り、そこからプクリと、赤い珠が膨れ上がる。それは限界まで膨れ上がると、決壊し、親指を根元に向かい流れ落ちた。
しばらくぼうっとソレを眺めていたが、ハッとしてティッシュペーパーを取ると、それを拭き取った。
気が付けば、本に赤い染みを作っている。
何をやっているのだろう。自己嫌悪で溜息を吐いた。肚の底に泥が溜まっている。そこに自己嫌悪も注ぎ込む。
ゴポリ……と肚の底の泥が揺らぐ。
まるでタニシの様だ……と思う。泥の中で石にしがみ付き、石に齧り付きながら苔をこそぐ。
他人に対し仮面の様な殻で本心を隠し、厭な感情に蓋をする。
今までそうして生きて来たし、それ以外の生き方など知らない。
いつまでも同じ様に、泥の積もった水底で緩慢に動き回るだけのタニシだ。
******
「爺ちゃん! 遊びにきたぞ!!」
「うん、そうかそうかぁ」
ゴポリ……と肚の底の泥が、今日もまた揺らいでいる。 >>535
ほんとそれ・・・
>>536
そんな過疎スレに重い作品が!
ちょっとギアを上げて、老境の衰えと苛立ち、って感じですね
個人的には好みの方向性 >>539
感想、有り難うございます
泥の中のタニシから、何故かこんな話が湧いて出てきましたw
田舎では遊んでいる子供を見守る老人と言うのも、たまに見掛けるのですが
都会では事案と言われるw お題5つってのは逆にシンドイ
一つに絞った方が良いかもな お題1つとか自由題も同時にやったら
人増えるかもね 本来のスレ趣旨とは別に、
短編大会を開いてみてはどうですかね? ちゃんとしたオチ話なんて
プロでも簡単には思い付かない
ほとんどがごまかし どしたんw
お題は1つ『以上』なので、別に全選択は義務じゃないので
短編大会はねー、それってジャンル指定、結構いいと思いますけど、なんか滑りそう・・・
みんな飽きちゃったのかなぁ、って感じもします
書くスレなので、作品を書かないと話にならねぇ、というのもあり、書き続けるのも結構大変ですし >お題は1つ『以上』なので、別に全選択は義務じゃないので
つーことなんだけど、それじゃ腕前の競い合いが難しい
例えば「キャンプ」とかいう題に絞れば作品の優劣の比較がしやすい
そういう競争要素がないとイマイチ盛り上がらない
デフォルトもやりつつ、そういうのもやってみたらどうかな? つかそもそもここって底辺スレからの派生で、当時の住人がなんとなく満足すれば、それで終わってた話なんですよねぇ
それを引っ張って今に至るw
だからってことでもないですけど、ここって別に『短編虎の穴』とかじゃないんで
別に名作とか書かなくても大丈夫なので・・・ 名作なんて、簡単には書けません、プロでもね
でも、馴れ合いみたいなのではつまらないでしょ
今のままでは、三代目さんもやりがいがないでしょ
少しでも盛り上がるように、提案してみただけです >>549
なるほどー、競争要素もいいかもですね
じゃあなんか、お題を集めてから、メインにしやすそうなお題を進行が1つ選ぶ
それで企画への参加を募る、みたいな感じでしょうか 『短編虎の穴』が共存したって良い訳でしょ?
そこから、デフォルトの活動にも波及効果はあるはずです ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【196】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1595460044/
ここが不定期でワイスレ杯というのをやっていて
それが結構盛り上がっています >>554
分かったー、やってみましょう
ご提案感謝します、もちろん提案は常に受け付けてます
ただ正直過疎過ぎて、進行も軽く心が折れてるので、そこはすみません^^;
>>555
実はワイスレは見てないんだ・・・
昔は(三代目がここに流れ着く前)ワイスレからの刺客が来てましたね・・・ 私もできたら参加したいと思います
まだ、わかりませんが 三代目さんになってから一年ぐらいでしょうかね?
その間続けてこられたのはご立派だと思います 5chで作品を晒すのって中々難しい
互い攻撃し合わないような、良い雰囲気でやりたいですね
できるだけ、エントリーできるように頑張ります ま、ダメなら一回キリで終われば良い訳ですからね
言い出しっぺとして、エントリーの義務はあります 1年と4ヶ月ですw、あまり長くやるのも良くないんですけどね
さすがに言い出しっぺには参加をお願いしたいw
でなければ審査員枠でも可ですが 判定に自信があるなら「三代目杯」でも良いですよね
普段のご苦労へのご褒美として 今日のお題決めの時に
ついでに話し合えば良いですね >>531
スレ6→227の続き(?)です
使用お題→『エクレア』『100人の彼女』『タニシ』『編隊』『ペーパー』
【夢で会える】(1/2)
夢を見た。
「ねえ、タニシ」
「なんだよ、メダカ」
メダカは長老の孫で、俺の妹分だ。そいつが皿に乗せた何かを持って、俺の前に立っている。
「あのね、あのね、エクレアを作ったの。食べて」
なぜ夢だと分かったか。服装だ。
俺たちの普段着は、ほぼ男女の別なく、色も地味なものが多い。その上からコートを羽織る。
だが、今のこいつは、レインメーカーの夢の中と同じ、白と紺の制服姿だ。
「エクレア……? 分かった」
馬子にも衣装か。
『エクレア』というのがなんなのか、俺にはよく分からなかった。だが断っても仕方がないし、悪い気もしなかったので、俺は大人しく皿を受け取った。
「うん……うまい。メダカは料理が上手だな」
柄にもなく、そんなことまで言ってしまう。どうせ夢の中だ。
「えへへ、ありがと、タニシ」
その時、誰かがバタバタと走ってくる音がした。誰だろうと思う間もなく、その人物は俺の視界に飛び込んできた。
「あっ、タニシ! それに僕も、なにやってんの?」
「えっ? おまっ……えっ? ……メダカ?」
メダカがもう一人現れた。顔も服装も、完全に同一人物だ。
「タニシにエクレアを食べてもらったの! おいしいって!」
「そっか。いいなー」
「いいでしょー」
二人は違和感なく会話を始めた。どうなってるんだ……。
「うん。あっ、それでねタニシ。書籍化したの。褒めて。それと、良かったら買って」
話が見えない。
「書籍化? なんの話だ?」
俺がそう質問すると、二人目の方が何かを取り出す。
「メダカ姫シリーズの新作だよ。『百人のメダカ姫と愛の奴隷タニシ』」
*
「どうだった? 面白かった?」
「よく分からなかった……。だけど書籍化するくらいなんだから、面白いんだろうな」
その『新作』とやらを当然のように読まされた俺は、なぜか精一杯丁寧に感想を述べていた。俺にしては、だが。
「そっか。読んでくれてありがと!」
微妙な評価だったと思うが、メダカはうれしそうだった。まあ、どうせ夢の中だしな。
「良かったね!」
「うん!」
その時、誰かの歩いてくる気配を感じた。一体誰だろう。ここは夢の中だ。
「タニシ。それに僕たちも。何かいいことあった?」 【夢で会える】(2/2)
予想通りと言うべきか、それは三人目のメダカだった。言うまでもなく完全に同一人物だ。
「あのね、タニシにエクレアを食べてもらったの! おいしいし、料理が上手だって!」
「僕はタニシに新作を読んでもらったの! 多分タニシの好みじゃないんだけど、きっと面白いんだろうって!」
「そっか。良かったね」
「うん! 今度は何を作ろうかなー」
「僕も、次はもっとタニシが活躍する外伝を書くの!」
かしましい。普段なら逃げ出しているところだが、ここは夢の中だ。
「それで、お前は?」
どうせ俺に用事なんだろう。だから先回りしてそう言ってみる。
「んーっとね。別に」
返事はつれないものだった。何か気に障ったか。
俺はメダカの顔に視線を向けた。この夢の中で初めて、その顔をしっかりと見たような気がした。
三人目、二人目、一人目。一人ずつ順に見詰める。同一人物……だよな?
「どうしたの? 不思議そうな顔して」
「僕たちの顔に何か付いてる?」
「変なタニシ」
俺の視界が段々とぼやけてきた。メダカたちの顔が見えない。その服装も。立っている姿も。
*
気が付くと、俺は巨大なタニシになっていた。フライヤーに乗ったメダカたちが、編隊を組んで、俺の周りをぐるぐると飛び回っている。
「タニシ」「タニシ!」「遊んで!」「これ食べて!」「構って!」「はい、これあげる!」「ねえタニシ、僕と結婚して!」「これ読んで!」「ポイント入れて!」「はい、あーん」「おいしい?」
幾人ものメダカたちが、口々に何かを言っている。
「続刊だよ!」「まだまだあるよ!」「特典SSペーパーだよ!」「こっちだよ!」「こっちだってば!」「僕を見て」「タニシ……好き」「目をつぶって!」「よそ見しないで!」「タニシは僕のこと好き?」「髪、伸ばしてみよっかな。タニシはどう思う?」
全員が同じ顔だった。当然だ。だけど全員が、少しずつ違う表情をしていた。
「デートして!」「手つないで!」「ぎゅーって、して」「キス……する?」「タニシの馬鹿!」「ねえタニシ」「ねえねえタニシ」「タニシってば!」「どうしてタニシはタニシなの?」「まるで夢を見てるみたい」「ねえ……タニシ」
「タニシは今、幸せ?」
*
俺は青空を見上げた。東の方は、朝日に照らされて白っぽく見える。
「あっ、タニシおはよー」
「おお……おう……」
メダカは一人だった。いつもと変わらない服装だ。
「どしたの?」
「いや、なんでもない……」
おかしな夢だった。目の前に一人で立っているメダカ。なんだか恐ろしいような気もしつつ、俺はメダカの顔をまじまじと見てしまう。
「そお? ところでさ、夢を見たんだよね」
「どっ、どんな?」
「タニシが出てくるの。それで僕が一杯出てきて、タニシはすっごく優しいの!」
俺の夢の中の俺は、別に優しくはなかったはずだ。
「変だったけど、面白かった! タニシ!」
「なんだよ」
「また、夢で会おうね! 会えるよね!」
多分……な。 >>569
そっか
まぁ相変わらず描写が弱いし、続編だしねw
感想ありがとうございます お題→『エクレア』『100人の彼女』『タニシ』『編隊』『ペーパー』締切
【参加作品一覧】
>>536【水底の】
>>566【夢で会える】 んではまぁ、お題スレ杯、的なものをやろうとは思いますが
まずは通常お題5つで
お題安価>>573-577 ☆お題→『ナメクジ』『寄生』『デカ』『モネの池』『始祖』から1つ以上選択
☆文字数→3レス+予備1レス以内に収めれば何字でも可。
1レス約1900字、60行が上限。
☆締め切り→8/2の22時まで。
締め切りを過ぎても作品の投稿は可。
【見逃し防止のため、作品投稿の際はこのレスに安価してください】 ともかく、お題、作品、感想など、ありがとうございます
それで、、、どうする?
この中でテーマにするお題って、、無理じゃね? 底辺スレからの派生だからスレタイの頭に【小説家になろう】を付けたら人が増える(かもしれない) >>566
取り留めのない白昼夢と言った感じですね
このまま100人出てくるのかと思いました >>580
なろうスレじゃないからそれは嫌なんだけど、スレタイに何か足すのはいいと思います!
>>581
感想ありがとうございます
さすがに100人は無理でしたw
>>582
それもなんか違うような、進行の独断が強く出てしまいそうな 【第一回お題スレ杯】
もうちょっと考えても良かったんだけど、決めてしまいます
『始祖』
これをテーマにしましょう
これで【第一回お題スレ杯】を開催します
参加の方法は、1レス目の冒頭か、あとがきレスで参加を宣言すること
そしたら、進行を含む誰かが、頑張って講評を書きます
基準がはっきりしませんが、点数らしきものも付けましょう
締め切り後には、得点を勘案して、順位も発表します
これでどうかなぁ・・・すまないが進行は寝ます 無理して企画なんてせんでもいいのに…
まったりやっていくのもいいと思うんだけどね すまん、規制で引っかかった
なるほど、それ良いですね
5つの内から1つ指定ね
『始祖』は難しいけど
『寄生』の方がやりやすかったかな
でも、考えてみます >>585
5つの内から一つ指定だったら無理にならない
良いアイデアです
自由にやりたい人と、限定されてやりたい人が共存できる
シームレスつーやつですかね デフォルトに「杯」が統合されたね
これで人が増えると思います
両方参加しても良い訳だからね
俺も、頑張ってみよ 『始祖』が入っていれば
他の4つのお題との混合もできる
それで杯に参加できる 【始祖】
血筋・道統・流儀など、系譜・系統が考えられる物事について、
それのはじめであること。その人。「流派の―」 >>583
【三代目進行】安価・お題で短編小説を書こう!8
とか 【三代目進行】安価・お題で短編小説を書こう!【9】
これでどうですかね? 【小説家になろう】安価・お題で短編小説を書こう!【9】
別にこれでも良いけど
【〇〇〇】はあった方が良いかもね >>594
そうとも限りません
『デカ』で意味の通じる物であれば
国際単位の十の倍数でも良いですから そういうのどうだろ?
それだとお題が6つ7つに増えたことにならないか?
デカ盛りの「デカ」とかね 『デカメロン』(Decameron)は、ジョヴァンニ・ボッカッチョによる物語集。
ダンテの『神曲』に対して、『人曲』とも呼ばれる。
また、デカメロンはギリシャ語の「10日」(deka hemerai) に由来し、『十日物語』とも和訳される。
1348年から1353年にかけて製作された。サブタイトルは「ガレオット公爵」で、
アーサー王物語においてランスロットの不倫の恋を仲立ちしたキャラクターの名前から取られている。
これか モネの池に寄生していた始祖のナメクジはデカかった! 始祖のナメクジはデカかったが、モネの池に寄生してはいなかったw 逆に始祖外した方が書きやすそう
漠然と浮かんで来た >>585
まぁそうなんだけど、あまりにも過疎なので・・・
提案があれば、なんでもやってみるー
スレタイは・・・
【過疎】安価・お題で短編小説を書こう!9【助けて】
これだね! 【小説家になろう】安価・お題で短編小説を書こう!【9】
通し番号はこうした方が良くないか? つーか、三代目さんの案なら、デフォルトとほとんど差はないからね
元を変更しないという意味において、名案だと思う
そして、効果も期待できる 荒らしではないしいいんでね
でも知ってるとは思うけどここあんまりぺちゃくちゃ喋るってことはあまりしてこなかった場だから変にレス重ねすぎると戸惑う人もおるとは思う
多分進行さん含めて誰もだめとは言わんだろうけどそこんとこうまいとこ気をつけておくんなまし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています