>>699
長々と書きます。すみません。
八月だったか、夏頃にワイ杯があったと思うんですけど、その時冒頭部分だけ書いて物にならないだろうと放り出したものを、一応完成させたものでした。
普段書いてないせいもあると思うけど、えらい苦労した。

>(異世界の話であったとしても夕焼けを閉じ込めたような目が透き通るものなのだろうか!
> 暖色系の目の色を想像するので比喩がしっくりこない!)

透き通るものは透き通る! なぜならそのように記述することができるから!
「想像できることは実現できる」および「世界は言葉でできている」理論による。
ワイの考えってやつですね。

> 行頭に「ー」が付くのはLの心の声で地の文にもLの声が含まれ、更に三人称の地の文が混ざる!
> ナチュラルな書き方がされているので作者は気付いていない状態で書いたと思われる!
> 平易な文章でありながら境界が曖昧な人称の揺らぎで少し引っ掛かる!)
>Lがいない場面だと人称が安定する!
>地の文が時に口語体のような書き方になっている!
>もう少しはっきりと峻別した方が読み易い!

これはわかってやってました。前に別なものを読んでもらったときにも散々言われた。わざとやった訳ではないけど、癖なのか病気なのか治りません。
でもわかると思うんですよね。本人の言葉とそれを引用する語り手の言葉、というふうに。
一般的ではないかもしれないけど、海外文学の翻訳なんかでもちょくちょく読む気がします。
気になる人が多いみたいなので、いい加減今後は控え目にしようかとは。
>パワーステアリング〜の部分は確かにもっとはっきりさせるべきだったと思います。

>>喧々諤々
>(「喧々囂々」と「侃々諤々」が混ざった間違った表現!
> どちらか一方を選んで書いた方がよい!)

知りませんでした。IMEが悪い。勉強になりました。

>主人公の少女の名前がLと云う部分に引っ掛かる!

元々はワイ杯の文字数制限対策のためでした。物語上の設定はエルーザの妹である母親が姉から音を頂戴した上、
「L」と書いて「エル」と読ませるように名付けた、ということにしてました。

>話としてはあまり楽しい内容ではなかった! シケイダの夏精はLの好奇心に振り回され、
>最後はLの刃によって命を絶たれる! Lはその代償としてシケイダの子を孕むが、
>自業自得に思えるので悲しいと云う感情が湧き難い!
>何を主題にして書かれた話なのだろうか! Lとシケイダの束の間の淡い恋の話、としては読めない!

「処女性」とか「不条理」などなどテーマだけは色々掲げたものの、指摘の通りで、自分で書いていながら焦点を最後まで絞りきれてなかったです。
中途半端とは思いながら、こだわる気にもならず、けじめのために強引に終わらせた感じで。駄作にお付き合い頂き申し訳なく、また心から感謝しています。
1つだけ意識していたのは、極力「いい・楽しい・切ない・悲しい・残酷…」な話と一言で括れない、ステレオタイプから離脱した話にしようということでした。
人物もそういうわけでいい人そうなんだけど、なんだかよくわからん感情移入しにくいキャラになるよう意識しました。
面白くなければどうしようもないんですが。

>Lは伯父、伯母からどのように思われていたのだろうか! 死力を尽くして守るような人物なのだろうか!
>希薄な人間関係のせいでその辺りも呼んでいて少し引っ掛かった!

支配人がエルーザにLを助けるよう懇願する場面で「お前の死んだ妹の娘じゃないか」という台詞があったのを、
あまりにも説明くさいと思って削ったのですが、残せばよかったかな、と思いました。
あとなるべく短い話にしようと思って急いでしまったというのも正直ある。覚悟が足りなかったです。猛省してます。

>何やら不思議な世界の一部を表現するにとどまった中途半端な短編と云う印象が強い68点!(`・ω・´)

70点割っちゃった。しかし読み返してみたら推敲不足が目立って汗かいた。色々含めて妥当な点かもしれません。
お忙しいところ、お読み頂き本当にありがとうございました。