歴史・時代小説ファン集まれ その 11
今村翔吾の羽州ぼろ鳶組「火喰鳥」を読了しました。
これまで時代小説に出てくる火消しと言えば町火消が常でしたが、本シリーズは大名火消を主人公に据え、見事なストーリーテリングでトラブルでボロボロとなった羽州の大名火消を再生させ、後半はトラブルの元にもなった狐火の正体に火付盗賊改方の長谷川平蔵(鬼平の父に当たる設定)と協力して迫り、清々しいエンディングを迎えます。
流石直木賞作家、これ一冊でシリーズ全作追いかけようと思わせるに充分でした。
欲を言えばぼろ鳶組のその他大勢達が初心者から腕を上げていく過程が描かれていないのが残念ではありますが、そんな事は些細な事だと思えるくらい面白く読めました。 塚本史ってみんな的にはどういう評価なの?
中国史ものが好きだから作品が少ない時代を探すとこの人が出てくるんだがレビューとか見ると地雷感があって尻込みしてる 伊藤潤 うつけの舞
北条氏規 すぐに消える百万石よりも百年続く一万石の方がよい。
実際、氏乗は、佐山一万石の祖になり、維新まで続いた。
でも、一万石と言ってしまうのが殿様という感じ。
普通の武士だったら、一生かなわないのに。 ねじめ正一の「商人」を読了しました。
3回目かな?
江戸時代中期(徳川吉宗の後らしい)の伊勢屋(今の鰹節のニンベン)の3代目が初代の父の代から2代目の兄との二人三脚を経て3代目となるまでの栄枯盛衰を描いています。
初代が亡くなった後、兄弟は苦渋を味わいますが、徐々に持ち直していきます。
しかし、兄は色々有って残念な最後を迎えますが主人公である弟が新しいやり方で今に続く繁栄の基礎を築くという筋ですが、流石乾物屋の倅の作者ならではの資料を読み込んだ上で極上の小説に仕上げてくれました。 ねじめ正一の「商人」を読了しました。
鰹節のニンベンのルーツである伊勢屋の3代目が主人公で初代の父が1代で築いた店を初代が亡くなると親戚筋に騙されて没落仕掛けた所を2代目の兄と共に踏ん張り、兄が途中で理由有って廃人同然となった後に3代目として頑張り今日までの繁栄の基礎を築くという流れです。
初代の生まれ故郷の伊勢の鰹漁師との繋がり等も丁寧に書かれていて、史実と小説としての創作のバランスも良く、流石乾物屋の倅ねじめ正一だなと思いました。 このスレでもほとんど触れられないけど、真保裕一の歴史物ってどうですか?
ミステリ方面ではベテラン作家だし面白かったけど、その割に全く評判にならないのが不思議。 今渡辺淳一読んでる
モデル小説だけど男作家の方がエロく描くのが得意でだから男の方が人気が続くのではないか?と
今読んでる本はエロ要素求めて読んでるのではないが全く無関係ではなく
他に渡辺で読みたいと思う本がないから最初で最後の一冊になりそうだが