ジョン・ル・カレ
4日夕、ショッピングセンターのベンチで倒れている男女が発見された。 英メディアによると、ロシア軍情報機関元大佐のセルゲイ・スクリパリ氏(66)と娘のユリアさん(33)。 同氏は欧州で活動中のロシア情報機関員の身元情報を英対外情報部(MI6)に流したとして2006年、ロシアで有罪判決を受け収監された。 10年に米ロ間の「スパイ交換」の対象となり、英国に渡っていた。 ロシア大統領選直前に犯行が行われ、即座に英国がプーチンを名指ししたことに 深い疑念を抱く これ、元KGBの共産主義者の組織がやったことじゃないだろうか? そしてまたもやSISに旧ソ連共産主義組織の残党のスパイが入り込んでいるのかもしれない 仮にロシアの国家工作機関がノビチョクみたいなモノを使って、 対象者を放置しておくなんてことは考えづらい ジョン・ル・カレ伝 初めて明かされる、スパイ小説の巨匠の人生の全貌。決定版伝記。 刊行日: 2018/05/25 --------3,240 円(税込) かつてMI5、MI6のスパイだったル・カレの波乱に満ちた生涯! 全米批評家協会賞受賞の伝記作家は、近親者、友人への度重なるインタビューを敢行し、 さらにはル・カレ自身の膨大な個人アーカイブの資料をひも解きながら、秘密主義の巨匠の真の姿に迫っていく。 原書をKindleセールで200円で買ったけど読んでないや スマイリーと仲間たちでコニーの世話してるヒラリーってそのまえの作品にもでてきてる? 覚えてないや >>143 ありがとう じゃああの思わせぶりな描写はなんなんだ ヒラリーは原因不明だがスマイリー在任中にメンタルブレイクダウンしたとしか書かれてないな コニーとレズパートナーってどっかで読んだ 英語でTinker Tailor Soldier Spyを読んでいる (昨年9月にようやくPenguin Modern Classicsで全作品が揃ったので) 読み始めると止まらなくて困る、昨日も夜更かしして今日は寝不足 The Honourable SchoolboyとSmiley's Peopleも買ってあるからしばらくは持つだろう ル・カレは戦後イギリスの小説家で10本の指に入るだろうね 才能ある書き手がたまたまスパイフィクションを書いてるだけ 文体の良さ、描写の密度、プロットの緻密さ、どれをとってもル・カレに敵う作家はあまり思いつかない ブクオフで「鏡の国の戦争」をゲット 1ページだけ酷く折れていたが Agent Running in the Field 2019/10/22刊行予定 楽しみです 195 名無シネマ@上映中 2018/09/27(木) 12:18:52 ID:vSY80aIN 1961年、当時のソビエト連邦から西側に亡命した男がいた。 アナトーリ・ゴリツィンという名のこのKGB中佐は、CIAに対して重大な事実を告げた。 「CIAの幹部の中にソビエトのスパイがいる」と。 ゴリツィン亡命以前から対ソビエト工作のハイレベルな情報の漏洩に気づき、極秘に調査をしていたCIAは 防諜部門の責任者ジェイムズ・アングルトンの指揮の下に本格的に調査を始めた。 ゴリツィンの尋問と分析を担当したCIA職員の回想によれば、亡命当初にゴリツィンが提供した情報には 諜報関係の亡命者に通常見られる偏見や誤解がほとんどなく、膨大で詳細かつ多岐に渡り極めて正確なものだった。 しかし、素晴らしく貴重なアセットを得て喜ぶCIAに対しゴリツィンは強い警告を発した。 「私の信用性を低下させるために、KGBは偽りの証言をするための偽りの亡命者を必ず送り込んでくるだろう」と。 その2年後、亡命を希望してきたユーリ・ノセンコという名のKGB職員は、ゴリツィンの証言とは異なる多くの情報を提供し ゴリツィンが欺瞞工作のための偽装亡命者だと尋問担当者に暗に示唆したが CIAはノセンコの方をゴリツィンが予想した攪乱工作員と断定し、彼を長期間に渡り監禁し拷問まで行った。 CIA内部のスパイ狩りは10年余に及び、その間の監視・執拗な尋問・嫌がらせ・昇進の妨害等により何人もの有能な職員が辞めていった。 後年、この長きに渡ったスパイ摘発捜査の検証のためにCIA内部で書かれた幾つかのレポートの中に 物議を醸して一部の職員から強い非難を浴びたものがあった。 あるアナリスト(西ドイツのブラント首相の秘書官が東ドイツのスパイであると看破し、ブラント辞任の発端となるレポを書いた有能な分析官) が下したその結論とはこうである。 「ゴリツィンの言うところのCIA上層部に潜み長年に渡って活動してきたスパイとは、ジェイムズ・アングルトンである」 196 名無シネマ@上映中 2018/09/27(木) 12:19:44 ID:vSY80aIN アングルトンをモデルにした映画「グッド・シェパード」を観ると彼は暗黒面に堕ちたように思える。 確実に言えることは、ノセンコとゴリツィンのどちらが信用できるのか?アングルトンは愛国者か裏切り者か? それを知るのはKGBだけだということだ 。 アングルトンの疑惑はケネディ暗殺と同じく決して明らかになることはないだろう http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/cinema/1483289639/ 『裏切りのサーカス』でコントロールを演じた故ジョン・ハートは、プロヒューモ事件のコールガールの手記を 映画化した『スキャンダル』で重要な役を演じていた。 そのプロヒューモ事件の発覚で時の保守党内閣が総辞職し、ハロルド・ウィルソン率いる労働党が政権を奪還したのが1964年。 その頃にMI-5に在籍し、長官のロジャー・ホリスをソビエトのスパイではないかと疑い 退職後に『スパイキャッチャー』を著したのがピーター・ライト。 そのライトが本を書く前に、ヴィクター・ロスチャイルド(ロスチャイルド家の当主)からライトのゴーストライターに なってくれと頼まれたが断ったチャップマン・ピンチャー。 MI-5が労働党政権の倒閣を企てていたことを匂わせた『スパイキャッチャー』が出版差し止め命令を受けて訴訟になった際の ピーター・ライトの不誠実な態度に憤り ピンチャーは 『対決 - スパイキャッチャー事件の舞台裏』を刊行。 ハロルド・ウィルソン首相の不可解な突然の辞任に至る経緯とイギリス諜報史の汚点を調査し詳らかにしたデヴィッド・レイの『首相はスパイ?』 『スパイキャッチャー』と『対決 - スパイキャッチャー事件の舞台裏と『首相はスパイ?』 この3冊は相互補完的な内容で実に面白い。 それと、クリストファー・クライトンの『ナチスを売った男』には、1945年に極秘作戦のためにドイツに向かうクライトンのチームに 密命を帯びた2人のMI-5の職員が途中から加わる描写があるが この2人とは、ロジャー・ホリスとアンソニー・ブラント(=ケンブリッジファイブの1人、ソビエトのスパイ)である。 2人の任務についてクライトンは曖昧にしか語っていないのだが、ある文書の奪還と推測される。 おそらくはドイツ贔屓のエドワード8世がヒトラーに送った手紙だろう。 ドイツがイギリス王家に仕掛けたハニートラップ (シンプソン夫人を使った工作) は、全てソビエトに筒抜けだったわけである。 古本屋が閉店すると言うのでル・カレ伝上下(セール価格2400円)こうたった ラッキー 地下道の鳩を読んでみたいけど、小説は「ティンカー、、」しか読んでない。 小説読まずに地下道の鳩を読んでも、わけがわからなかったり 小説のネタバレになったりするんだろうか? >>160 個人的にはやはり寒い国〜、スマイリー3部作と、パーフェクトスパイは読んでからのほうがいいと思います。 >>162 ありがとう。 手っ取り早くスパイ小説作家の回想録なるものを読んでみたいと思っていたけど 手順を踏んでから読むことにします。 ル・カレと同い年の行方昭夫先生にでも訳してもらえないだろうか 新作とパーフェクト・スパイだけでも… 或いは新進気鋭の若手英文学者でもいい 英語でスパイ小説の原書を フランス語でフランス文学の原書を 味読するようなキャラに生まれたかった 裏切りのサーカスのスクリプト落としてきたので読もうと思う 多分小説よりは読みやすいはず(不安) 色鉛筆の試作品を持ち込んでボツ? ひとつしかないなら無茶苦茶貴重品だよね どういう経路で流出するの? 昔村上春樹の原稿を編集者が金が欲しくて勝手にオークションに出した事件があったな。 ケンブリッジ・シックス (ハヤカワ文庫NV) キム・フィルビーら5人のケンブリッジ大学卒業生がソ連のスパイだったことが発覚し、英国は大打撃を受けた。だが彼らのほかに、もうひとり同時期に暗躍していたスパイがいたという。 歴史学者のギャディスは親友の女性ジャーナリストからこの人物に関する本の共同執筆を提案されるが、その女性が急死し、 彼は後を継いで調査を開始する。が、やがて国際情勢を左右する事実が明らかに! 巧妙に構築されたスパイ小説の力作。 「二人の巨匠ジョン・ル・カレとグレアム・グリーンに比肩する作家だ」(ワシントン・ポスト) https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900031/ 書評】スパイ小説の巨匠が描く「アジアの冷戦」(前編):ジョン・ル・カレ著『スクールボーイ閣下』 コントロールのサイン「C」って実際にSISの長官のサインなんだね 以下Wikipediaより引用 設立時の責任者にはバーノン・ケル大佐とマンスフィールド・スミス=カミング海軍大佐が任命された。 後に秘密勤務局外国課長も務めたスミス=カミングはサインとしてイニシャルのCのみを用いたため、 これ以後のSISの長官はみな同じようにCのサインを利用するようになった。 パーフェクトスパイの下巻だけゲット 上巻誰か買ったのかな… ティンカー・テイラーの前作って翻訳されてないんだね 第一作の『消されかけた男』では、英国情報部の腕利きスパイながら窓際に追いやられたチャーリー・マフィンが、 KGBの大物を西側へ亡命させる任務を担うことになる。だがマフィンの行く手には、敵だけでなく、 足を引っ張る味方も待ち構えているのだ。シリーズを通して描かれるのは、様々な罠をくぐり抜けて(時には引っかかって)どうにか生き延びるマフィンの姿である。 彼に比べれば、ジョン・ル・カレ描くジョージ・スマイリーが、どれほど楽をしていたことか。少なくともスマイリーは、東側相手の諜報活動という本来の業務に専念することができたのだ。 このあたりは、元英国情報部員のル・カレと、完全な部外者である元ジャーナリストのフリーマントルの姿勢の違いだろうか >>2 > 4鏡の国の戦争 The Looking Glass War 1965 早川文庫 NV226 早川書房('70) これも【スマイリー登場作】 海外ミステリ見聞録 | 直井 明 極大射程』の狙撃地点の意外に大雑把な位置関係、『スクールボーイ閣下』ジョン・ル・カレの歩いた香港から、 小説通りにまずかったレストランまで、行ってみなけりゃわからない話が満載! 海外ミステリのご意見番が世界中の「現場」を訪ね歩いて食べて撮った! 児玉清氏推薦「現場検証の面白さが満載!」 https://www.kasumigasekikai.or.jp/2017-07-14-5/ 元駐ギリシャ大使 齋木 俊男 ジョン・ル・カレことデイヴィッド・コーンウエルとは若い頃ちょっとした接点があったのです。時期は1961年から1〜2年間。場所は当時西独の首都ボン。 コーンウエル(以下ル・カレ)はイギリス大使館の二等書記官。 私は日本大使館の三等書記官で、歳は先方が2つばかり上。きっかけは忘れましたが、似たようなランクの同業ということで知り会ったのでしょう。 >>7 確かに、ル・カレはどこなんだろう?とウロウロしてしまった。 村上 生き生きしているんです。ジョン・ル・カレはぐしゃぐしゃした変な文章を書く人なんですが、 そのぐしゃぐしゃ性を突き抜けると、すごく感じるものがある。 そのぐしゃぐしゃ性を村上さんはすごく理解していて、ジョン・ル・カレに対する愛情が満ちている。だから好きなんです。 柴田 原文と比べてみたりしたことあります? 村上 あります。僕も英語で読んだり日本語で読んだりしているので。 柴田 その村上博基さんの訳は、ぐしゃぐしゃさに忠実なわけですね。 村上 忠実です。端折ってないですね。作ってもないです。英語で読んでもぐしゃぐしゃしているし >>195 wikipedia. スクールボーイ閣下 Agent Running in the Field: – 2019/10/22 John le Carré (著) 最新作「Agent Running in the Field」(「野を走るエージェント」の意味)は、ル・カレ氏にとって25作目の小説だ。 発売翌日に88歳になるル・カレ氏は、これまで長いこと「愛国心」とは何かを見つめ続けてきた https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-50043059 1986年に発表した『パーフェクト・スパイ』に興味を持ったキューブリックは映画化を検討するため、ジュネーブのフェルドマン博士という偽名を使ってル・カレにコンタクトを取りました。しかし当のル・カレはそれをキューブリックのオファーとは思わず断ってしまい、 権利をBBCのTVドラマ制作を担当していたジョナサン・パウエルに売ってしまいました。それを知ったキューブリックは「BBCシリーズの監督なら喜んで引き受ける」と応え、ル・カレはBBCのパウエルに「監督にキューブリックはどうだろうか?」と提案したところ、パウエルは 「そして予算が数百万ポンド、オーバーするってことかい?」「おまけに完成が数年遅れる? 申し出はありがたいが、われわれはいまのままでいいよ」 と応えたそうです その他にもキューブリックは、『アイズ…』の原作『夢がたり』の脚本化のオファーをし、その打ち合わせにル・カレはキューブリック邸に赴いたそうです。 しかしキューブリックの「最低限度の情報のみを与え、相手のアイデアを試す」という最初のハードルをル・カレは越えることができず、この話はご破算になってしまいました へぇー キューブリックとはそうだろうなぁと素朴に思うわ ロバート・ゼメキスみたいなおもろいオッサンとは馬が合いそうな気がする 作家主義系というか文学寄りのジョン・セイルズとかフィリップ・カウフマンならどうだったろうか 少し前にSingle & Single, The Little Drummer Girlと読んできて、 いまThe Constant Gardenerを読み始めたところ いつものル・カレの息の長い舞台設定に入った段階だけど、 この一見無駄な人物造形と描写がいいんだよねw (Woodrowの妻Gloriaの学校時代の話とか) Covid-19が原因の在宅勤務でこういう長い本をゆっくり読める 時間ができたと考えれば、悪いことばかりではないのかも… ハヤカワミステリーマガジン 特集/冒険小説の新時代 Adventure and Spy Thrillers in New Era 〈資料と研究・エッセイ〉 『レッド・メタル作戦発動』好評発売中&注目の冒険小説・スパイ小説続々登場 編集部 〔『レッド・メタル作戦発動』刊行記念・連続エッセイ〕 70〜80年代の冒険小説・スパイ小説ブームを語る 国安法、その内容は? 香港は1997年にイギリスから中国に返還されたが、その際に香港の憲法ともいえる「香港特別行政区基本法」と「一国二制度」という独自のシステムが取り入れられた。返還から50年は、中国のその他の地域では認められていない集会の自由や表現の自由、独立した司法、一部の民主的権利などが保護される。 しかし国安法によって、中国政府による抗議活動の取り締まりや自治権の縮小が容易となった。 国安法では、反逆や扇動、破壊行為、外国勢力との結託などを禁止され、違反者には最高で無期懲役が科される。 また、以下のような内容が含まれている。 ・中国政府や香港自治政府への「憎悪表現」を違法とする ・非公開裁判や容疑者への盗聴を認める。容疑者は中国で裁判にかけられる可能性がある ・公共交通機関の破壊などをテロリズムに指定できる ・警察はインターネット・プロバイダーに対しデータ開示を請求できる さらに、香港に永住権を持たない人や、香港「以外の出身者」にもこの法律は適用される。 大使館・領事館や国の出先機関がスパイの拠点なのは諜報戦の通常ですが、 スパイ活動を理由に平時の領事館閉鎖命令というのは、他に過去事例はあったかな? スパイ活動を理由に在外公館を閉鎖させる動きが世界中に拡大したら、世界には、スパイしない日本の大使館しかなくなったりして アメリカの民間軍事会社であるブラックウォーターUSAの創業者だったエリック・プリンスが 設立したフロンティア・サービス・グループは新疆ウイグル自治区で対テロ訓練施設の建設などを行ってる フロンティア・サービス・グループ(FSG)は、ブラックウォーターUSAの元代表エリック・プリンスに よって設立されたアフリカを中心としたセキュリティ、航空、および物流関連の会社。 本社を中国の香港と北京に置き、ドバイ、上海、ナイロビ、ボーテンにオフィスを持つ 中国の一帯一路構想を支援する契約を締結している 2013年、アフリカで中国政府系の中信集団(英語版)に所有された香港の警備・流通会社 「フロンティア・サービス・グループ」(FSG)の会長に就任した。この企業は中国の一帯一路戦略を支援しており、 プリンスは中国の情報機関との繋がりも米国当局に捜査された。FSGは北京で治安要員養成学校の運営に協力しており、 新疆ウイグル自治区での対テロ訓練施設の建設契約の報道で物議を醸した際は関与を否定した 伊藤忠商事と組んで日中連携で中国へのビジネス展開する、中国国務院傘下の国有コングロマリットであるCITIC中信集団はどんどん有名になる。 CITICを知らずして中国を語るなかれと言う話もありますね。 傘下は174社があり、中信銀行、中信資本、中信證券などの本部や代表オフィスは北京の京成ビルに集約され、 174社と孫会社などは同じビルでオフィス。世界首位のアルミホイール製造、 中国首位の建材製造機器、特殊鋼製造などのメーカー、さらに建設や資源、不動産、ITなどの企業を抱える、同国最大のコングロマリットだ。 2015年度決算では、売上高が円換算で約5兆4600億円、連結純利益は約5500億円、連結総資産は約89兆円で、従業員数は約13万人を数える。 一帯一路の国家戦略を実行する 役割を担っている。CITICは中国政府の戦略動きの先頭立つ、第一線の部隊です。『一帯一路』の建設と地域の開発の資金調達はAIIBはもちろんだけど、 多くの資金は中信銀行から融資、はじめは7000億RMBからスタート。昔から、CITICはあらゆる産業にネットワークを広げるコングロマリットであるが故に、 昔からウォルマート・ストアーズ、コカ・コーラ、資生堂、日産自動車、伊藤忠など外国企業の中国進出を支援してきた。これからCITICの動きは注目、日本企業は一帯一路で、CITICとの提携で、海外進出も一つの手だと思います。 栄家の血脈―激動の大陸を疾走する赤い資本家の誓い (日本語) 単行本 – 2006/6/1 中国最大の実業家として百年以上も繁栄し続ける栄家一族を記録したものです。 本書は、栄家五代を描いていますが、物語の中心になるのは、栄毅仁・智健親子です。栄毅仁は、「赤い資本家」と呼ばれ、国際信託投資、経済特区などを推進し、改革開放後の中国経済を支え、 国家副主席にまでのぼりつめた人物です。また、毅仁の息子・智健は、現在、香港の中信泰富(CITICパシフィック)を率い、米『フォーブス』誌が発表する中国富豪ランキングで常にトップの座にいる大富豪です。 栄毅仁・智健は、中国現代史という巨大な光と影に刻まれながら、激動の時代を歩みました。改革開放後に現れた中国の大富豪たちとは違い、新生中国政府による一族資産の没収、文化大革命での糾弾など、辛酸をなめ尽くしているのです。 その歴史には、血も涙もあり、喜びも誇りもありました。強権への疎遠も挑戦もあり、権力との妥協や癒着もありました。まさに歴史に翻弄されながらも、再び繁栄を取り戻したのです。 中国大陸を舞台に政治と実業の世界で生き抜いた毅仁、香港を舞台に投資の世界を生き抜く智健。 マーが中国共産党員だと発覚し、世界に波紋を広げた。 共産党機関紙・人民日報が11月26日に公開した「改革開放に貢献した表彰者」リストにマーも含まれていた。共産党は党員を受け入れる際に、厳しい審査を長期にわたって実施。「共産主義の実現に命をささげる」と宣誓して、最終的に入党が認められる。 そのような政治的洗礼を受けていたならば、マーは一企業人として資本主義風に金を稼いできたのではなく、隠れ共産党員として市場原理を利用し、党と政府のために工作してきた、と言えよう。日米の政財界と太いパイプを築いたのも、リベラルな企業人として世界経済に貢献したというよりも「高級スパイ」として潜入したとみたほうがいいかもしれない。 そもそも中国ではアリババほどの規模になると、政府や共産党の触手から逃れて市場原理だけで経営などできない。改革開放を掲げた政府の「社会主義市場経済」は建前。実際の中国経済は共産党員である「赤い資本家」が国家資金を駆使して、国民を搾取する官営資本主義だ。 こうしたシステムは80年代にケ小平が設計。その後は江沢民(チアン・ツォーミン)政権が制度化して企業家の入党を促し、政府高官と団結させて国有企業を支配した。労働者と農民の代表を自任する共産党が、ストライキ権を認めずに膨大な利益をひたすら搾取してつくり上げたのが中国の企業群だ。 党員が「赤い資本家」として活躍している事実に即して言えば、中国には厳密な意味での私有企業は存在しない、と経済学者たちがみても無理はない。 それでも彼ら隠れ共産党員が純粋な企業人のふりをするのは、外国の資本や技術を呼び込むため。こうして成功した一例が、05年に亡くなった栄毅仁(ロン・イーレン)だ 新作出てたんだ スパイはいまも謀略の地に (日本語) 単行本 – 2020/7/16 イギリス秘密情報部(SIS)のベテラン情報部員ナットは、ロシア関連の作戦遂行で成果をあげてきたが、引退の時期が迫っていた。折しもイギリス国内はEU離脱で混乱し 、ロシア情報部の脅威も増していた。彼は対ロシア活動を行なう部署の再建を打診され、やむなく承諾する。そこは、スパイの吹きだまりのようなところだった。 ナットは、新興財閥【ルビ:オリガルヒ】の怪しい資金の流れを探る作戦を進めるかたわら、趣味のバドミントンで、一人の若者と親しくなっていく。 ほどなく、あるロシア人亡命者から緊急の連絡が入った。その人物の情報によると、 ロシアの大物スパイがイギリスで活動を始めるようだ。やがて情報部は大がかりな作戦を決行する。そして、ナットは重大な決断を下すことに……。 ブレグジットに揺れるイギリスを舞台に、練達のスパイの信念と誇りを描く傑作。 https://www.afpbb.com/articles/-/3321120 英作家ジョン・ル・カレ氏死去、89歳 スパイ小説の名手 2020年12月14日 8:23 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ] 【12月14日 AFP】(更新、写真追加)スパイ小説の名手として知られる 英作家ジョン・ル・カレ(John Le Carre)氏が12日夜、死去した。89歳。家族が明らかにした。 家族によると、本名をデービッド・コーンウェル(David Cornwell)というル・カレ氏は 12日夜、イングランド南西部コーンウォール(Cornwall)の病院で、肺炎のため亡くなった。 ル・カレ氏は、「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ(Tinker Tailor Soldier Spy)」や 「寒い国から帰ってきたスパイ(The Spy Who Came in from the Cold)」などの 東西冷戦(Cold War)時を舞台としたスパイ小説で知られる。 ル・カレ氏は60年にわたるキャリアの中で、小説25作品、回顧録1作品を執筆。世界で約6000万部を売り上げた。 2019年10月に出版された「スパイはいまも謀略の地に(Agent Running in the Field)」が最後の作品となった。 https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/1000x/img_f2f67582f7cc80dbcb33839fcb52ab85108692.jpg 英作家ジョン・ル・カレ氏。ドイツ・ベルリンにて(2016年2月18日撮影)。 https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-55297558 John le Carre: Cold War novelist dies aged 89 https://edition.cnn.com/2020/12/13/europe/john-le-carr-death/index.html Best-selling spy novelist John le Carre dies at 89 Amir Vera byline By Amir Vera and Dan Wright, CNN Updated 0021 GMT (0821 HKT) December 14, 2020 https://www.bbc.com/japanese/55297885 英作家ジョン・ル・カレ氏が死去 数々の傑作スパイ小説 冷戦時代のスパイ活動を描いた「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」、「寒い国から帰ってきたスパイ」など、 数々の人気小説で知られる英作家、ジョン・ル・カレ(本名デイヴィッド・コーンウェル)氏が 英南西部コーンウォルの病院で現地時間12日夜、肺炎のため亡くなった。89歳だった。 出版代理人が13日夜(日本時間14日朝)、明らかにした。 ル・カレ氏の出版代理人を15年近く務めてきたジョニー・ゲラー氏はル・カレ氏を、 「冷戦時代をくっきりと描き出し、恐れを知らずに権力者に真実を語り続けた」、「まぎれもない英文学の巨人」と呼んだ。 さらに、「人間のあり方というものに関心を持つすべての人、すべての本好きは、この喪失を深く感じることになる」とも述べた。 「私たちは英文学の偉大な存在を失った。素晴らしいウィットと優しさ、ユーモアと知性の人を失った。 私は友人と先生、そして感動を与えてくれる人を失った」と、ゲラー氏は書いている。 遺族はゲラー氏を通じて、「ジョン・ル・カレことデイヴィッド・コーンウェルが、 肺炎と短い間闘った後、土曜日夜に亡くなったことを、深い悲しみと共に確認しなくてはなりません」と声明を発表した。 「結婚50年近くになる最愛の妻ジェインと、ニコラス、ティモシー、スティーヴン、サイモンの息子たちが残されました」 「私たちは全員、彼の死去を深く悲しんでいます。入院中、思いやり深く手厚く看病してくれた トルーロのロイヤル・コーンウォル病院の素晴らしいNHSチームに感謝します。一緒に悲しんでくれていると、承知しています」 >>216 1931年にデイヴィッド・コーンウェルとして生まれたル・カレ氏は、 イギリスのパブリック・スクールを経てスイス・ベルンの大学、英オックスフォード大学で学んだ。 オックスフォード在学中から英MI5(保安局)のために働き始め、 イートン・コレッジで教えた後にMI6(秘密情報部)へ移り、ドイツ・ボンの英大使館で働き始めた。 MI5在籍中に初の小説「死者にかかってきた電話」を執筆。 ドイツ勤務中に「ジョン・ル・カレ」のペンネームで、この第1作と次の「高貴なる殺人」を発表。 続けて発表した、冷戦下のドイツと情報部員を描いた「寒い国から帰ってきたスパイ」が世界的ベストセラーになった。 1964年に情報部員だとソ連側に知られたことで退職し、フルタイムの小説家になった。 自分の身元をソ連側に明らかにした、イギリス出身の二重スパイ、キム・フィルビーに着想を得て、 1974年には英情報部と二重スパイを迫真の筆致で描く「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を発表し、 スパイ小説の大家としての評価を不動のものにした。 その後も冷戦中に数々のスパイ小説を発表。冷戦後は国際的な武器密輸や製薬業界などを題材に、作品を発表し続けた。 5歳の時に家を去った母親と生き別れた経験や、保険金詐欺で逮捕されるなど 犯罪に関わり続けた父親との確執が、作品に反映されていると自ら語っていた。 その作品の多くは映像化された。 BBCが1970年代にドラマ化した「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」で 主役ジョージ・スマイリーを演じたアレック・ギネスの演技は、それ以降の小説でのスマイリーの描写に影響したともされている。 2011年公開の映画版「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」(邦題「悲しみのサーカス」)では、 ル・カレ氏自身がさりげなくカメオ出演している。 (難解ゆえ)訳に恵まれなかったとは言い過ぎか ご冥福をお祈りします。 A Perfect Spyをゆっくり再読しているところでした… >>218 ルカレは英語で読んでも難しい 文化的背景のまるで違う日本の言語に翻訳するのはほぼ不可能でしょうね Stephen King@StephenKing John le Carre has passed at the age of 89. This terrible year has claimed a literary giant and a humanitarian spirit. THE LITTLE DRUMMER GIRL was one of the best novels I’ve ever read. 同い年でモームの翻訳で有名な行方昭夫先生にどれか1つでいいので 翻訳していただけないものだろうかなぁ… https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-55313106 【解説】 創作と現実の接点は……英作家ル・カレ氏の秘密の世界 1時間前 ゴードン・コレラ、BBC安全保障担当論説委員 元スパイ作家ル・カレに元CIA工作員から愛を込めて Newsweek・2020年12月26日(土)11時30分 https://www.newsweekjapan.jp/glenn/2020/12/post-57.php read.cgi ver 07.5.0 2024/04/24 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる