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芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ24
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0001無名草子さん (ワッチョイ 8b80-fIV2)
垢版 |
2018/07/09(月) 18:41:29.28ID:b6OGOEST0

芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ23
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1530954427/

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0237無名草子さん (ワッチョイ 89eb-Y8gp)
垢版 |
2018/07/17(火) 13:43:59.85ID:25Txe2CF0
高橋弘希が「指の骨」で芥川賞の候補になった時は、戦地を知らない世代が一人称で戦地を描いたことが注目された
被災地を知らない震災作品「美しい顔」はどう評価されるか
http://prizesworld.com/akutagawa/kogun/kogun152TH.htm
■小川洋子
「思い浮かぶイメージのどこに焦点を絞るか、高橋さんは的確に判断し、簡潔な言葉でそれをすくい上げている。
ただ、既にある圧倒的な現実を題材に選ぶ以上、小説の形でしか表せない何かが必要になってくると思う。その何かが見え辛かったのが残念でならない。」

■奥泉光
「力作であり、作者の力量は十分に感じられた。しかし、であるがゆえに、この作品を推すことは躊躇われた。」
「あの戦争の体験が十分に経験化されていない現在、正しい手続き(が確定されているわけではないが)に則った歴史叙述が強く望まれるところだが、
もちろん虚構として小説を編むこともできる。だが、その場合には、作家の「いま」への問いがなければならないだろう。」

■高樹のぶ子
「若い世代の作者が、資料や伝聞を素に戦争を追体験している。そしてそのこと自体、十分に胸を打つ。ただ、世間一般に浸透している戦争の悲劇を、
個の内面が破壊してこそ文学ではないのか。客観的な悲惨さと個の内面がほぼ一致している本作では、フィクションの特権が十分に生かされていない気がした。」

■山田詠美
「戦争をこれっぽっちも讃美することなく、そこに広がる情景を言葉の力だけで哀しく美しく描いた。うかつな箇所や欠点も多々あれど、
久々に才能というものを感じて、この作品を推した。水木しげる氏へのオマージュめいた部分は気になったが。」
0238無名草子さん (ワッチョイ 89eb-Y8gp)
垢版 |
2018/07/17(火) 13:44:40.32ID:25Txe2CF0
>>237の続き

■宮本輝
「とりわけ最後の数行が、私をこの主人公の心情に同化させた。文章の力だと思う。その描写力や構造には非凡なものを感じ、
高橋氏に才能を認めて受賞作に推したが、過半数に達する賛同を得られなかった。」

■堀江敏幸
「体験していない時空を描くために資料をいくら読み込んでも、再構築の言葉の接着に既製の糊を使ったらすべて台なしになる。」「「指の骨」には、
幸い自分の手で溶かした膠が塗られていた。」「ただ、外層とのつなぎに用いる膠は不足していたかもしれない。」

■島田雅彦
「戦争経験のない者は他者の戦争経験に学ぶしかないのだが、「戦場にいる自分」の想像の仕方は見事である。
しかし、誰がこれを書いているのかというスタンスが明確ではないと、水木しげるや大岡昇平を含む他者の戦争経験の巧みなサンプリングとしたことが評価されるにとどまる。」

■川上弘美
「読みながら、うまいなあ、と思いました。」「戦争のことを書いているのに、戦争のことを書いてあることが、読んでいる途中から意識されなくなったからです。
でも、そこにこそ、危うさがあるようにも思うのです。この作品にある「かなしみ」を表現するにあたって、「戦争」は本当に必要だったのか。」「次点に(引用者中略)推しました。」
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