福田恆存(1912年8月25日 - 1994年11月20日)
55歳
しかし1967年以降からは、肯定的・否定的に関わらず言及されなくなり、
論壇では否定、そして無視されていくようになる。
坪内祐三は、福田が『問ひ質したき事ども』(1981年)を刊行したころは
保守論壇からも完全に孤立していた、と評している。

福田和也(1960年10月9日 - )
56歳
『新潮』2016年6月号「食うことと書くこと」

現在、食欲は著しく減退したけれど、酒への欲求は衰えていない。
さすがに昔の酒量は呑めないけれど、飲み続けている。
三十代、四十代のときよりもさらに深く、酒は私の中に浸透している。
恐らくこれから死ぬまで飲み続けることになるだろう。