歴史・時代小説ファン集まれ その 10 [無断転載禁止]©2ch.net
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歴史・時代小説ファン集まれ その 9 [転載禁止]©2ch.net
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/books/1447559206/ 中谷航太郎「首売り丹左」を読んでみた。
主人公は戦で背走する武将を待ち伏せして首を刈り、手柄が欲しい
相手方の武将に売るのを商売にしてるんだが、そのせいで
手柄の横取りしてるみたく、よく思われていない。
でも背走する将兵を討ち取る落ち武者狩りって
普通.のことでは?と気になった。
別に他人が討ち取った首を横取りしたわけでもあるまいし。
あと武田信玄が村上義清と戦っていた時代が舞台なんだが、
年号が「天保」になってる。
正しいのは「天文」なんだが、「天保」って言ったら有名な
江戸時代の改革の名前にもなってるし、間違えたら駄目だろ。
どうも最近、雑な作品に当たりがちだ。 『童の神』読んだ。
矢野隆『鬼神』を読んで、
「もったいない、俺ならこう描くのに」
と思って、その勢いで書いちゃったみたいな内容だった。
物語自体は面白かったけれども、
平安時代中期という設定でこのストーリーはどうなんだろ?
大江山酒呑童子よりも、作中でもちらっと言及されていた大化の改新か、
いっそ将門の乱の話にしてしまってもよかったんじゃないか。 平安時代が売れ筋ということなのかな…
『鬼神』でも思ったけれど
聖徳太子の時代ぐらいの設定ならちょうどいい内容。 井川香四郎の寅右衛門どの江戸日記シリーズが気になってるんだけど、読んでる人いる? 『大名絵師写楽』を読んで
写楽の正体について最も説得力のある説だ!
と感想を挙げている人がいたけれど
西日本の25万石の大名の隠居が
お伴一人だけのお忍びでほいほい江戸にやってくるようなお話が
現実に成り立つと思っているのだろうか・・・ 写楽の正体はーってのは、先週BS11の番組でやってたな。
下絵は、オランダ人か?!とか何とか >>456
『写楽・閉じた国の幻』を書いた島田荘司でしたね。
まあ、写楽西洋人説の小説自体は清水義範や石森史郎の先例があるけれど。
『写楽・閉じた国の幻』は江戸編(時代小説パート)だけにしておけば面白かったけれど
現代編(ミステリ小説パート)のオランダ人説の検証が
現実の学術研究よりも(物語を成り立たせるために)二十年以上遅らせているから
歴史ミステリとしてはあまりいただけない。
それと『写楽・閉じた国の幻』も『大名絵師写楽』も
歌舞伎と浮世絵が江戸にしか存在しないパラレルワールド。
江戸に執着しないでも、大阪や京都で芝居見物できるやんか。 >>369
俺も40代で読んだんだけど
剣客商売で嫌なのは平気で指を切ったとか足を切ったとかそういう残酷な描写が平然と
でてくる所だな
内容には文句はないけど最後は結局作者が死んで秋山小兵衛が93歳で死ぬまでやら
なかったことだけが残念だったな。
ところで鬼平犯科帳は最後中途半端な終わり方をするの? >>456
写楽は春画を描いたわけではないから、素性が表に出ても何も恥ずかしいことはない!
とかいっていたけれども
当時は性風俗を描くよりも河原乞食を描くことの方が恥ずかしかったはずでは…。 鈴木春信や喜多川歌麿は「役者絵なんてくだらないものを描けるか!」と
DISっていた(と『浮世絵類考』に書いてある)し、
歌川広重は有名になってからは過去に役者絵を描いたことを黒歴史にしている。
当時は身分社会だったから、売れ筋だからといって役者を描いていたら見識を疑われたのだろうね。
その辺り、中野三敏氏の著書に詳しい。 >>456
写楽の正体って阿波藩のお抱え能役者の
斉藤十郎兵衛で決まりじゃないのか?
当時は売れなかったから名前も出ずに消えただけで。 学術的にはほぼ決まりだが
それだとお金儲けにならないから
出版業界とTV業界はいまも謎の浮世絵師だといって引っ張っているんだよ。
本能寺の変の陰謀論なんかと同じ。 『稀代の本屋』は斎藤十郎兵衛だったし
これからは斎藤十郎兵衛のままの写楽小説も増えていくんじゃないの。 >>458
途中で終わって一番悲惨なのは「花と火の帝」
まさかのクライマックスとおぼしきところでぶっつり
剣客は一応それぞれ話が完結してるからまだまし 稲葉稔の「喜連川の風」2冊読んだが、主人公が無茶な仕事を
振られ、合間にもいろんなトラブルが起きるが、最後は見事
解決するってパターンみたいだな。
でも要求が無茶すぎてこれ以降あんまり読む気がしない。
一冊目「ほとんど関係がない細川家から、足利一族つながりの
よしみで一万両借りる、そのお手伝い」
二冊目「隣の藩の領地の橋が壊れたから橋の掛け直しと
河川整備の陣頭指揮を取らされる。
なお隣の藩の役人は誰も出てこない」 山田長政を暗殺した殺し屋がタイからやってくる。
作中の強キャラ総がかりでかろうじて撃退。
知人のペルシャ芸人が京都にいたので
殺し屋はそこに転がり込む。
殺し屋の行方を主人公たちが捜索中。
こんな感じだったと思う。 >>466
新たな強敵キャラが出現して、直接対決すべく河原を走ってる途中で終わったような記憶
むしろあんな途中で書くのをやめられるもんかと
それだけ具合が悪かったんだろうな >>467
稲葉稔なら風塵の剣がおもしろかったな。 富樫倫太郎「闇の獄」「闇夜の鴉」
全てを失い、盲目の暗殺者として生まれ変わった男が金で殺しを請け負い、宿敵を
倒し、仲間とも闘う羽目になるハードかつダークな剣戟モノ。
新解釈の「座頭市」みたいな趣なので好きなんだが待てど暮らせどその後が出ない・・・
他のシリーズ(警察モノ)が人気で忙しいのはわかるけどこれだけで終わらすには
正直惜しいキャラなのでほとぼり醒めたら続編希望。 ちょい前からアマにいる玉水なんとかてやつ
カテエラーでうざい >>466 >>472
『死ぬことと見つけたり』も
物語の終盤が見えてきたところで未完・・・ 面白くなければ未完でも良いんだが、隆慶一郎は傑作ばかりだから困る 隆慶一郎は『吉原御免状』からして
全四部の構想だったのに二部(『かくれさと苦界行』)までしか書いてないから
未完・・・ 「影武者徳川家康」って地方新聞に連載されていたから面白くないと思っていた俺
読み始めたら面白くて分厚い上下2巻を一気読みしてしまったw >>473富樫倫太郎は女郎蜘蛛等の江戸の暗黒物や
堂島物語みたいな相場の話を書いて欲しいのだが
あまり面白くない警察物に力を入れているから困る >>481
何といってもドラマ化されたしな。力入るのは分からん事もない。 時代漫画もこのスレでいいですか?
特に少女漫画が好きなのですが… >>483
原作が小説でその比較とかならいいんでない >>484
原作小説じゃないです
大奥、さくらん、とりかえばや、アシガール…
スレ探しても見つからない http://itest.5ch.net/lavender/test/read.cgi/english/1552040728
【朗報】
どうしても
「電子マネーをチャージは意味不明な和製英語でネイティブには通じない」
という俗説を忘れたくない勢がEnglish板に殴り込み
→「辞書に載ってる」の回答に無事死亡 自分の住む市(藩)の大名が悪者老中だと読んでいて微妙な気分w >>491
逆に地元の悪政を敷いた藩が美化されてるのも複雑だ。
「壬生義士伝」の南部藩とか。 いいなぁ
うちは旗本領などの入り乱れ地域だから
殿さまがどうのとかという話があるのが羨ましい
一部は宿場町だったから、たまに名前は出るけど… 『万葉恋づくし』が中々面白かったをだけどこれも時代小説にはいるのかね 浅田次郎の「黒書院の六兵衛」読んでみた。
主人公は尾張藩の下級管理職の侍で、官軍の先鋒として江戸城
受け取りのため乗り込んだら、ただ一人座り込む謎の侍が。
段々と格上の座敷に移動しつつ座り込む侍だが、一切言葉を発しないので、
いったい何の目的で座り込んでいるのか不明。
また彼の正体が「的矢六兵衛」という書院番士の旗本だと判明するが、
実は本当の六兵衛とある日突然入れ替わった、
どこの誰とも知れない人物だった。
4千両以上もばら撒いて旗本「的矢六兵衛」と入れ替わった彼は何者? 続き
○六兵衛が黙して座り込む目的は?
○大枚叩いて入れ替わった六兵衛の正体は?
この二つの推理で面白く読ませてくれるんだが、
最後は期待外れ。
なんていうか、推理小説で
「犯人の名前だけわかって、その半生はおろか動機も不明です」
みたいな酷い終わり方だった。
よくドラマ化されたもんだと思った。 >>491
うちの実家の方は戦国時代に攻め落とされたわ 先祖の属してた集団の悪行が昔話になったり、
しかも彼らが死んで悪霊になって祟るから、それを鎮める盆踊りができたり…
戦国時代中期の話。 暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう >>507
なんとか衛門も変換が大変。歌舞伎役者の名跡には神経使う。 辞書登録しよう。
兵衛(へえ)は出るけど、「べえ」では出ないみたいなので登録した。
右衛門(うえもん)・左衛門(ざえもん)も登録したわ。 「彩(いろ)は匂えど」田牧大和・読了
この作者は初めて読んだけど、丁寧な語り口で好感が持てる。
でも、ちょっと物足りない感じかな? 「大富豪同心」って面白いですか?
5月からBS時代劇で実写ドラマ化されるらしいんだけど >>514
とりあえず今まで出た分は全部読んでるけど
キャラ設定がしやすいんだろうなって感想
大富豪刑事とか類似設定の本も沢山あるから、はいはい
また一般人が考えもつかない大金使って
自分は安全なところにいて他のキャラ達に危ない橋を渡らせ解決ですねの繰り返し
飽きる >>514
俺は楽しめたけど1巻を試しに読んだ方が良いと思う
>>515
>他のキャラ達に危ない橋を渡らせ
勝手に渡っているんじゃない?w 舌を切ると死ぬのって止血できないからなんだな
鬼平犯科帳を読んではじめて知った。 「大富豪同心」本屋にもブックオフにも全然売ってないんだけど… そのうち出回るようになる。
しかしどうしても筒井康隆の「富豪刑事」が浮かんで仕方がない。
最初は筒井がシャレで書いたのかと思ったくらい。 舌を噛んでも失血では死なないらしいよ。
切った舌が気道をふさいで窒息するらしいとは聞いたけど、それも本当かどうか?
小説に書いてあるからと言って信じてはいけない。 >>518
普通にアマゾンで買えるけど...
中古もあるし 紙の本だと少し読書速度が遅くなるのに、電子書籍だとスイスイ読めるのは、フォントの大きさのせいか。
電子書籍に切り替えていかんといかんな。
文庫本とか、目の周りの緊張感がすごい。 池波正太郎の小説で、剣法の秘伝の書の中身が実は白紙だったというのが
「剣法一羽流」と「秘伝の声」と「鬼平犯科帳」で3作品もあったんだけど… >>525
フォントの大きさを替えられるのは良いわな。
あと、取り敢えず読まない本を買わなくても良くなるっていうのもある。
でも、しょうもない本を定価で買ったときの馬鹿らしさも有るな。 >>526
道中で母が死んだからと、寺に回向をお願いした人が実は強盗だったってのも
鬼平と、抜き打ち半九郎であった
ネタ切れで過去の作品のネタを持ってきたのか、
気にいった手口やオチなのか >>526
冒険物で宝箱の中が空だったみたいによくある定番ネタなんじゃないの >528
実際にそんな事件があったようなのでそれが元ネタなんだろう 電子はブルーライトがなぁ
それに所有欲が満たされない
大好きなシリーズものはコンプリートして本棚に飾っておきたい派 わかる
だが、だんだん本を置く場がなくなてきた
整理しないと… 最近の電子書籍端末、ブルーライトカット機能付いてるよ。 新書太閤記がせっかく面白いのに打ち切りみたいな終わりかたなんだけど、新史太閤記は似たようなもんかな?面白いなら買おうかな >>534
司馬遼太郎のなら朝鮮出兵やる前に終わっちゃうよ。
ちなみに徳川家康を描いた「覇王の家」も関ケ原の戦いも大阪の陣も描かずに
急に死ぬ前の直前を描いて終わっちゃうよ。 >>535
そうなんかぁ
なんか中途半端なんだよなぁ
めちゃくちゃ面白かっただけにショックだよ 307 ニュースソース検討中@自治議論スレ 2019/05/31 19:40:07
↓斜に構えるの語源もなんか怪しいんだけど再調査した方がよくないか?
「斜に構える」の語源は剣道にあります。
剣道には、上段・中段・下段という構えがあります。
”中段”という構えは相手に向かって刀を斜めに延ばした状態であることから、その構えを「斜に構える」と呼ぶようになりました。剣道の試合中はかなり真剣で、真剣に身構えますよね。
また、”中段”という構えが試合前にお互いが向き合う際の基本姿勢でもあり、一番すきのない構え方であることから「改まった態度を取る」という意味になりました。
↑上段から下段まで刀は全部斜めだぞ?
刀が垂直や水平になる構えは、ないとは言わないが珍しい
(しかも水平だったらほぼほぼ変形型の中段にしかならない)
それに中段の基本形は「正眼の構え」とも呼ばれていて真っ直ぐなイメージしかない
剣道やってたけど構えが斜めなんて腰が引けてる様にしか聞こえない
まあ剣を持たない町人が作った言葉なのかもしれないが、少なくとも侍が真面目な態度を「斜に構える」と呼んでた事は、おそらくないだろう https://usable-idioms.com/1542
308 ニュースソース検討中@自治議論スレ 2019/05/31 20:55:56
>>307
ちょっと変則的な構えで姿勢が斜めになるのはある(前面投影面積を減らす発想)
刀を後ろに斜めにして見えにくくしたり(距離感がわかりにくくなる)
本気になって強敵と戦うためのちょっと特殊な構えってニュアンスなら分かる
正眼=斜に構える は…
なんかそれやっぱほとんど時代劇とか見なくなった現代人の誤解だろって気がするなぁ… 正眼の構えは刀がナナメになるから斜に構えるって明らかにおかしいよな
斜(しゃ)に構・える
1 剣道で、刀を斜めに構える。
(デジタル大辞泉)
このナナメは脇とか八相とかそういうやつ というか中段の構えを斜に構えると呼ぶ理由がよくわからないんだけど? https://biz.trans-suite.jp/13333
こっちには余計な説明をとってつけてますますわけがわからなくなった様な事が書いてあるぞ
>前述したように、「斜に構える」は剣道の「中段」の構えのことですが、本来は「試合で対戦する相手に、刀を先を下げ、姿勢を斜めにして身構えること」を指していました。
>ちなみに「中段」とは、剣先の延長部分が対戦相手の目の間か、もしくは左目に来るように構えることで、「正眼の構え」「人の構え」また「水の構え」とも呼ばれています。
中段なのか下段なのかはっきりしろw
中段の説明を詳しくしても説得力上がってねーぞwww >>541
多分こういう事が言いたい
https://belcy.jp/53133
ここもその解釈っぽいけど「中断の構え」って…
詳しくない人が無理して書いてるなあ… 剣道素人だけど
斜に構えるってのは
>試合で対戦する相手に、刀を先を下げ、姿勢を斜めにして身構えること
だとずっと思ってたんだけど なんかまずその説明の日本語がおかしいw
斜に構えるがどんな構えかは正確な定義はないよ
あと「武器を振る準備=物事に対する備え」という意味が強いので
相手に対する礼儀を織り込んだ説明は全部間違いだと思っていいね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています