>>103
バトルのジャンルは様々です。
人間同士が近接武器や飛び道具、魔術や独自の異能力で戦うことが多いですが、人間が生身ででかいモンスターと戦ったり、
もっとでかい石像と戦ったり、理性を失った大量の吸血鬼と帝都の兵隊さんの集団戦闘もあります。

基本は主人公のエイルズが弟、妹を率いて、バトルで物事を解決しながら進みます。
冒頭は、帝都から離れた大森林にすんでいるはずのティラノサウルスみたいなモンスターが何故か帝都に近い平原に出現し、
生身の主人公達とデカいモンスターとのバトルから始まります。
狩り自体は問題なく終えますが、帝都の近くに現れた理由を独自に調査していくうちに帝都魔人がおこした過去の騒動との類似点を見つけ、
そこから怪しい場所に潜入したり、帝都魔人の部下を襲撃して締め上げたりしながら調査を進めていくことになるので、バトル自体は割と多いと思います。

主人公のエイルズは非常に身軽で敵の攻撃をよけるのは得意なものの、体が小さいため力が弱く打たれ弱く、魔術も補助や回復、
幻術及び物体作成系の戦闘に活かしにくくマイナーな魔術ばかりが得意で、他人のサポートは得意でも自分で敵を倒す強さに欠けています。
したがって、回避盾として敵の攻撃を引き受けて仲間に敵を倒させたり、単騎で突っ込んで敵の後衛に接敵して戦術を妨害して時間を稼ぐ等、
基本的に仲間の攻撃力をあてにした戦い方にならざるを得ないです。
強さが何より重視されるマステリオの家系において防御偏重のエイルズは、得意分野の実力はきちんと評価される一方で、
あまりに偏った能力は当主としては不適であると判断されており、
自分の得意分野に対する過剰なまでの自信と、それ以外に対する強烈な劣等感を抱いております。
したがって、次期当主として認められると言うことは、本人にとって何よりの欲求の充足となるのですが、共感を得にくいと言うことなので一度考え直しています。

ラストが何も解決してないのは、続編書きたいからです。
この部分は特にこだわりないので、それでもまずいようなら考え直します。

作者の僕は、かつてとあるRPG(MMOとかではなくアナログ)で回避特化のキャラクターを使いこんだことがあります。
回避タンクの立ち回りや、敵が自分を狙ってくれないときの対策、回避だけで強者感をにおわせるはったりや、回避以外は低い能力値でも問題なく可能な強行動など、
回避を活かすことばかり考えていた時期があったので、それを活かしたいと考えています。