佐藤:私は杉田論文で書かれた“生産”というキーワードにファシズムとの親和性を感じました。分配よりも、生産に力を入れるという発想は戦前結成のファシスト政党である大日本生産党を連想させる。

片山:でも杉田本人はまったく無自覚でしょう。

佐藤:そうなんです。資本主義、新自由主義は格差を生み出し、人々をバラバラにしてしまう。それに対抗するには、バラバラになった国民を国家が束ねるしかない。それなのに杉田は、行政が生産性のない人間を支援するのはおかしいと訴えた。現政権が目指す方向性とは逆の主張です。

片山:だから、自民党の仲間の議員たちの杉田擁護も控えめになった。

佐藤:とはいえ、生殖は国家存続、人類の存続にとって非常に重要な問題です。きちんとしたレトリックを用いれば、違った形で受け止められたかもしれない。たとえば「失われる命を少しでも減らす努力をすることも人口を増加させるために考えるべきです」と昨今の児童虐待を絡めて説明すれば、受け止められ方はまったく違ったはず。

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なにか言いたいのか支離滅裂。生産重視は共産党も同じ。児童虐待でそんなに子供殺されている訳でもなし、それを言うなら中絶。