又吉直樹の『火花』 [無断転載禁止]©2ch.net
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第153回(2015年)芥川龍之介賞受賞作でベストセラーになった又吉直樹の『火花』について語りましょう 『劇場』も結構評判いいみたいだけど単行本もまたヒットするのかな お前ら今NHKで放送されてるドラマの「火花」見てる? 火花達のラスト漫才ちゃんと泣けるのな
グッと来た
前フリ部分はなかなか良かったと思う
神谷の処理は苦笑い >>8
流れが破滅に向かってる感じあったからな
色々モデルになった人達もいるわけで、あんまり悲惨にすると要らぬ誤解も招きかねない
又吉の中途半端なやさしさがあんな生かさず殺さずな展開にしてしまったんだろうな
それはそれで悲哀に満ちてはいるけど 面白かった
けど芸人の話としてはゆうきロックのやつとツチヤタカユキのやつの方が面白かったな
文章は綺麗でこういうのが純文学ってやつなのかと勉強になった 神谷が素直に生きるほど周りに迷惑を掛けてしまうんやね
所々芸人とはとかお笑い論を語るんやけど最後の最後に出た本音は 一般書籍よりもおすすめてきにネットで得する情報とか
グーグル検索⇒『稲本のメツイオウレフフレゼ
T0Q7P 大地を震わす和太鼓の律動に、甲高く鋭い笛の音が重なり響いていた。熱海湾に面した沿道は白昼の激しい陽射しの名残りを夜気で溶かし、浴衣姿の男女や家族連れの草履に踏ませながら賑わっている。
この冒頭でなんとなくこの人の文章は合わないなと感じて読むのをやめたけど、その理由がさっき谷崎潤一郎の「文章読本」を読んでいて分かった。 谷崎曰く散文では文章に実用的と芸術的の区別はなく、余計な飾り気が除かれ実際に必要な言葉だけで書かれた「最も実用的な文章」が芸術的にも最もすぐれた文章であるという。つまり、情景を描写するならばその情景が最も伝わりやすい文章が最もすぐれた文章ってことになる。 その観点で見ると、この又吉の文章は狭いスペースの中でいくつもの修飾語がごちゃごちゃしていて情景を掴みにくい。
道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。
これは伊豆の踊子の冒頭だけど、これに限らず多くの文豪たちの文章はスッキリしていて美しい。やっぱりこういう文章を書いてほしいと思った。
とまあ、一方的に俺の意見を押し付けた。そんな俺失敬! 客観的に読み返すとオナニーしてるみたいでキモいな。最初しか読んでないのに作品を否定してるのもあれだな。気を悪くしたらゴメン。 余計なものをのけて必要な言葉だけにするんだろ
歩いていたら雨が降ってきた
これだけじゃん >>22
あくまで余計な「飾り気」
ただその事実を伝えたかったのならその文でいいけど、伊豆の踊子ではその情景を伝えたいのだから、それだと全然伝わらない。
伝えたいことを最もよく伝える文章が良いのであり、必要以上に言葉を使うと全体の内容が掴みにくくなるから、余計な飾り気はなくしたほうがいい。 22だと省いてるのは描写するのに必要な言葉であって、ここでいう余計な飾り気ではないってこと ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています