>>326
それ半分くらい定型句として言われてるやつではあるので、全部の物語がそうってわけではないのは注意
ハリポタ一巻に明確な目的があるわけではないし、いわゆる巻き込まれ型主人公なんてジャンルとして成立するほど大量にあるし人気作も多い

言及してるように、『何を楽しみにするべきか』みたいな軸が示されてない時にその穴を埋める一案として主人公の動機があるって感じ
ハリポタであればいじめられてた主人公に魔法的な現象が次々と起きるワクワク感だし、なろう系なら降って湧いたチート要素をどう使うかだし

鎌池主人公や西尾主人公は冒頭から動機持ってることは少なくて、起きた出来事に対して決意するパターンが多い
三幕構成だと『主人公の変化』が物語には重要とされてるから、それはそれで正解……ま、逆に言えば「起きた出来事への決意」の段階で主人公の動機は何かしら定まるのも基本ではあるけどね

ちなみに機巧少女は傷つかないの一巻はプロローグで動機持ちタイプ主人公の要素完璧に満たしてる理想の冒頭なので手持ちの人は参考になると思う
冒頭だけ理想すぎて肝心の内容は二巻以降の方が面白いんだけども(示された主人公の動機やプロローグの内容が特に一巻時点で解決されない)