安価・お題で短編小説を書こう!9
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安価お題で短編を書くスレです。
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■前スレ
安価・お題で短編小説を書こう!
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安価・お題で短編小説を書こう!2
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安価・お題で短編小説を書こう!3
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安価・お題で短編小説を書こう!4
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安価・お題で短編小説を書こう!5
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安価・お題で短編小説を書こう!6
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安価・お題で短編小説を書こう!7
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1572191206/
安価・お題で短編小説を書こう!8
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1585490648/ >>897
作者様生きてたw待ってました!
話の展開としてはいつもの感じ^^;
奪還は無事成功し、オナラ少年に罰も下り、って言うかこれはもう自分で直した方が早いかもw レイチェルの人って、何だかシンディシリーズで燃え尽きてしまった感がすごい >>891
☆お題→『カミソリ』『夏服でニーソ穿いてるJK』『佐賀』『ポケット』
【女店主エカチェリーナの憂鬱(1/3)】
エラから届いた『日記』と題された長文メールを丁寧に読み終えると、お客のいない店内で独り、呟いた。
「エラさん、元気でやってらっしゃるようね。一緒にいるサルはともかく」
口ではそう言いながら、チェンナのことも私は懐かしかった。もう3年、彼女らと会っていない。
私はスマートフォンを机の上に置くと、メールの内容をフョードルに要約して教えた。
「エラさん、ヨットでお友達とクルージングに出て、そのお友達に襲われたんですって。襲われたと言っても性的な意味でですわよ?」
「そのお友達とは、男性の方ですか? 男性の方と二人きりで海の上へ出掛けられたのですか? それならば、そのエラさんという方は少々無防備すぎますね」フョードルは陰鬱な顔をして横に立ちながら、批判するように言った。
「わたくしの大切なお友達を批判しないでちょうだい、フョードル」
「失礼しました、お嬢様」フョードルは私に恐縮して頭を下げる。
「お友達とは女性の方よ。まさか同性に襲われるとは思わず、エラさんも油断したのですわ。そこを夫のチェンナに見つかり、夫婦喧嘩になったそうですの。まぁ、エラさんの一方的勝利で喧嘩は収まり、仲直りされたみたいですけど」
「しかしエカチェリーナお嬢様にお友達がいらっしゃるとは存じ上げませんでした」フョードルがまた無礼なことを言ったが、私は微笑んで見せた。「どんなお方です? そのエラさんというのは」
「綺麗な方よ。わたくしと同じぐらいに……と言いたいところですけど、悔しいことに、その美貌はこのわたくしさえ凌ぎますわね。嫉妬するほどですのよ。きいっ……!」
フョードルは優しい目をして微笑み、私を見つめた。数々の歴史的名作を残した彼にそうやって見つめられると、心の中を見透かされているようで、私としたことが少し素直になってしまう。
私はミルクティーを一口飲んだ。目を閉じて。顔が赤らんでいるのを意識した。
悔しいとか、嫉妬するとか、あり得ない。エラは私の百倍美しくて、輝いていて、そして素晴らしい人だ。私はそれを認めている。
明るくて、誰もを愛し、誰からも愛される。私とは大違いだ。夫のチェンナが不安になって尾行してしまうのもわかる。
私のように周りに友達が1人もなく、暗い自分の店に一日中閉じ籠もっているいじけた娘とは正反対の、魅力的な女性だもの。
暗い店内にオレンジ色の蝋燭がゆらめき、青白い顔色のフョードルが入り口を眺めて呟いた。
「しかしお客さん、今日は1人もいらっしゃいませんね」
「オープン当初の賑わいが嘘のようですわよね」
「やはり『降霊カフェ』というのは奇抜すぎたのではないでしょうか。普通に占いカフェでよかったのでは?」
「占いカフェでは嘘になりますもの。わたくしがするのは占いではなく、お客様が会いたいと願う死者の霊を呼び出す降霊術ですもの」
「しかしまさか、本物の幽霊を目の前に出されるとはお客さんも思わなかったのでしょう。気味悪がられて、引かれてしまったのだと思いますよ」
「新しいことをしてこそ価値があるのですわ。このお店がヒットすれば、きっと世界中に同じようなお店が爆発的に増えますわよ。ええ、メイドカフェのように。その元祖にこの店がなるのです」
「メイドカフェも日本以外の国ではかなり特殊なようですが……」
「あら。19世紀生まれの貴方がよくそんなことをご存知ですこと」
「せめてカフェを切り離しませんか。普通に霊能力者としてなら、お嬢様は本物ですので間違いなく有名になれます。カフェがつくとどうも安っぽくなる気がする」
「お黙りなさい。使用人風情が」
「申し訳ありませんでした」
文豪フョードル・ドストエフスキーの霊は恭しく私に頭を下げた。
私は自分でお代わりのミルクティーをカップに注ぐと、ゆっくりと口に運ぶ。
フョードルの言う通りだ。しかし、このままでいいのだ。私はお金を稼ぐ必要がない。お父様の所有する財産で死ぬまで不自由なく暮らして行けるのだから。
私には本当はやりたいことがある。フョードルにすらそれは気づかれてはいない。
イップスというのだろうか。それに取り憑かれてもう18年にもなる。あの決勝戦の日から…… 891
☆お題→『カミソリ』『夏服でニーソ穿いてるJK』『佐賀』『ポケット』
【女店主エカチェリーナの憂鬱(2/3)】
「ちーっす!」
いきなり店の扉が開き、黒髪ショートの顔を覗かせて、トレーニングウェア姿の美袋ユウが入って来た。
「開いてる? 空気、重いなぁ」
「ゆっ……ユウ!? なぜ日本にいる筈のあなたがここに!? ここはロシアですのよ!?」
「総合格闘技の大会で来てるんだよ。びっくりしたか?」
「れっ、連絡ぐらいしなさいな!」
「連絡してたらびっくりしてくれないじゃないか」そう言って笑い、18年前に私にイップスを植え付けた張本人は、席に座った。「んー。オレンジジュース貰おっかな。あと、3年前に死んだじーちゃんに会いたい」
私は戸惑った。18年前の世界一幼女決定戦の決勝戦で、私はユウと闘った。召喚師の私は彼女のお祖父様の生霊を呼び出し、ユウが世界で一番好きだと言うそのお祖父様を盾として使い、勝利を奪おうとした。(詳しくは>>788)
しかし予想に反してお祖父様とユウは凄まじい格闘を始め、遂には会場全体を巻き込むほどの爆発を巻き起こした。エラに救われたものの、その爆発で私は恥ずかしながらも失神してしまった。
ユウの反則負けで私が優勝したものの、心に深い傷が残った。圧倒的な力で格闘する二人を目の前にして恐怖したというのもある。でもそれ以上に私を傷つけたのは、ユウが私には本気を出していなかったという事実だった。
それ以来、私は闘えなくなってしまった。
「どうぞ」フョードルがユウの前にオレンジジュースを差し出した。
「あっ、すぱしーば」ユウは目の前にいるのが文豪ドストエフスキーだとは少しも気づかず、下手なロシア語でぺこりとすると私のほうを向き、日本語で言った。「ロシア語全然わかんねー。エカっちが日本語出来るようになっててくれて助かるよー。……それにしてもなんで日本語勉強したの? べつにアニメ好きでもないだろ?」
「まあ、エラさんが日本語お上手ですから、勉強しやすい言語だったというだけのことですわ」
「なるほどねー。でもお嬢様言葉まで身につけるとはさすがだなあ」
「わたくしは生粋の貴族令嬢ですもの。当然ですわ」ホホホと笑って見せた。本当はユウと会話がしたいから身につけたなんてことは、言わなかった。「ところで昨年の格闘技世界大会、優勝おめでとうですわ。まあ、ユウなら当然でしたけど」
「オレさー、性転換しようかなって考えてるんだ」
「な、なんですって!?」突然とんでもないことを言い出したユウに驚き、私は声が裏返ってしまった。
「だってさー。女子にはもう敵がいないんだよ。男相手だったらまた楽しく闘えるかなぁって思って」
「殿方にだってユウに叶うほどの強者はいないと思いますわよ。いるとしたらチェンナぐらい……」
「そーそー! チェンナなら相手にとって不足なしなんだけどさー。アイツ、お固くなっちまっただろ?」ユウはチェンナの声真似をして言った。「フン! 私には守るべき家族がいるのだ。ヤバい裏の仕事はもちろんのこと、格闘技などしている場合ではないわ!」
「不思議ですわね」私はくすっと笑った。「あなたとチェンナは言葉が通じない筈ですのに。拳語で通じ合うんですのね」
「お前とも昔はそうだったじゃん。お前が格闘やめてから通じなくなっちゃったけど」
「そうでしたわね」
私はそう言って、過去を眺めた。
懐かしく、充実した景色がそこにはあった。私はあの世界一幼女決定戦を勝ち上がり、全世界の幼女の頂点に立ち、高笑いをしていた。それは結局、幻だったのだけれど……。 891
☆お題→『カミソリ』『夏服でニーソ穿いてるJK』『佐賀』『ポケット』
【女店主エカチェリーナの憂鬱(3/3)】
「なぁ」ユウが言った。「エカっちがオレのライバルになってくれん?」
「は? なっ、何を言い出しますの?」
「お前のあのカミソリみたいな切れ味の逃げ足が懐かしいんだよ。あれ、復活させてくれよ」「わっ、わたくしは逃げ足が速いだけの……召喚師ですもの。格闘家ではありませんわ!」
「エラのあれはその通り、格闘じゃないなって思うんだけどさ。お前は立派に格闘家だったって思うよ。あのカミソリみたいな動きを攻撃にも取り入れれば、かなりのところまで行けると思う。今からでも遅くない! オレと闘ろう!」
「ほっ……本気じゃなかったくせに!」
私は遂にそれを口にしてしまった。
「わたくしごときに本気を出したら殺してしまうと……手加減してたくせに! ユウのバカ!」
涙がこぼれて止まらなくなった。
「あ……」
身を乗り出していたユウは後ろへ下がり、席に座り直すと照れたように頭を掻いた。
「そっか……。傷つけちゃってたか」
「わたくしも本当は世界の頂点に立ちたい……っ!」私は止まらなくなってしまった。「でも……! あなたに傷つけられたこの心が邪魔をするのっ! 人より高いところに立とうとしても、そのさらに高いところにあなたの姿が見えてしまって、萎縮してしまうのっ!」
「なら、倒したらえーじゃろ」
「え?」
ユウはオレンジジュースを一口飲むと、真剣な顔で言った。
「オレ、あの時、本気で、逃げるお前のこと捕まえられなかったんだぜ?」
「本気で……ですの……?」
「ああ。本気で凄いと思ってた。お前の足捌き……。だからさ、また、闘ろうぜ。っていうか、お前と闘りたい」
「わっ……わたくしが、あなたに、勝てると……でも?」
「ああ。お前しかおらんじゃろ。オレを倒せるヤツなんて、世界中探しても」
何かが私の中から吹き飛んだ。
ユウはトレーニングパンツのポケットから何かを取り出すと、私に渡して来た。それはくしゃくしゃになったチケットだった。
「とりあえず試合、明日ペテルブルグの総合体育館であるんだ。観に来てくれよな。そしていつか、近いうちに、リングの上でお前と会いたい」
嬉しかった。たまらなく嬉しかった。ユウが私をまだ、格闘技仲間だと思っていてくれたことが。チケットを震える手で受け取ると、私は言った。
「ほ、ホーッホッホ! 観に行って差し上げても別によろしいですし、気が向いたらリング復帰も考えないでもなくってよ。まぁ、気が向いたらですけど。ホーッホッホ!」
「ははは。なんで泣いてんだ?」
「なっ、泣いてなんかいませんわ! これは汗! 汗ですのよっ! きいっ!」
そう言いながら私は、今日は早々に店じまいをして、ランニングから始めようと心に決めてワクワクしていた。
「お嬢様」傍らで見ていたフョードルが珍しく微笑みを浮かべて言った。「私には日本語はわかりませんが、良いお友達をお持ちのようですね。私には決して溶かせなかったお嬢様の心を固く包んでいた憂鬱を、あっという間に溶かしてしまわれた」
ユウのお祖父様の霊を召喚するのは容易かった。面識があったし、思った通りすけべ地獄にいてブラブラされていたので。
「おお、ユウじゃないか」床からヌーッと出て来たお祖父様は元気に仰った。
「じーちゃん!」ユウは涙を流して笑っていた。「貸してた千円返せ!」
「おお、こちらはロシアの幼女か? ボインになったな」
「お久しぶりですわ、お祖父様」
「足も白くて綺麗じゃ。頼む、そのボディーで、夏服でニーソ穿いてるJKの格好をやってみてくれんか」
「何言い出してんだ、じーちゃん!」
「ユウはエレキベース持ってあれ歌ってくれ。ほれ、♪S、A、G、A、佐賀♪ってやつ。お前がやったら絶対似合う」
「オレ岡山県人なのになんで佐賀なんだよ!?」
「まあ、お祖父様ったら、地獄ボケされてますのね。ホホホホ!」
私も笑った。こんなにも心から笑えたのは18年振りかもしれなかった。 >>902
なんか文字が詰まってるーと思ったけど、読めばちゃんとしてた
その後シリーズ、なんか陰気な店をやっていた話w
こっちはこっちで交流が、、ですが、くしくも例の歌のヒットも18年前とは・・・ >>1-999
韓国・国民日報は、ドイツ・ベルリンにオープン予定の展示施設で、韓国のスペースが日本と中国の10分の1程度と計画されており、
その背景には「朝鮮は16〜19世紀には清の属国、1905年からは日本の植民地であり、古代文化が貧弱だ」という「歪曲(わいきょく)された認識」があると伝えた。
ベルリンの中心部にある「ベルリン王宮」は2013年に再建工事が始まり、今年、博物館や美術館の入る複合文化施設「フンボルトフォーラム」として生まれ変わる。
帝国主義の象徴だったかつての王宮で、過去の植民主義への反省を込め、アフリカ、米国、アジアなど非ヨーロッパ圏諸国の遺物を展示する計画だという。
しかし、記事は「韓国館が予定されている面積は、日本館、中国館の10分の1に当たる60平方メートルに過ぎず、二つの館に挟まれた配置であることが問題だ」と指摘している。
特に、中国館内の片隅にあるような配置であることから「韓国が中国の辺境文化に過ぎないという誤解を植え付ける恐れがある」としている。
さらに、中国、日本の展示品は数千点に上るが、韓国の展示品は予算の問題で僅か160点だという。
このような扱いを受ける理由について、記事は「韓国の古代文化に対する、博物館側の歪曲された認識」がそのうちの一つだと指摘している。
現地で芸術関係に携わる韓国人の話によると、オンラインで行われたワークショップで、韓国館担
当のキュレーターが「韓国は16世紀から1945年まで中国と日本の属国や植民地だったため古代遺物がない」と結論を下していたと証言している。j >>866
>>324の続き、今回は供養枠ですにゃー
使用お題→書き出し『これは善と悪の壮絶な戦いの物語である!』+『たぬき』『ヨット』『みんなで決めるゲーム音楽ベスト100』『プリン』
【脱獄した俺は未開の星で帝国相手に無双するかも知れない/第九話】
これは善と悪の壮絶な戦いの物語である!
言うまでもなく、私が善で、囚人どもが悪だ。
私は監獄惑星の看守……だった。
広い惑星を警備艇で飛び回り、囚人どもを管理監督するのが私の仕事。
丸腰の囚人たちに対して、こちらはパワードスーツで武装しているのだ。いついかなる状況でも、問題など起ころうはずがなかった。
だが、忘れもしないあの日、一人の卑劣な囚人の手によって、私は警備艇を奪われ、自身は外を出歩けないような姿にされ、惑星に置き去りにされたのだ。
『覚えておけ……!』
と、私は囚人に言ったが、あの間抜け面の男は、今でも私のことを覚えているだろうか。
囚人を乗せた警備艇は、一度ワープして、それ切り行方不明になってしまった。
本来であれば、強制的に帝国のど真ん中にワープさせられるはずだったのだ。それを解除するとは……。
「――――お呼びですか、艦長」
「おお、新人くん。呼んだ呼んだ、呼んだでごじゃるよ。入りたまえ」
ここは小型の宇宙戦艦のブリッジ。軍人たちが忙しく立ち働いている……などということはなく、彼らの間には、少なからずだらけた空気が漂っている。
「新人くん。これだけは言っておく。我が輩はいかにも艦長ではあるが、艦はこんなにも小さく、乗員は数えるほどしかいない。よって、我が輩のことは『艦長』ではなく『隊長』と呼ぶでごじゃる」
「分かりました、隊長」
でっぷりと太った、言うなればタヌキのようなお腹の隊長は、それでも部隊を指揮する者として、最低限の威厳は持ち合わせていた。
「君の事情は聞いているでごじゃる。大変だったでごじゃるな」
警備艇を奪われた私は、責任を取る形で、この、脱獄囚を捜す部隊へと配属された。
「君が今考えていることは分かる。一刻も早く脱獄囚どもを捜し出し、罪を償わせたい」
隊長は、手にした天丼プリンから一口、枝豆の天ぷらを口に運んだ。
天丼プリンというのは、大きなプリンの上に天ぷらを載せた、高カロリーな宇宙食だ。
「しかし、でごじゃる。宇宙は広いでごじゃる。そんなに気を張っていては、いざという時、疲れてしまって使い物にならないでごじゃる」
ブリッジには音楽が流れていた。艦内の雰囲気にふさわしい、ゆったりとした曲だ。それがアップテンポなものに切り替わった。
「む……うるさいでごじゃるが、仕方ないでごじゃる。今流してるのは、古いゲーム音楽が趣味の隊員が、なんとかかんとかベスト百、とか言って持ち込んだものでごじゃる」
ご老体には煩わしいだろう。しかし、今の私の気分にはぴったりだった。
「とにかく、でごじゃる。ゆっくりするでごじゃるよ。話はこれで終わりでごじゃる」
一刻も早く、あの間抜け面を捜し出し、まずは土下座させるのだ。
私のことを覚えているか?
覚えていたなら良し、忘れたなら思い出させるまでだ。
絶対に見付け出して捕まえてやる!
* * *
「よっと……ですにゃー。大丈夫ですかにゃー」
「ああ、大丈夫だ」
「便利なものですにゃー。パワードスーツ、とか言いましたかにゃー?」
「そうだ。これは元々、俺が捕まっていたところの、看守のやつらが使っていたものなんだが――――」 一度初心に返りつつ、これはどうしても書く必要のあった話
続きは・・・多分・・・次スレで・・・ >>897
某中華圏の国へ旅行に行った時、途中でスマホの保護フィルムが剥がれてしまって、ちょうど手機用品街を歩いてたので近くの店に飛び込んだら、
奇麗な顔をした少年が1人店番をしていて、日本のスマホに合うフィルムがなかったけど「2時間待ってくれたらなんとかする! 待ってほしい!」と言われて、
その辺りにいくらでも同じような店はあったけど熱心さと少年の可愛さに打たれ、その間に近くの公園で寝ときたいこともあって、スマホは預けなかったけど待った時のことを思い出しました。
2時間後に行ったら少年の母親がいて、すごく美人で嬉しくなって、少年は丁寧に丁寧にフィルムを貼ってくれて、値段も500円ほどで、その2年後にスマホがダメになるまで綺麗さを保ってくれたので、
この話とは真逆だったんですけどね。 >>907
天丼プリン……。天ぷら要らねえ……(泣)
語尾が「〜ごじゃる」のキャラって……ありがちなようでいて思い浮かばないな……
で、続く……のか!? ちゃんと締切も守りながら?! >>891
お題:『カミソリ』『夏服でニーソ穿いてるJK』『佐賀』『ポケット』
【夕暮れ】(1/3)
長い参道を上がると朱塗りの鳥居が見えてくる。
苔むした石段と手水。
それをさらに上がると巨石を侍らした様な本殿が見える。
三割は平野だと言う佐賀にあって、このお稲荷さんは随分と山中に在る物だと、仲代 当夜は息を切らせながら苦笑する。
木々が生い茂り、やや暗い本堂周辺を見回し、右手側の岩を乗り越える。
「ああ、居たな」
子供の頃はピンク系のランニングと空色のミニスカート、脚は素足にサンダルだったが、今は地元の制服の夏服で足元は二―ソックスとローファー。身長も高くなっていると言うのに、天パー気味のクルクルの髪も、膝を抱えて蹲っている様子もあの頃と何ら変わりがない。
当夜が何も言わずに横に座ると、彼の幼馴染である遠坂 真希絵は、ビクリと肩を震わせた。
「真希絵……姉ちゃん、心配してたぞ?」
「……」
当夜の言葉に、真希絵は更に固く身を竦める。
「お前にも言いたい事は有るんだろうけどさ、ひとまず家に帰ろう? な?」
「……」
なおも身を固くする真希絵に当夜は……
「ぎゃ〜〜〜〜〜〜!! トーヤちゃんやめ!!」
「うるさいよ!! 何かある度に呼び出されるオレの苦労分かれよ!! 今度は何が気に入らなかったんだよ!! プリンを食べられた事か? お気に入りのピアス勝手に借りられた事か? それともおじさんの洗濯物と自分の洗濯物を一緒のカゴに入れられた事か? あぁ!?」
彼女の頭を鷲掴みにして、強引に自分の方を向かせようとする当夜に、真希絵が必死に抵抗をする。
「話をする時には、相手の目を見なさいって、先・生・に・言・わ・れ・た・よ・なぁ?」
「黙・秘・権・を・行・使・す・るぅ!!」
ギリギリと軋む頭蓋骨に涙目に成りながら必死に抵抗する真希絵だったが、しかし、男子の腕力には勝てなかった。
強引に顔を揚げられ…… 【夕暮れ】(2/3)
「ぶっ、な、なんじゃそりゃぁ!! ぶふっぐっ!!!!」
強引に上げられた真希絵は、余程嫌だったのか顔面を真っ赤に染め上げ、目尻にめいいっぱい涙を湛えながら、これでもかと眉間に皴をいせていた。
だが、その表情には、何かが足りていなかった。
即ち、ほとんど無かったのである……眉毛が。
「!! 〜〜〜〜//// トーヤちゃんのぉ!! あほおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」
バッチ―――――――ンと、頬を叩く音が鳴り響いたのだった。
******
ポケットからハンカチを取り出した当夜は、それを手水の水に浸し、未だジンジンと痛む頬に当てる。
その間も真希絵は相も変わらずぷりぷりと頬を膨らませたままだった。
(でもま、しょげて蹲ってるより良いな)
ぷりぷりと怒りながらも、真希絵はブツブツと当夜の自分の父に呪詛を吐く。
そもそも真希絵がこんな事に成ったのは彼女の父親の所為だと言うのだ。
「え? なんで?」
と、当夜が思わず口にしたのも当然の事だろう。
なにせ、彼女の父親は、まだ家に帰って来て居ないのだから。
その事は真希絵の姉に呼び出され、彼女の家にも上がっているので間違いがない。
「だ、だって……」
なぜ、こんな事に成ったのか? それは数時間前に遡る。
******
「え? 当然なの?」
そう驚く真希絵に、クラスメイトの女子は逆にマジで? と言わんばかりに驚いた表情をする。
「だって当たり前でしょ? 眉剃らないとボッサボサのままだよ? みんなそれくらいやってるって!」
「ね〜」と言う言葉に他のクラスメイトもうんうんと頷く。
それを聞いた真希絵は、自分が随分と流行から外れていると言う事に愕然とした。
「眉用のカミソリだって売ってるんよ?」
そう言って、雑誌の広告を見せてくるクラスメイト。その時の真希絵の心情はいかな物だったか。
帰宅後すぐに彼女は自分の姉に聞いてみた所、どうやらそれは事実だったらしい。 【夕暮れ】(3/3)
「じゃ、じゃあ、お姉ちゃんの貸して!!」
「やだ」
「え〜!! 良いでしょ! ちょっとだけだからぁ!!」
「使えば切れ味落ちるでしょ? だいいち、自分で買いなさいよ」
その言葉に、真希絵はウっと唸る。そうしたいのは山々なのだが、彼女は今月のお小遣は、既に使い果たして居たのだ。
「貸して!!」「やだ」の押し問答を繰り返したが、姉が折れる事は決してなかった。
そうして失意の内に部屋に戻ろうとした真希絵だったが、洗面室の鏡の前に有った父親の髭剃り用の安全カミソリを見た時、不意に悪魔が囁いたのである。
******
「いや、自業自得じゃね?」
「だって、あれだよ!!眉用のカミソリだったら絶対こんな事には成らなかったよ!!」
「いや、まぁ……」
確かに、手元が見えなくなる安全カミソリだったが故に左右のバランスをとろうとして剃り過ぎたのかもしれない。
だが、だからと言って父親のせいにするのはどうだろう? と当夜は思った。
だが、ここでへそを曲げられたら、もっと帰りが遅くなる。
自分の負担と、親父さんの不憫さを天秤にかけ、自分の負担の方に傾いた当夜は、「そんな所に安全カミソリを置いていた親父さんが悪いね」と、あっさり彼女の父親を売った。
「だよね!!」
理不尽な八つ当たりではあるが、先程よりは機嫌を直したらしい。
「うんうん、じゃ、とりあえず日も暮れて来たし、帰ろう?」
「うん!」
そう、真希絵を促しその場は治める事に何とか成功したのだった。
もっとも、帰宅後すぐにお風呂に入ろうとした真希絵は、鏡を見て悲鳴を上げる事に成るのだが。 >>891
使用お題→『カミソリ』『夏服でニーソ穿いてるJK』『佐賀』『ポケット』
【夏服でニーソ穿いてるJKを拾った】
https://ncode.syosetu.com/n2075hb/ お題→『カミソリ』『夏服でニーソ穿いてるJK』『佐賀』『ポケット』締切
【参加作品一覧】
>>897【ニーソを取り戻せ!】
>>902【女店主エカチェリーナの憂鬱】
>>912【夕暮れ】
>>915【夏服でニーソ穿いてるJKを拾った】 ☆お題→『バスケットボール』『バドミントン』『はさみ』『1/3』から1つ以上選択
☆文字数→3レス+予備1レス以内に収めれば何字でも可。
1レス約1900字、60行が上限。
☆締め切り→7/4の22時目安。
締め切りを過ぎても作品の投稿は可。
【見逃し防止のため、作品投稿の際はこのレスに安価してください】 なんか今回も早いね・・
今週もお題スレをよろしくー
また今回も感想等、明日以降で失礼します >>911
感想ありがとうございます
作者自身これ誰だっけ、、と思いながら書いてたんですが、呼ばれて飛び出るあのお方ですね
って言うかどう見ても本人です! ありがとうございました!!
このシリーズは、普段は遅刻しないので大丈夫なはず、です^^;
>>912
一応ちゃんと佐賀の話を書いてきた
アホな幼なじみ大勝利(?)の話だった!
お姉ちゃん、人のピアスは借りるのにカミソリは貸さんのかw
しかしこの調子では、眉用のカミソリを使っても・・・>< なろう公式の夏のホラー企画、今回のお題は「かくれんぼ」だそうですが、皆さんは何か考えてますか? 自分は、ホラーは全然駄目だって分かったので、何も考えてないです・・・
お題でそれしか書けなさそうだったら、その時考えます>< >>926
「かくれんぼ」だと「じゃあ、あれは誰?」みたいなのが定番だと思うけど、
「いかに定番から外すか」なのか「いかに定番の中で面白くするか」なのか、
どっちにしたほうがウケはいいんだろうかという問題をふと感じた >>899
>>900
遅くなってしまいましたが、感想ありがとうございます!
特に捻りのない展開、ではありましたがこういう靴下がぞんざいに扱われるネタってホント大好きなんですよねエヘヘ
ちなみに少年はこの後、お仕置きとして一週間外出禁止となりました(笑)
>>910
こちらも感想ありがとうございます!
まさか私の話と真逆の出来事を経験していたとはビックリ仰天です!
その少年、凄くプロ意識が感じられて、将来立派な店主になれそうで応援したいですね! >>915
おお、これはちょっぴり?際どい内容ですが面白かったですね
序盤でせっかく綺麗にしたニーソを中盤でまた洗濯機に放り込むところが大好きです
>>902
ユウの優しさにとにかく心打たれましたね
あとお祖父様、本当に分かってらっしゃるw
>>907
日本人って眉を本当に気にしますよね
眉毛が多少濃かろうが薄かろうが、それを個性として前向きに行こう!って言いたくなっちゃいますね(笑) >>930
感想ありがとうございます!
割と要所要所で夏服とニーソを活躍させられた気がします
靴下好きのお眼鏡にかなったようで、うれしいですw >>912
なぜお父さんのせいなのか判明したところで大笑いしました。可愛い。
雰囲気のある出だしから言葉遣いのカジュアルになるあたりへの変化がまたいいですね。可愛い。お題の使い方も見事。
最後の行は蛇足かなぁと感じました。
>>915
不思議な読後感。赤黒い匂いとは何か(想像はできるけど)など、敢えて具体的に描かれていないところが多い。
JKも実体感が希薄に描かれていて、安部公房並みに記号で書かれた世界のようなものを感じました。
でもまぁ、それでいて人間の臭いが染み出して来るとまでは行かない。もうちょっとだけ具体的な情報が欲しいかな。あと、これはエロ規制に引っ掛からないのだろうか……(謎) >>905
感想ありがとうございます。
何度やっても『改行が多すぎます』って言われて、改行消し消ししまくってたらこんなに詰め詰めになっちゃいました(T_T)
あのネタって18年前のヒットになるんですね。意識はしてなかった。
>>930
エカチェリーナさんは外面と内面がまったく違うキャラですが、ユウはそれをちゃんとわかってあげてるみたいです。
感想ありがとうございました。 >>923
☆お題→『バスケットボール』『バドミントン』『はさみ』『1/3』
【格闘女王美袋ユウの日常(1/3)】
「行ってきまーす」
丹田呼吸法で家の奥に向かってそう言うと、いつもは見送りになんか出て来ない母が心配そうにパタパタと小走りでやって来た。
「どうしたの? ユウちゃん? そんな大声出して? いつもなら何も言わずに出かけるくせに? 行ってきますとか言っちゃって? もしかして何かあったの? 何か張り切っちゃうことでも? もしかして喧嘩? だめよ? わかってるの? あなたは人なんて簡単に殺せちゃうほどの……」
ハテナマーク多っ! と思いながらも私は母のマシンガントークを遮って笑う。
「アホなこと言わんとって、お母ちゃん。散歩に行って来るだけじゃけぇ」
「散歩? ロードワークじゃなくて? なんで? あなたのんびり散歩する趣味なんてないじゃない? 本当は何しに行くの? 喧嘩? 出入り?」
「宿題出されたんよ、格闘技雑誌の編集さんに。『格闘女王・美袋ユウの日常』のタイトルでエッセイみたいなの書いてほしいんじゃて。そのためのネタ作りに行って来るだけ。家でずっとトレーニングしてますみたいなつまらん文章書けんじゃろ」
「まぁ、そうなの? それならももちゃんに書いてもらいなさい。あなた文章書くのとか苦手でしょ? 高卒だし。ももちゃん、四年生の大学卒業して岡山が誇る大企業EDWINに入社して、デスクワークやってるらしいわよ。あの子なら文章書くの得意だわ。代わりに書いてもらいなさい」
私は苦笑した。母は私のことを脳味噌まで筋肉だと思っている。私のことを格闘家としてしか知らない他人がそう思うのは仕方ないとして、身内にそう思われているのはさすがに悲しい。
祖父の教え通り私は文武両道を志して生きて来た。本もたくさん読んで来たのだが、母は見てくれていなかったのだろうか。私が大学に進まなかったのは単純に早くプロのリングに上がりたかっただけで、言わせてもらうが決して学力が足りていなかったわけではない。
「ははは。まぁ、行って来るよ。……あ、そうだ。言い忘れてたけど、この間ロシアに遠征に行った時、じーちゃんに会ったよ」
「おじいちゃんは死んだのよ。三年前に。そんなことも覚えられないほど頭悪いとは思わなかったわ……」
頭を抱える母にため息をつき、私は外へ出て、玄関の扉を閉めた。
家を出ると、私は二軒隣の家の呼び鈴を押した。
「こんにちは、おばちゃん。レオ散歩に連れてっていい?」
「あらユウちゃん。もちろんいっつも助かるわぁ。おじいちゃんの健康のために飼った犬なのに、おじいちゃんちっとも散歩に連れて行かないんじゃもん」
裏庭に回る前からレオが嬉しそうに吠える声が聞こえていた。母は私に散歩の趣味なんてないと言っていたが、実はこの家の犬を連れてよく散歩はしている。母が知らないだけだ。
犬小屋の前でしっぽを忙しなく振り、喜びのダンスを踊るレオはコンパクトな体格の、真っ白な雑種犬だ。つぶらな瞳がとっても可愛いやつだ。私は犬も猫も大好きなのだが、母が動物アレルギーなので家では何も飼えない。
「行くぞっ、レオ」
鎖を外し、リードを首輪に繋いで私が言うと、元気に一声吠えて、レオは駆け出した。
人の多いほうを避けて、用水路に沿ってのどかなまっすぐの道を歩いた。
誰も私のことを知らなかった。女子総合格闘技のチャンピオンなんてマニアぐらいにしか顔も名前も知られていないのだ。
レオは草むらを見つけるたびくんくん匂いを嗅いで立ち止まり、おしっこをひっかけた。あんまり見たことのない黒い羽のとんぼがたくさん飛んでた。少し向こうに目をやれば、交通マナーが悪いことで有名な岡山の車さんたちが車間距離詰め詰めで国道を走っているのが見えた。
「平和だなあ」と私は呟いた。
もちろん平和なのはいいことだ。母はああ言っていたが、私は喧嘩なんてしたことはない。戦うのはリングの上だけだ。
私は空手という武器を持っている。武器を持っているからこそ、日常の中では平和に座っていられる。何か事があれば立ち上がり、武器を用いてそれを退けることができる自信があるから、心を平和にしていられる。私に空手を仕込んでくれた祖父に心から感謝している。 >>923
☆お題→『バスケットボール』『バドミントン』『はさみ』『1/3』
【格闘女王美袋ユウの日常(2/3)】
私には3人の仲間がいる。四歳の時からの付き合いなので、幼なじみとも言えるのだが、なぜかその言葉は私たちにはしっくり来ない。
私たち4人は超能力者である、と言っちゃってもいいと思う。もし宇宙人が地球侵略にやって来ても、この4人だけで撃退してしまえる自信がある。嘘ではない。
私たちは『世界一幼女決定戦四歳の部』のリングの上で知り合った。国はそれぞれ違ったが、拳で通じ合った。みんなそれぞれ凄い力を持っていた。私欲に走れば一国を支配できるほどの力を持ちながら、みんな平和な日常を生きている。
レオを散歩させながら、彼女らのことを考えていると、ポケットの中でスマホが鳴った。オランダからの国際電話だった。
「エラにゃんだ」
私はそう呟くと、笑顔で電話に出た。
電話口から妖精が含み笑いするみたいな可愛い声が聞こえた。
『おハロ〜、ユウたん。エラにゃんですよ〜』
「やー、エラにゃん。元気? チェンナも変わりない?」
『大丈夫です、私の夫は今でもチェナたんですよ〜』エラにゃんの日本語はとても上手なのだが、たまに意味の伝わらない時がある。『あのですね、ユウたん。ウムト、アラフ……』
突然エラにゃんの日本語が乱れ、電話の向こうに低くて殺気焼けしたような声の持ち主が出た。
『ハオジョウブージェン、メイダイ、ユィー』
「チェンナか!? いや、お前とは電話じゃ会話できねーだろーがバッカ!」
私はツッコんだが、電話の向こうのチェンナは一人で喋り続けた。私は日本語しか喋れない。チェンナは中国語とオランダ語と英語が喋れるが日本語は喋れない。こんな二人でも顔を合わせて直接なら不思議と言葉が通じるのだが、電話では無理だ。まったく意味がわからない。
ひとしきり何語なのかもわからない喋りを一方的に聞かされ、ようやく電話の向こうに再びエラにゃんの日本語が聞こえた。
『ごめんなさい、ユウたん。チェナたんははさみでお尻をつついてお仕事に行かせましたから』
「あー、オランダは今、朝? さっきチェンナのやつ、何言ってたの?」
『はい、ユウたん。私たちの娘、メイがですね、なんと! 3歳になりましたぁー!』
「あ、そうか。もうそんなになるんだね。早いなぁ。おめでとー!」と、私はボケた言葉を返した。気づいていなかった。
『それで私たち、今度日本に行くのですよー』
「それで……って、なんで? メイちゃんも来るの? へぇ……? へー! 楽しみだなぁ」
『何を言ってるですか、ユウたん』
「え?」
『世界一幼女決定戦、3歳の部が日本の大都会、岡山のマスカット・スタジアムで行われるでしょーがっ』
あっ! と、頭の中で声が出た。
そうか。彼女らの娘が出場するんだ。
もうそろそろ19年も前になる、私たちが闘ったあの大会に。
『メイは凄いんですよー。チェナたんの攻撃力とエラにゃんの防御力を兼ね揃えたhybridなのです。絶対優勝はしますよー』
「ええ!? それは凄い!」私は声を上げた。
私は結局エラにゃんとは闘ったことがなかったが、その絶対防御の凄まじさはよく知っていた。何しろ原子力爆弾の爆発を無効化してしまったことさえあるのだ。しかもただ抱き締めるだけで。
その夫(女性だけど)チェンナの攻撃力は正直私を凌ぐ。自分の体をどんな武器にでも変えられるその能力が凄まじいのはもちろん、能力を使わなくともその攻撃のキレは一流の武術家のものだ。私はあの準決勝で彼女を下したが、防戦一方だった。なんとか防御しながらももう限界に来ていた私に、痺れを切らしたチェンナが自らの体を核ミサイルに変身させるという大技に出、その際にでっかい隙が生まれていなければ、私は勝ててはいなかった。
その2人の間に産まれた娘、メイ・リー(3歳)に私は激しく興味を持った。
闘ってみたい。格闘家の血が騒いだ。そして計算した。
メイ・リーが18歳になる頃、私は38歳……。ギリギリありえる。それまで日々の鍛錬を怠らなければ。 >>923
☆お題→『バスケットボール』『バドミントン』『はさみ』『1/3』
【格闘女王美袋ユウの日常(3/3)】
『ちょうどユウたんのタイトル戦の頃が世界一幼女決定戦の少し前です。タイトル戦が終わったらゆっくりして、ユウたんも見に来てくださいね!』
「そっか。オレの試合の数日後にメイちゃんの出る世界一幼女決定戦があるのか。見に行くよ」
『エへへ。ユウたんの試合ももちろん見に行きますよ〜。お相手はやっぱり、今、怒濤の勢いで勝ち続けてる、あの【遅れて来た超大型新人】さんでしょうか?』
「だと信じてるけど、まだ決まってない。今日決まるはずだけど、日本でロシアのTV番組観られないから……」
『きっとエカたん、勝ちますよっ』
「うん。あ、電話代ものすごいことになるよ? ぼちぼち……」
『どうもっ! エラにゃんでしたぁっ!』
エラにゃんは慌てて電話を切った。さすがは主婦だ。
私はネットの動画サイトで見たエカチェリーナの姿を思い浮かべた。
エカチェリーナは自慢の金髪縦ロールお嬢様ヘアーをばっさり切っていた。金色のスポーツ刈りに黒いタンクトップ姿の戦士をそこに私は見た。
彼女も四歳の時にあのリングの上で出会った私の仲間の一人だ。攻撃は幽霊召還というふざけたものではあったが、凄まじいのはそのフットワークだった。私が本気で追いかけても、エカチェリーナは私の動きを予知しているかのように逃げ回った。決して捕まえられなかった。まるで一流のバスケットボール選手のように、狭いリング上を縦横無尽に逃げ回った。天丼を食べたり、幽霊を出したりとおちょくったものではあったが、フットワークだけを見れば、まさに彼女は華麗なリング上の女王だった。
動画を見たところ、エカチェリーナのフットワークは衰えていなかった。それどころかそこにまるでフェンシングのような手刀による攻撃を身につけていた。刺しては引きを繰り返す蜂のような動きを他のどの選手も捕まえることが出来ず、彼女はデビューからわずか半年で総合格闘技女王である私への挑戦権を賭けた決勝戦に今、臨んでいる。
今、あのエカチェリーナと闘ったら、私は勝てるだろうか?
四歳の時は捕まえられなかっただけだった。私が本気の闘志を爆発させたら、彼女は簡単に吹っ飛んだ。
しかし私は感じている。今の私は、四歳の時の私より、弱くなっている。
小さき体に大きな闘志が充満する時、その闘志が大きければ大きいほど、それを容れる体が小さければ小さいほど、闘志は圧縮される。そしてそれが解放されし時、その爆発力は信じられないほどに大きなものとなる。
しかし私の体は、大きくなってしまった。
それに対して闘志はそれほど大きくなってはいないと感じる。
闘志を測る機械などないのでわからないが、むしろ弱くなっているのではないか。幼い頃はひたすらに純粋だった闘志に今は様々な雑念のようなものが混じってしまった。他人を敬う心、常識、社会に対する保身の念、怪我を恐れる無意識……これらが100%の私の闘志を抑制してしまう。
あくまで印象だが、今の私の強さは、幼かった頃の1/3もないのではないか。
それに対してエカチェリーナは、見たところ随分あの頃よりも強くなっている。衰えていないフットワークが長い足を得て、スタミナも比較にならないほど増えている。その上に遠い間合いからいきなり飛んで来るあの手刀……。
勝てるのだろうか? 私は、今のエカチェリーナに?
レオがワンと吠えた。
公園でバドミントンに興じている子供たちを見つけ、そこに加わって遊びたいようだった。子供たちは短い手足を振り回し、全力で羽根を追いかけていた。
私はそれを見て何かおかしくなってしまった。
あんなに全力にならなくても、今の私は足を少し動かし、手を伸ばしただけで羽を拾える。
そうだ、失ったものもあるが、得たものだって大きいじゃないか。今の私が幼い頃と同じ闘い方をする必要はない。何より楽しめ、だ。
そう思っているところへトレーナーからメールが入って来た。今度のタイトル戦の相手の名前がそこにあった。
『エカチェリーナ・トルスタヤ』と。 >>932
感想ありがとうございます!
確かに、何かもう一つ生活感が足りてない感じはしますね
あるいは逆にもっと抽象化しても良かったかもです
R18は通報されてみないとですが、全部ほぼ朝チュンなので、これで駄目って言われたら困るなぁ・・・
>>934
これまであまり明かされてこなかったチャンピオンの内面・・・
ですが、細かい突っ込みどころが3つくらいはあるw
それは置いといて、でも本当は家でずっとトレーニングしてるんでしょ?とも思ったw >>923
お題:『バスケットボール』『バドミントン』『はさみ』『1/3』
【闘え!! 羽球男】(1/2)
ダムダムダムダムとバスケットボールを叩き付ける音が響く。
バスケットボールによる世界征服を企む悪の秘密結社「デスバスケ」、その企みを防ぐために立ち上がった男こそ、バドミントンマンである。
そのバドミントンマンは、今、窮地に陥っていた。
デスバスケの改造バスケ選手、デスプッシングとデスブロッキングにはさみ撃ちにされてしまったのだ。
「ホラホラどうした、どうした?」
「流石のバドミントンマンも、これが最期か?」
「くっ!!」
周囲を飛び交うバスケットのボールをドッヂボールよろしく避けながら、バドミントンマンは苦痛に顔を歪める。
まるでなぶり殺しにするかの様な執拗な攻撃もさることながら、この二人の改造バスケ選手は、バドミントンマンとは相性が悪すぎた。
通常、相手選手との身体接触の無いバドミントンマンと違い、この二人は、特に相手の身体に接触するファールに特化していたからだ。
その為、手を叩かれ、背を押された地した為、バドミントンマンは既にシャトルをすべて失っていたのである。
攻撃手段の無いバドミントンマンは回避の一手しか打てない。
「クックック!! 遊びもここまでだ!! 死ね!!」
デスプッシングが、バドミントンマンを狙う。
止めとばかりにバスケのボールにトゲが生え、それがバドミントンマンに当たった……と思った瞬間。
「な……に……」
バスケットのボールが打ち返され、逆にデスプッシングの身体に叩き込まれたのだ。
だが、その代償は大きかった。バスケのボールをバドミントンのラケットで撃ち返したのだ。リストにかなりの負荷が掛かったのである。 【闘え!! 羽球男】(2/2)
「クッ、流石はバドミントン男と言う訳か、しかし、シャトルが無いのは変わらない。そのリストで、再び同じ事ができるか?」
少し顔を青褪めさせながらもデスブロッキングはそう言う。手首を押さえながら脂汗を流すバドミントンマンの姿を目に捉えたからだ。
なにより、さっきまで彼の手首を打ち据えてシャトルを叩き落として居たのはデスブロッキングだ。誰よりもバドミントンマンのリストが既に限界であろう事は、よく理解していた。
だが、バドミントンマンは冷ややかに口の端を歪めると、ラケットでデスブロッキングを指す。
「ご託は良いさ、掛かって来いよ!!」
「何だと!!」
対峙する二人の間に沈黙が満ちる。
ダムダムとバスケットボールを叩き付ける音だけが響いた。
(クッ、また打ち返そうってのか? いや、そんな事で切る訳……)
デスブロッキングはそう考えるも、未だ闘志沸き上がるバドミントン男のその瞳を見た瞬間、『コイツならやる』と考えを改める。
例え今、リストを壊そうと、シャトルを失い、自ら先制して攻撃する手段の無いバドミントンマンは、必ず打ち返して来るだろう。
ならば、打ち返せない所にボールを頬れば良い。
流石に顔は警戒されているだろう。先程デスプッシングが狙ったのも顔だった。
ならば、胴体か、意表をついて手元か、それとも下半身か……
狙う場所はその三カ所の内の一カ所。
狙いは1/3……
「くたばれ!!」
そう叫び、デスブロッキングがバスケットボールを放つ。
「!!」
「読んでいたさ、下半身を狙って来る事は!!」
追い詰められた時、思わず足を出してしまう事はバスケットボールの中ではままある事だ。それは本来キッキングと言うファールであるのだが、しかし彼等は反則を強化された改造バスケ選手だ、反則などしないであろうバドミントンマンの意表を突く為に、わざとそれを狙うだろう事は十分にあり得た。
だからこそ、その相手の心理を読み取って、バドミントンマンは、その1/3を読みきったのである。
打ち返されたボールで、デスブロッキングが打ち抜かれ崩れ去る。
「何とか、勝てた……ようだな……」
ギリギリの勝利だった。リストと言う代償もある。
薄氷の勝利だったが、しかし、それを喜んではいられなかった。
バドミントンマンの闘いは、まだ始まったばかりなのだから。
【闘え!! 羽球男】(未完) お題→『バスケットボール』『バドミントン』『はさみ』『1/3』締切
【参加作品一覧】
>>934【格闘女王美袋ユウの日常】
>>939【闘え!! 羽球男】 では通常お題、今回に限り『5つ』、現スレで取ります
お題安価>>947-951 というわけで・・・今回は長かった・・・ようやく次スレです
現スレは、水曜日までは(感想等書けるように)開放しておきます
木曜日以降、進行が作品一覧で埋めて、余ったら再び開放です
安価・お題で短編小説を書こう!10
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1625404894/ >>939
正直書きにくいお題の挟み撃ちから、ひねり出された必殺の一撃、という感じですw
なんだこれとしか言えないww
面白さだけで言うと、現スレで一番かも知れません >>937
感想ありがとうございます。
ってか、ツッコミどころ見つけたら遠慮なくしっかりツッコみなさい!
その上で踏みつけてストンピングして遊んでくれても私は喜びます。
モヤモヤするよぅ……(¯―¯٥) 顔文字で文字化けしたの初めてだ
>>939
うん、シュール。
連載希望で次はアフガンで戦場舞台にカンパニー同士の謀略にも巻き込まれながら、トランジスタグラマーの寮母さんに励まされて貰ったラズベリーを口に含みながら立ち上がるバドミントンマンを期待 こないだも文字化けしてた・・
>>954
えー、、めんどくせ・・w
まず一つ、お母さん、実はその会社、岡山とは縁もゆかりもないらしいですよ・・・!
もう一つ、犬やのにレオくんて(∪^ω^)レフ・トルストイカナ? ワンワンオ!
(現実では意外と多いようですが
最後は国際電話、今はインターネット電話等あるので、少し不自然かなと思いました 募集期間2020.10/4〜10/11
『雪山』『Y』『かゆい』『ユニクロ』『愛が走りだす』
【参加作品一覧】
>>8【君がいないと】
>>16【静寂の世界】
* * *
募集期間2020.10/11〜10/18
『家畜』『全知の神』『クライミング』『無能力』『牧童』
【参加作品一覧】
>>29【休暇はのんびり有意義に】
>>40【神豚の100の試練】
>>42【世紀末光頭伝エスニャンダモ(小説版)/第二十二話:高地の死闘! シャイニングニャンダモ対サタンニャンダモですにゃー】 募集期間2020.10/18〜10/25
『落雷』『ひぐらし』『フルーツタルト』『ライブ』『蝶』
【参加作品一覧】
>>56【マイベストフレンド・シグレ】
>>64【雨宿り】
>>69【リ・ライブ】 募集期間2020.10/26〜11/1
ジャンル『コメディー』+『ラップ』『アサルト』『液晶』『かなし』
【参加作品一覧】
>>83【大画面からこっそりと】
>>89【銃とゲームと幼馴染】
>>92【愛にあふれた変身ヒロイン野牛ハチベヱ】
* * *
募集期間2020.11/1〜11/8
『ブロッコリー』『ノンレム睡眠』『チャーシュー』『氷柱』『グルメ』
【参加作品一覧】
>>109【夢のバカゲー】
>>111【婚約破棄されたぽっちゃり令嬢は傷心家族旅行で訪れた先のブロッコリー王子に溺愛される!】 募集期間2020.11/8〜11/15
『竹』『ルーン』『牧場』『オーダー』『ミント』
【参加作品一覧】
>>126【俺の進む道】
>>129【王様の革命児】
* * *
募集期間2020.11/15〜11/22
『スペシャル』『障子』『旅館』『異能』『回転寿司』
【参加作品一覧】
>>146【転生の多い異世界事情】
* * *
募集期間2020.11/22〜11/29
『新婚』『鉄棒』『螺旋』『大彗星』『追放』
【参加作品一覧】
>>164【吉兆を追って】
>>185【大彗星の輝く夜に】(供養 募集期間2020.11/30〜12/6
『空白』『壺』『マクドナルド』『ポジティブシンキング』『黄金の門』
【参加作品一覧】
>>178【なんだか寂しい】
>>187【魔王退治】
* * *
募集期間2020.12/7〜12/13
『仙人』『変態』『シアン』『エイリアン』『男爵』
【参加作品一覧】
>>200【闘仙巫女】
>>213【学園乙女ゲームの世界に転生しましたがヒーローが変人ばかりなので全力で恋愛を回避します!】(供養
* * *
募集期間2020.12/14〜12/20
『雪蛍』『漆黒の翼』『ネタ切れ』『破滅』『感覚共有』
【参加作品一覧】
>>222【生存戦略サバイバー】 募集期間2020.12/21〜12/27
『氷柱』『思い出』『線路』『Xmas』『大混乱』
【参加作品一覧】
>>237【履き慣れないブーツは災いの元?】
>>242【年の暮れの】
>>244【私は入道雲を見上げた。あの日の暑さは、よく覚えている。】
>>248【年を重ねる】 募集期間2020.12/27〜2021.1/3
『キャンプ』『毛糸』『シェフ』『笑ってはいけない』『スクロール』
【参加作品一覧】
>>269【母手編みのニーソ】
>>271【御令嬢達の大冒険】
>>275【どうぶつクエスト 〜ネズミにぬすまれた食材を探す〜】 募集期間2021.1/4〜1/10
『初詣で』『RTA』『視聴率』『衰退』『お雑煮』
【参加作品一覧】
>>290【変わったり変わらなかったり】
* * *
募集期間2021.1/11〜1/17
『不良』『作画』『キリン』『イチゴ大福』『松岡修造』
【参加作品一覧】
>>307【ラジオも聴かず】
>>309【キリン先生】
* * *
募集期間2021.1/18〜1/24
『スライム』『魚釣り』『百花繚乱』『メガトン』『大仏』
【参加作品一覧】
>>324【脱獄した俺は未開の星で帝国相手に無双するかも知れない/第八話】
>>335【魔王討伐譚】(供養 募集期間2021.1/25〜1/31
『ガトーショコラ』『チキンレース』『ストーン』『デーモン』『すごろく』
【参加作品一覧】
(なし)
>>351【サバトはいかが?】(供養
* * *
募集期間2021.2/1〜2/7
『アラスカ』『ピキ』『ダービー』『悪役』『ナニ○○』
【参加作品一覧】
>>360【令嬢の溜息】
>>383【彼らの消えた世界で、○○を探して】(供養 募集期間2021.2/8〜2/14
『マーガリン』『少年』『シアン』『パンチ』『頭突き』
【参加作品一覧】
>>375【立ち上がれ、シンディ!】
>>385【ラッキーとかアンラッキーとか、そんなのどうだっていい!!】
>>396【荒野の1人】(供養
>>402【チョコ少女戰域】(供養 募集期間2021.2/14〜2/21
『慎重』『忍者』『闇のチョコレート』『ロマンティック』
【参加作品一覧】
>>403【喪失感、だけど・・・】
>>414【しのこい】
* * *
募集期間2021.2/21〜2/28
『雪解け』『エックス』『ブレイド』『奇乳』
【参加作品一覧】
>>434【新しく買ったバイクで】
>>441【駄目なネタ作文でお茶を濁す方法】
>>444【ナンバーズ】 募集期間2021.2/28〜3/7
『ココア』『たんこぶ』『ネズミ』『那由他』
【参加作品一覧】
>>462【台湾でマンホールに落ちて異世界に転生してチート能力で最強になって英雄もハーレムも全然夢じゃないけど絶対に現世に帰りたいこの気持ちが神なんぞにわかってたまるか】
>>470【ムリョウ】
>>472【不到】 募集期間2021.3/8〜3/14
『ソーダ』『ふきのとう』『ババ抜き』『せいんと』
【参加作品一覧】
>>487【退屈なしあわせ】
>>492【この姉弟は本当にどうしようもない】
>>496【中年勇者の魔王討伐日記】
>>509【春・ねこ・カード】(供養 募集期間2021.3/14〜3/21
『水先案内人』『パーク』『仮想現実』『妖狐』
【参加作品一覧】
>>511【究極の小説 vs 至高の小説】
>>528【かいだん】
>>552【機知に富んだ艦長ドン・タローテ】(供養 募集期間2021.3/21〜3/28
『船団』『一筆書き』『ケチャップ』『戦車』
【参加作品一覧】
>>542【シンプル】
>>549【弱虫のひとりごと】
>>557【機構世界の戦車乗】 募集期間2021.3/28〜4/4
『仙狐』『ストロベリーソース』『杏仁豆腐』『坂本』
【参加作品一覧】
>>573【杏仁豆腐のストロベリーソースがけ】
>>581【探偵のお仕事】
>>602【機知に富んだ小動物ハム・タローテ】(供養 募集期間2021.4/4〜4/11
『オタク文化』『遅レスですが』『幼女』『天丼』
【参加作品一覧】
>>594【その小さき体に】
>>607【劇場版】
>>612【未来冒険】 募集期間2021.4/11〜4/18
『画鋲』『奴隷』『戦闘員』『ゲームブック』
【参加作品一覧】
>>625【劇場版2レス目】
>>629【その小さき体に2】
>>631【戦闘員のハヤミヤさん。】
>>663【Prolog の文法でなろう小説っぽいゲームブック風の何かを書こうとした残骸】(供養
>>665【超軽文庫遊戯本(改)】(供養 募集期間2021.4/18〜4/25
『ラウンドアップ』『幼馴染』『追憶』『タイトル』
【参加作品一覧】
>>675【その小さき体に 3】
>>687【とある老人の記憶】
* * *
募集期間2021.4/25〜5/2
『野良犬』『300年』『怪獣』『サーフィン』
【参加作品一覧】
>>702【その小さき体に 3】(正しくは 4
>>716【ムア・トゥフトゥフと彼の最初の妻の話】(供養 募集期間2021.5/2〜5/9
『チューインガム』『賭博』『ステージ』『中間管理職』
【参加作品一覧】
>>718【その小さき体に 5】
>>725【ギルマスの憂鬱】
>>727【とある冒険者ギルド職員の昼休み】 募集期間2021.5/9〜5/16
『馬車』『24億』『オーバー』『もう遅い』
【参加作品一覧】
>>741【その小さき体に 6】
>>745【魔王討伐のその後で】
>>747【妹に婚約者クレクレされたけど、もう遅いです。大好きな彼は、誰にも渡しません。】
* * *
募集期間2021.5/16〜5/23
『ホームレス』『捜査』『ミルクティー』『アルミ缶の上にあるミカン』
【参加作品一覧】
>>765【その小さき体に 7】
>>774【漫才商売】 募集期間2021.5/23〜5/30
『ラッキーセブン』『漂流者』『古代種』『ジューンブライド』
【参加作品一覧】
>>788【その小さき体に 〜最終章〜】
>>794【しりとり☆リターンズ#しーくえる】
>>797【太古の記憶】 募集期間2021.5/30〜6/6
『白ツツジ』『ナメクジ』『スーパーロボット』『ロリ巨乳ケモミミツンデレメイド』
【参加作品一覧】
>>819【14年振りの再会】
>>825【異世界機構道中記】
>>884【クラスで僕にだけ塩対応のロリ巨乳美少女の弱みを握って好き放題したら、彼女が僕のことを「ずっと好きでしたにゃん」とか言い出した話】(供養
* * *
募集期間2021.6/6〜6/13
『ならず者』『はじまりの命』『メイド』『サラリーマン』
【参加作品一覧】
>>850【サラリーマン李(リー)くんの一日】
>>857【サラリーマンはつらいよ】 募集期間2021.6/13〜6/20
書き出し『これは善と悪の壮絶な戦いの物語である!』+『たぬき』『ヨット』『みんなで決めるゲーム音楽ベスト100』『プリン』
【参加作品一覧】
>>870【日本語で日記つけてみたよ!】
>>880【良く有る転生チートの話】
>>907【脱獄した俺は未開の星で帝国相手に無双するかも知れない/第九話】(供養 募集期間2021.6/20〜6/27
『カミソリ』『夏服でニーソ穿いてるJK』『佐賀』『ポケット』
【参加作品一覧】
>>897【ニーソを取り戻せ!】
>>902【女店主エカチェリーナの憂鬱】
>>912【夕暮れ】
>>915【夏服でニーソ穿いてるJKを拾った】 募集期間2021.6/27〜7/4
『バスケットボール』『バドミントン』『はさみ』『1/3』
【参加作品一覧】
>>934【格闘女王美袋ユウの日常】
>>939【闘え!! 羽球男】 以上100作品
内、供養15
募集期間2020.10/4〜2021.7/4
* * *
次スレはこちらです
安価・お題で短編小説を書こう!10
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1625404894/ 規制がキツいっす
次からは埋め方を変えた方が良さそう・・・
残りは雑談や感想用に解放しておきたいので、埋め立てはご遠慮願います >>956
めんどくさい中ありがとうございます(ぺこり)。
EDWIN……そうなのか。そうだったのか。仕事で岡山EDWIN行ったことあるけど道理で素朴すぎるなと思った……。
レオくんはね、実際近所にいたんです。手塚治虫『ジャングル大帝』の主人公に似てるからその名前つけたんだって。可愛かったよー(過去形(;_:))。
電話は……思った。自分「明日から海外いるから電話かけんな」って日本の知人に言って回るほどそういうの音痴なんで……。
あと自分でツッコミたいのは、中国語わからん人が書いてる筈の文章で『ハオジョウブージェン』はないだろう、とか
実は色々ありました。
ありがとうございました。 シンディシリーズ本当に面白かったし、途中ブランクができて
不安だったけど無事完結できて良かった
レイチェルシリーズもそうだけど、できれば何らかの形で続き作ってほしい気持ちも強い ところで(小説の話ではなく)>>510の百年王国だけど、まだ遊んでる
アリアンロッドLv6、アマテラスLv6、イナンナLv7、ガイアLv8で裏面Sクリア達成
スクルドだけやっぱり難しくて、今はレベル上げ中です 何作かピックアップしておく
レイチェルの作者様のだと、>>83とか、半端だけどかわいい話
>>29の映画の話も読みたい気はする
ベテラン氏のは、やっぱり数が多いので・・・最初から順に読んでいっても面白いけど
16、40、396、665、797、880を挙げておく 老師の作品だと、一番出来がいいのは>>542で、一番面白いのは>>511だと思う
>>573は、元ネタがあると、そう言われると、不自然な構成にも納得
本文はやっぱりうまいけど、お○ん○んびろーんはちょっと・・・
単発の作者様は、今回は>>631のみ 自作だとやっぱり>>42が、馬鹿丸出しでお気に入り
近作になると、なろう攻略も少し
例えば>>727とか、老師は謎って言ってたけど、別に謎でもなんでもない
なろうハイファンで、やる気なさそうなタイトルの短編が読まれる余地はないです
逆に>>747は READ ME 感一杯で出したので、それなりには読まれてますね
ただ内容が伴ってないので(ヒーロー不在で姉妹が仲良さそうにしてるだけ)、ポイントは入らない
>>884は、正直ちょっと期待したし、手応えもあったんだけど、ポイントはほぼゼロ
まぁ現実恋愛は過疎だし、短編需要もなさそうだし、お題で仕方なく書いたから男性向けの作品なのに話の骨格は女性向けだし
いずれにせよ、異世界恋愛で書いた方がいいな、という当たり前の事実を再確認できた・・・
ピックアップは以上です 皆様、お疲れ様です。
途中参加でわからないことも多かったですが、楽しかったです。
個人的に面白かったのは
602
665
880
912
でした。
631も力作。
うーた賞をあげるとしたら>>880ですね。緻密でアホな設定がとても面白かった。後半尻すぼみになるのが残念だけど。
次点が>>602。
元ネタとのギャップと主人公のドンキっぽさが楽しいパロディーでした。
自分の作品でお気に入りなのはやっぱり連続ものにしている「その小さき体に」シリーズですね、番外編も含めて。
キャラ達に対する愛が芽生えてしまっています。まぁここだけの話、実在の人物も混じってるんですけどね……ね、エラにゃん。 お題で縛られると、普段自分が使わないようなワードでも使わないといけないし、そのワードを可能な限り物語に絡めないとと頑張るし、いいトレーニングになりますね。
レス数制限があるのも締切があるのもいい感じ。どれだけ創作意欲が下がってる時でも、ま、守らなきゃ……! って書いてしまう。
あと何と言っても有り難い感想が頂けるのがいいですね。
これからもよろしくお願いいたします。 冒頭の1文縛りも面白かった。
ジャンル縛りなんかしても面白そう。
普段自分が書かない「時代劇」とか「ミステリー」とかで縛られたら新しい自分が芽生えそう。 遅レスですが
>>902
元王者の黄昏と言った所でしょうか?
近代欧羅巴でも交霊会は流行っていたそうですが
雰囲気を味わうのではなく、そのままズバリを前面に押し出すと
それはすなわちホラーになってしまいますねw
それでも最後に笑えるのが王者だそうで
>>934
以外に普通な彼女の日常
でも、そんな感じのアオリでグラビアレポートを受けていそうな居なさそうなw
>>915
家出かお忍びか?
最近は保護者の許可なく未成年を家に上げただけでも罪になるとか
世知辛い世の中です
>>907
脱獄されたサイドのお話ですね
この生真面目そうな元看守とニャンダモがシナジーしてケミカルなマリアージュなお話に続くのですねw >>925
感想有難うございます
姉とはそう言う生き物です
>>930
感想、有難うございます
自分の個人的な感想としては、太い眉の娘さんも、結構いい感じだと思っています
>>931
感想を下さり有難うございます
神社と言う物の静謐さと、少女のともすれば下らない悩みのギャップを狙った所は有ります
>>953
感想を有難うございます
とりあえずツッコミ所満載にしようと思いながら書いたらこうなりましたw
>>955
感想いただき、ありがとうございます
それは殆どお話しでき上ってますので(ツッコミ >>991
うーた賞有難うございます
これを励みに、一層アホな設定を作って行こうと思いますw >>991
602のシリーズは作者も気に入っているので、そう言っていただけるとうれしいですw
>>994
感想ありがとうございます
915、元ネタに倣えば家出のはずですが、正体不明でもあります
907、いずれは本編と合流して、わけの分からない話になる予定ですw レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。