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☆野葛について
前提:「宋の〜」「後宮の〜」ともに
喧嘩相手に罪を着させるために、被害者がわざと野葛という毒を飲み自殺する
というトリックを用いた展開がある

この野葛という毒物は「中国人の〜」にも登場している。
丸2ページ以上使い複数の事件例が記載されているが
喧嘩相手に罪を着させるために使用する、といった記載は全く存在していない

加えて言うなら、「中国人〜」の中には
「喧嘩相手に罪を着させるために自殺する」という事件例はとりあげられている。
が、その部分は野葛とは全くの無関係である。

☆まとめ
小野はるかの作品「後宮の検屍女官」は4話から構成されているが
このうちの半分である2話のトリック設定は、「宋の検屍官」とそっくりである。
・妊婦の頭に熱した釘を打ち込み髪で隠し自然死に見せかける
・喧嘩相手に濡れ衣を着せるため野葛という毒を飲み自殺する
この2つについては「宋の検屍官」以外に、類似した作品が見つかっていない。
同じ作品から2点も珍しいトリックが重なっているため、
小野はるかが「宋の検屍官」を知らないとは考えにくい状態である