クレジットカードは文字通り、その人の社会的信用度を示す「身分証明書」なんです。
クレジットカードの歴史は、アメリカのある富豪が、高級レストランでディナー後の会計の際、財布を忘れたのに気付いて冷や汗をかいたという経験から始まります。
幸い社会的地位も経済力もピカ一の紳士だったので、店側も安心してツケを受け入れました。

この「社会的信用度」を担保に、ツケが出来るシステムが出来ないかと考えたのが、カードビジネスの始まりです。
そう、この富豪が興した事業こそ、かの有名な「ダイナースクラブ」です。

クレジットカードの券面こそが身分証となり、これを提示することによって
「私はこれだけの名士です。地位も資産もあります。だから今回はツケでお願いします」
というやり取りが通用するのです。
どこぞの馬の骨が無銭飲食するのとは違うと。

だから本来はクレジットカードは、選ばれし上流階級が持つものでした。
大衆化して貧民もカードを持てるようになった現代こそ、券面が非常に重要なのです。
社会人ならばアメックスかダイナースを、最低でも三井住友のゴールドくらいは持つべきです。
楽天なんて、逆に底辺を証明するような身分証になってしまっているではありませんか。