図書館から借りてきた宋の検死官読めたので感想
トリックはそっくりだけど完成度は全然違うね

たとえば熱した釘のトリックの描写なんだけど
宋の〜の方は被害者が平民で検死もそこまでしっかりと行われてない設定
しかも髪を剃刀で剃って初めて釘の存在をわかる描写だったから
最初の検死で釘を見落としてても不自然な展開じゃ無いんだよね
そもそもの話として人力で頭蓋骨に釘を綺麗に刺せるのか?って疑問はあるけど
意識がなかった被害者に釘打ってる設定だからミステリーとしてはアリかなって感想

もう一方の小野さんのは引っかかるとこばっか
被害者が皇帝の子を妊娠中の妃っていうトップレベルの要人で
ちょっと髪をかきわければ釘が目視できる設定なのに最初の検死で見逃されてたのありえないと思う
他にもこっちの被害者は意識ある状態で殺されてるから釘打ちに無理あると思う
意識のある人間に釘打とうとしたら当然抵抗して釘がズレて髪や頭皮が盛大に焦げそうだし
力尽くで地面に頭を押しつけて釘打ったとしても
釘を打った衝撃が伝わって地面に接した面の頭部がぐちゃってなるから自然死に見せかけるの無理じゃ?