僕が君の文章を評価する
ラノベは糞青年の低劣な妄想をあてにしそれを助長する最悪なもの >>70
どうも。
緋色はやっぱりダメでしたか。手癖で朱と書いて、なんかちょっと血っぽくてほかのを探してみたんですけど。
>>75
あいにく自分は欧州史オタからぐるっと回ってきたもので、ほかのものが扱えないんですよw
とくに古代が好きで。
ラノベ界隈でその手の世界観が使い古されてしまって陳腐と見られてしまうのは、困ったことですね。
お手軽ファンタジーとは違った空気を出せるように、知識を動員して頑張ってみますけど。 >>73
なんで最後にそういう余計な一言をつけずにいられないのかな。
だから信用おけないんだよ。
あと、下読みがどうこう言ってるけど、下読みが読むのは
篩い落としのためで、誰が読んでも結果に大差はないからだよ。
それこそ( ̄(エ) ̄) が読んだっておいらが読んだって
あるいは有名作家や編集長が読んだって、結果は同じ。 それ以上のことを期待してここに貼るほうがおかしいんじゃ?
編集者並の添削して大勝間違いナシのクオリティにしてもらおうなんて誰も思いやしないだろうし、
この板にいる五十歩百歩の連中が無理にそれをやるから嫁いびりみたいな叩きになるんじゃん
明らかにおかしいところの指摘と率直な意見さえ出せりゃいいんだよ >>70
「緋色に染まる」とは普通に言う。
というかこの場合普通もなにもない気がするけど。
当たり障りのない言い回しばかりが文章じゃあない。
ということで>>77
問題は、緋は鮮やかで濃い赤を指すもので、「薄い緋色」というものはない。
「緋色を増す」ということは、日中の陽射しにすこし緋色が混じり始めたということだろうけど、そういうことは起こりえない。
薄緋、浅緋という色はあるけど、これも色の度合いは決まっているので「すこし薄緋になった」というのはおかしい。
色の変化を表したいなら、素直に「赤味を帯びて」とかそういう書き方をするのが無難。 補足、朱という言葉を避けたのは悪くない感覚だと思う。
どうしても朱は「朱に染まる」のイメージが強いから、ほかはともかくこの場面で朱はあまり合わない。
ラノベが毒虫みたいに言われてるけど、まぁいいや。
あながち間違ってもいないし。悪貨は良貨を駆逐する。悲しいね。
>>67-68
この一人称のひとは、若い目のひと?
前半はやや年齢を重ねたように読めるけど、後半は若造な感じ。
地の文がぶれてるのかな。
>身体は真綿に厚く包まれたように、熱をもち重く、言うことをきかなかった。
この部分のリズム感が好き。でも他にリズムを感じないから、狙ったわけじゃないのかな。
>そのことを君に伝えたかったけれど、僕の思考はすぐに散り散りになってしまい、うまく言葉にならなかった。
うまく妄想できなかった。
傍にいる女性に伝えたいのに伝えきれない葛藤を伝える場面なので、もうちょっと妄想のネタが欲しいかなぁ。
そのことを君に伝えようとした。
でも。
過去から続く己への嫌悪、そして未来に生きる君への想いがそれを許さない。
胸の中で渦巻いた言葉になれない感情は、私の心臓を静かに締め上げる。
勝手に解釈、うーん、雰囲気あわないね。ラノ臭くしかできないから許して。
>>77
>ラノベ界隈
>お手軽ファンタジー
ふへぇー。 >>81
詳しい解説ありがとうございます。なるほどそういうことですか。
色関係の言葉は難しいので、いっぺんちゃんと勉強しなきゃいけませんね。
>>83
>前半はやや年齢を重ねたように読めるけど
あれ、そう見えます? こまったな、自分の中で昔々の品の良いお兄さんはこう喋るんですけど。
この人はもともとの生まれはよくないのが
上流に混じって暮らした後お仕着せで10年ばかし王様をやったために、半分貴人半分庶民という感じなんです。
感情的になると地が出るような。
>この部分のリズム感が好き。
う、わからない… リズムといえば七五調みたいな音韻しか頭にないもので。
「熱をもち重く」は若干古典の調子ですが、うーん。
>傍にいる女性に伝えたいのに伝えきれない葛藤を伝える場面なので
あ、違うんですよ。この人もう死にかけで、本当に意識が怪しくなってきてるんです。
諸事情あって呪われてて、民の苦痛にあわせて命をもっていかれるんです。
>ふへぇー。
もうしわけない、剣と魔法の世界というのが嫌いで。
ラノベというより、それ以前のRPGのせいなんでしょうけど。
最近はラノベでもベタなのは避けられてますけど、ああいう形で量産された挙句使い捨てられたのは無念です。
ファンタジーはファンタジーで完結しているものをどうこういうこと自体お門違いなのは承知してますが、
あれですよ、アメコミのニンジャとサムライにいちいち文句言ってるようなもんです。
>>77
夕焼けのシーンはいずれにせよ血っぽくなるんじゃないでしょうか……
ヨーロッパ史好きなら実際の史実に虚実交えて書いたりすると、ラノベから脱却できるかも
高校時代、世界史の授業受けて、三十年戦争で小説書こうと思ったけど、
資料漁るのめんどくさすぎて断念したのを思い出す。歴史小説家ってすげえ
>>78
長文書きすぎたから、最後にオチがないと、と思って……
>>81-82
僕の感覚の問題なんでしょうか……夕焼けを「緋色に染まる」って言うのはやっぱり気に入らないです
死期が近いんだろうから、血を連想させてみても、けして悪くないと僕は思うけど、
血を連想させるのが嫌なら、そもそも夕焼けのシーンをいれちゃうからダメなんであって、
たとえば上のシーンを秋冬にして、「春が来ればこの庭にも花が咲き誇って、真の美しさが見れるのに……」みたいな展開にすればいいんでない?
>>83
僕は漫画をそのまま文章にしたのがライトノベルだと思ってます
昔気まぐれでブギーポップ読んだら、急がなくても1〜2時間で読めちゃったので、
ライトノベル100冊≒森鴎外1冊くらいの偏見を持っていますw 僕ならこう書く、というのを。参考になるかはわかりませんが。
懐かしい夢を見ていた。
長椅子の背もたれから身を起こそうとしたが、体が熱を持ち重く、全く動かない。なんとか頭だけを動かして、庭の方を見た。
僕がまどろんでいる間に日は傾きはじめ、夕日が小さな庭園を赤く染めはじめて、植物たちに優しい陰影を与えていた。
「お目覚めですか」
柔らかな声。長椅子の隣に君が腰掛けていた。僕は喋ろうとするが、声がかすれて言葉が出ない。一度咳払いをして、
「少し、うとうとしてしまったようだよ」
と答えた。
彼女が丹精こめてつくりあげた庭園を見る。瑞々しく繁った広葉樹には小鳥がとまり、可憐に咲き誇った色とりどりの花々には蝶が舞っている。
植物というものは、世話した者の心根を映すと言う。この庭の植物は本当に君の心根を映したように、美しい。
君の手が僕の頭を撫でた。僕は庭を誉めてやろうと思ったが、僕の頭脳はもはやまともに思考することさえ出来ず、なんらふさわしい誉め言葉が浮かんでこなかった。 「あなたは今まであれだけの苦難にうちかってきたお人です。今度も、きっと、何でもなく、乗り越えられるはずですよ」
彼女は僕を励まそうと、こんなことを言った。一国を手にして、それをほしいままにしていた昔もあった。だが自分の体は自分が一番よくわかっている。
二人の間を静謐が包む。この上なく平和な時間だ。まるでさっき見た夢の中の世界のようだ。こういう幸福感を全ての国民が味わうことが出来るような、
苦悩も災厄もない地上の楽園を築く。そのはずだった。しかし僕はあまりにも無力であった。
もう少しで日が暮れる。赤い夕日に染められた庭は、全く違った景色を見せるのだろう。そしてその庭を見ながら、満足そうに微笑む、夕日に染められた君の表情は、何より美しいはずだ。
しかし僕には、それを見ることすら叶わないようだ。そう思うと、不意に美しい庭園は滲みぼやけてしまった。 うむう、やっぱり話の都合のために使えない要素を共有しないと、細かいところで食い違いますね。
たびたび「いやこうなんですヨ」と説明するのも間抜けなので、
文章でなく展開を見てもらう意味でもいっそ粗筋を開陳してみますか。
いまはとりあえず仕事中なので。
>>85
夕日は「血のように赤い」とあえて書かれなければそういうイメージはないなあ
死のイメージはあるけど、落日とか射陽とか、どっちかというと緩慢な破滅って感じがする >>88
いやそこまでしてくれなくてもいいですけどwこっちが的外れなこと言ってたら、それはシカトでお願いします。
後、仕事中に2ch見るのはやめましょうw
>>89
そうですか。でもそういうイメージなら、このシーンに夕日はぴったりですね
>>90
ちなみに僕は高校時代に授業中、図書館で借りた『斜陽』を読んでいてとりあげられて、
返してもらえなくて結局自腹切って図書館に新しい本を返した思い出があります 文章を見るならオリジナルじゃなくてもいいじゃない。
超有名なこの話をそれぞれ文にしてみるのも面白いんじゃないかと思う、いかが。
客もまばらな場末のバー。カウンターで男が、ウィスキーの注がれたグラスを口をつけるでもなくただ弄んでいた。
仕事上がりの家路の途上、なんとなく真っすぐに帰る気がせず、適当に目についた看板へ立ち寄ってはみたが、
行きつけない店で独り飲む酒は美味くもなく、慣れないスツールの座り心地も落ち着かない。
くさった気分をアルコールに預けることもできなかった男が溜め息をついて席を立とうとすると、「お隣、よろしいかしら」と声がかかった。
見れば化粧気の多い三十半ば程の女が、隣の席の背もたれに手をかけ男の顔を窺っている。
「……どうぞ」と、男は浮かせかけた腰を再びもどし、また溜め息をついてグラスに手をやった。
「あらぁ、元気がないのね? ……マスター、いつもの頂戴」
女は馴染み客の所作でさっさと座ると、さてとばかりに体を男のほうへ向け、あれやこれやと話しかけた。
世間話、当たり障りのない話題に始まり、景気のこと、仕事のこと……ほぼ一方的に女が喋り、男は無愛想にならない程度の相槌を打つ。
グラスの中身が減ってゆくのに比例して女は饒舌になり、しまいには身の上話までし始めた。
女には子供がひとりおり、その子供は生まれつきの難病を抱えているという。
診療費は高額で、女と暮らしていた男はそれを嫌って逃げた。女は身ひとつで昼も夜も働いているが、頼れる親類もおらず生活は苦しい。
女の声は話が進むにつれ湿っぽくなり、ついにはハンカチを取りだしすすり泣き始めた。
第一印象とは裏腹の、意外と苦労の多い女の生活に、男も大分同情し、「これ少ないけど。少しは足しにしなよ」と一枚取り出し、うつむく女の前に置いてやった。
女はその後もしばらくしゃくり上げた後、目元を拭ってやっと顔を上げると「ありがとう……子供が待ってるから、今日はもう帰るわね」と立ち上がった。
そこへ、少し離れた席で二人の会話を聞いていたらしい中年の男が、女が店を出るのを見計い寄ってきて、「いやあ、アンタやられたね!」と、女の座っていた席にどかりと腰かけた。
中年は言う、あの女はいつもこの店に来ては、一見の客を捕まえてあの話をするのだという。
「あれがあの女の手口なんだよ。ああやって酒代を稼いでるのさ」と、さも楽しそうに笑った。
男はそれを聞き、少し目を丸くしていたが、「……そうか…病気の子供はいないんだ……」と言うとにっこりと笑んで、グラスを傾けた。 あ、ミスがけっこうあるや。
「これ少ないけど。少しは足しにしなよ」→「これ少ないけど。子供になにか買ってあげなよ」
「中年は言う、あの女はこの店に来ると、一見の客を掴まえてはあの話をするのだと」 「カウンターで男が、頼んだウィスキーに一度口をつけたきり、あとはただグラス弄んでいた」
推敲しろ俺。 このスレ主的には朝日新聞夕刊連載の
楊逸の小説はどう映るのであろうか。 書き込みがないから、今読んでる内田百間(ホントは日→月)の文体模写しようと思います。
文体模写は割と得意なつもりなんですが、ひゃっけん先生は癖のない文で難しいです
並外れて暑い夏が終わると、急に涼しい日が増えた。
私はパソコンに向かって、自分のスレッドを読んで、レスがあればキーボードをかちかちと敲いていた。
過疎の創作文芸板にしては、私の立てたスレッドには反応があって、中中退屈しなかった。
突然妻が書斎に入ってきて、人が訪ねてきたという。
私はおやと思いながらも、応接間に出向いた。こんな日に訪ねてくる人はどうにも思い浮かばなかった。
応接間は妻が火鉢で暖めていて、真夏のように暑くなっていた。
「おいこれは暖めすぎではないかね」
「でも、お客様がこれ位がちょうどいいと申されますので」
私は座布団の上に正座している来客を見たが、矢張知らない顔であった。
しかし向こうの方は私を知っている風で、私の顔を見ると馴れ馴れしく話しかけてきた。
「ご無沙汰しております。何もお変わりはないですか」
「ええ」
「そうですか。ちょっと近くまで来たものだから、ちょっと寄らせて頂きました」
それからその客は私の知らない思い出話をはじめた。
「結婚の際にはお世話になりました。御蔭様で妻子共共、息災でやっております。
あの時の先生の一言がなければ、私は今でもあの下宿で逼塞していたことでしょう」
「私の一言とは、何でしょう」
「お忘れですか先生。そんな筈はない」
客はそう言って、調子の外れた鈴のような音を立てていつまでも笑っていたので、私は段段不気味に思われてきた。 おまえ、文章のリズムが読めてないな。もっと段落を意識して書け。
おまえ、文章のリズムが読めてないな。
もっと段落を意識して書け。
ぜんぜん違うだろ? その後も男は様様な話をしていたが、全て知らない話であったので、いよいよ不気味であった。
「では長居してもご迷惑でしょうから、そろそろ帰ります」と言って、男は帰っていった。
妻が「どなたですか」と尋ねてきた。
「私も思い出せなかった」
「まあおかしい」
妻がさっきの男と同じ様に、壊れた鈴のような声を出して笑ったので、私は逃げ込むように書斎に戻った。
再びパソコンに向かったが、どうも自分のスレッドの書き込みが、さっきの男のものなのではないかという気がしてきた。
一度そう疑うと、今度は全ての書き込みがさっきの男がしているように思えてきた。
パソコンの電源を落として、もう寝ようと寝室へ向かった。
廊下を歩いていると、台所から妻の笑い声が響いてきて、不意に大きくなったり小さくなったりした。
寝室に入ると、もう既にきちんと布団が敷かれていたが、これは間違いなくあの男が敷いたものに違いなく、
妻にどうしてあの男を寝室に入れたのか、詰問しようと台所へ向かった。
私が入ると、妻の笑い声はぴたりと已み、黙々と包丁で野菜を切っている妻が「どうしたのでしょうか」と尋ねた。
「寝室にさっきの男を入れたね」
妻は答えるかわりに、体は動かさずに、首だけ変な風にねじまげて、私の方を向いた。
私はそこでようやく彼女が知らない女だと気付いた。 どうしてもそのオチでなければならなかったのですか。 >>92-93
序盤の男のやさぐれた感じ、途中の女の詐欺師っぷりはよく書けてると思うんだけど、
イマイチ最後に爽快感が出てないのが心残り。
細かい間違えはあるみたいだけど、文章は上手いと思うよ
敢えて言うなら、中盤、「第一印象〜」と「女はその後〜」の二つで、一文が長すぎて、すごく読みづらい
半分に切っちゃうか、台詞の所で一行使うか、どっちかにした方がよす >>98
長文ここに貼りつけたことがあればわかると思うけど、ここは文字数規制がうるさくて改行が思うようにいかない
そのへんは大目にみれ というより、横文字のブラウザ閲覧を前提に書くか出版を前提にするかの違いじゃあ。
こういうとこではそれこそ一文ずつ改行するほうが読みやすいけど、本だとまた違うから。 >>96
http://tiaokumura.exblog.jp/12930074/
これですか。僕は月々何千円払って紙ゴミを収集する趣味はないので、
朝日新聞はとってないんで、上の小説は読んだことないです。
時間があれば、明日図書館に行って目を通してみようと思います。
朝日新聞は、結構好きな作家の新聞小説があったりして、すごく悔しい。
森見登美彦も朝日でたまに書くんだよね。ちくしょおおおおおおおおおおおおおお
>>98
2chで書いてるっていう制約もあるんで、段落はどうしても怪しくなるよね
さて、クマ先生につっこみを入れるのはおそれおおいですが。
>レスがあればキーボードをかちかちと敲いていた
「敲いていた」はちょっと嫌味だと思います。普通に「叩い」てもいいじゃあないですか。
>こんな日に訪ねてくる人はどうにも思い浮かばなかった。
かすかに違和感。「心当たりがなかった」がいいかなあと思いますが、好みの問題かもしれません。
>私は段段不気味に思われてきた。
「思われる」は古い可能ですが、現代語の感覚で読んでいるとどうも「私が」「不気味に思われる」ように読めてしまいます。
「不気味に思えてきた」のほうがよろしいかと。
>「私も思い出せなかった」
ということは「妻も」思い出せなかったことがですが、この場合奥さんの知人とは限らないので不適当かと。
これより前に、客が奥さんに対しても知人として話しかける描写があれば問題ないですが。
>今度は全ての書き込みがさっきの男がしているように思えてきた。
ちょっとした文法の違和感、「全ての書き込みがさっきの男がしたもののように思えてきた」
あるいは「全ての書き込みをさっきの男がしているように思えてきた」かと。
>私はそこでようやく彼女が知らない女だと気付いた。
すいません、どうしていままで気がつかなかったのかわからんです。妖怪が化けてたとかでしょうか。 >>106
ありがとうございます!このまま誰にもイジられずに進行するのかと内心ひやひやしていました。
>敲く
なんかひゃっけん先生はこっちの字を使ってたのが印象に残ってたので、こっちにしました
>知らない女
ひゃっけん先生の小説ではよくあることです。僕にもなぜなのかはわかりません。
登場人物が突然泣き出したり、突然知らない人がフレンドリーに話しかけてきたりする小説世界なのでw
真ん中四つに関しては、仰るとおり。反省します 「思われる」は古い可能ですが、
自発だろ。
もう一つのトンチキスレから出張してきたのか? >>108
自発から派生した可能なり、半可通はよくないなり 中学校程度の文法も知らない奴がいっぱしの顔をして人の文章にケチをつける。
これがいまの板状況さね。 「私にはそれがだんだん不思議に思われてきた。」
これならもうしぶんない自発だけど、元の文が歪んでるからこれは何とは言い難い。 可能なら「思うことができる」に置き換えられるのか?
可能の線はないだろう。
古い可能の意味もわからんな。
思われるが可能の意味で使われている例文プリーズ。 クマはスレ主なのだからこういうときにこそビシッと一発決めないと 私は思われる。
と書いたとき、これは受身と取るのが普通。
それはこう思われる。
と書いたとき、これは自発と取るのが普通。
私はそれはこう思われる。
と書くと、なんだかよくわからない。
私にはそれはこう思われる。
と書いてはじめてまっとうな自発と理解できる。 やりとりを画面の前でニヤニヤしながら見てたんだけど、
>>113と言われてオロオロしてます。
古語で考えれば、「〜る、らる」で、自発も可能もどっちもありですね。
http://www.ppmz.com/misc/jodoushi/jodoushi.htm#ukemi_ru_raruよいしょ
現代だともうほとんど受身表現ですが、文学的表現としては自発もありなんじゃないでしょうか?
「時間がたってみると、自分の方が悪いように思われてきた」(自発)
「考えようによっては、彼女の言ってることも本当だと思われてきた」(可能?)
言文一致後だとちょっと可能は厳しいですかね
古くに可能の意味があったことは間違ってないですけども
この件に関しては、「自発派」の人の方に軍配です
僕の元の文が一番よくなかったんですけどw「私には」にすりゃあ明確でよかったですね
こういう文章の細部をめぐる争いも、創作文芸板っぽくていいと思わんかね? ふへ、なんか面白いことになってんね。
昔のレスできないかんじ?
>>98
くまたん、あたしゃ、ひゃっかん先生存じませんので、その前提で。
周りの違和感を段段肌身に感じてきて、最後にぞくっとさせる感じはよかったです。
なーんだろ、微睡の中、ああこれから金縛りにかかっちゃうよ、って時の恐怖感に似てますよ?
火鉢で感じた違和感が、最後まで読んでなるほどね、でした。
でもですね、文体と会話文がいい雰囲気醸してるのに、PCで2Chがどうも……妄想阻害されちゃいました。
現代文でこの雰囲気を表現できたらよろしいかと。
模写の意味がない? いやいや何を模写したいのか、ですね。
>>111が一番しっくりくるかな。でもくまたんの文でも十分成立すると思うけどね?
確かに曖昧かなぁ。でも意味を二通り以上に取られる可能性はここではないわけで。
単文だったら、確かにイミフの可能性は高いけど。
細かい文法論は存じません。感じたままに書いてますから。
ま、ラノ読みの意見なので、脳内削除してくりゃれ。
>>92
おもしろす。スルーされてるけどねwww
時間出来たら>>92にチャレンジするよ?
と無駄に宣言しとく。 思う+れる
れる に可能の意味があるけれども、動詞が思うなので可能の意味を出すのは無理があるだろう。
そもそも 思うことができる という表現自体が不自然。
見られる 見ることができる とは違うのだ。 僕はバカだった。今となっては、そう思うことができる。
どこが不自然なんだよ? いい感じに混乱してるなw
真面目に考えるとへんな文法だからなあ、慣用的というか。
考えたら負けなんだろう。 「私にはそれがだんだん不思議に思われてきた。」
これでは文体にそぐわないだろw
指摘がなされたことが不思議で、それを仰るとおり反省しますと答えたクマがさらに謎。
クマはレスを読んでないなw あんま文法のこと突っ込まれると頭痛くなってくるよ
>>117
「思ふ+る」で、るは未然形接続なんで、「思ふ」が未然形になります。
「思ふ」が下二段なら無事「思へる」にと思ったけど、普通に四段活用なんだね……
じゃあ、「思ふ+らる」で「思はらる」が転化して、
「思われる」になったって考えればいいんじゃないかな。正しいことは知らんけど
文法なんてなくても僕らはこんなにもわかりあえるじゃないか……
もっとそのことをよろこぼうよ >>118
無理に思わなくてもいいから。
自然とそのように思えてきたで十分だから。
おれは天才だ。今では確信を持ってそう思うことができる。
「無理に思わなくていいから」 現実問題として「そう思える」「思えない」って使うよね。理屈こねてどつぼにはまっとるよ。
>>92
やっぱり最後が惜しいな。
この文では、メインはもはや「場末でくさって酒も美味く飲めない男」になってるから、
シメも「騙されたことに怒るどころか、いい肴をみつけてやっと美味い酒を飲む」ところをもうちょっと強調してもよかった気がする。
とはいえ、オリジナルの小話は多く語らず「病気の子供はいなかったんだ」で落とす形で完成されてるから、
さらに付け足すとなると難しいのかもしれんね。 >>105
そうです。
これです。
お時間があればぜひ目を通してみてください。
私は先月から読み始めたのですが、
とにかくすごいです。 >>116
まさにそうです。悪夢の中って感じ。
何もかもが不条理なので、段々こっちも慣れて来てしまう
『冥土・旅順入城式』っていう文庫本なんですけど、一作品が6ページ前後くらいなんで、
ラノベ並にあっさり読めると思います。
後、なんか文章晒したいけど、わざわざこのスレのために小説案使いたくない人が、
コピペ使うのは僕もいいアイデアだと思う
>>120
クマさんはちゃんとレス読んでるよ。
ただ批判されると脊髄反射で謝る癖があって、
自分が4割くらいしか悪くなくても「まあいいか」と思って謝る所は否めないよ
「〜私には段段不気味に思われてきた。」 にした方が、意味としては明確かなあと思った。
「私は」でもまあ間違ってはないとは思うけどね
誤解を与える文とか、二通りにとれる文とかはあんましよくない しかし>>106はひどいな。
>今度は全ての書き込みがさっきの男がしているように思えてきた。
これ以外はすべてハズレてるだろ。
この手の輩が増えた気がするな。
自分の思い描いた型と少しでも違うと違和感とか言って指摘するんだよな。
クマのは日本語的にはほとんど問題ないレベルだろうに。 「私も思い出せなかった」はおかしいだろ
自発は、文法上の主語ではない行動主体には「に」をつけるのが基本だから
指摘のしかたはともかく違和感があることには違いない
それ以外は感覚的な問題だから、外してるとも言えない
俺も「敲く」はなに気取ってんだと思う 自発は、この場合だったら「不気味に思われる」は、
「不気味に思う」ことが普通である、当然であるというニュアンスを加える文法で、
「私に限らず不気味に思うでしょう」ということを暗に言う
これに「私は」をつけて主語を明示してしまうと自発の文法それ自体の意味が失われるために、
「私には」と、あえて迂遠な書き方をする
私には不気味に思われますけど、だれだってそう思うでしょ、ねえ?
という、いかにも日本人が考え出しそうな表現が、自発という文法 >>129
>私には不気味に思われますけど、だれだってそう思うでしょ、ねえ?
なにか、おかしな文章だな。 こうだな。
私には不気味に思われますけど、あなたは何も感じないってことですか? うん、ごめん
私は不気味に思いますけど、だれだって〜
だね
この自発が大好きだったのが日本軍で(自衛隊はどうだか知らないけど)、
「○○メートル前方に○○と思しきものを見ゆ、敵軍部隊と思われる」とかいう言い方をする
自分では絶対に断定しない、諸要素からそう推測するのが客観的に見て妥当なのでそのように報告します、と言う >>92
書いてみたよ? でも失敗しちゃった、色んな意味で。
続編ってかんじかも。
しょっぱいスルメを食みながらグラスに入った安物をちびりと口に流し込む。隣の若い客はチョコレートなぞとバーボンをかっ食らっているが、気が知れないねぇ。風情がないよ、風情が。わざわざこんなしけたバーで呑む意味ないじゃない。
そんな俺は品がない、カオリちゃんはまだ来ないのかね。
「ねぇ、マスター。今日、カオリちゃん来ないの?」
「あの子はもう店にゃ出ないよ、いいとこの受付やるんだとさ。求人だしてるから、そのうち新しい子が来るよ」
「そりゃ、楽しみだね、うんと若い子いれてよ」
「よっちゃんも好きだねぇ。手が後ろに回らないよう気を付けなよ」
「その辺の加減は知ってらぁな」
マスターの皮肉に笑って返す。ここに来る楽しみが一つ減っちまった。確かに、カオリちゃんは顔はよかったからなぁ。
――ガランガラン。
木製のドアにぶら下がる鐘が鳴った。入り口を見ると、国立大学出の年下の上司にも似た、高そうなスーツを着た男が立っている。
珍しいなあんな恰好の奴なんて。
「いらっしゃい」ドアベルの音に遅れて、マスターのいつもの気怠そうで無愛想な声がその男にかけられる。男はカウンターの席に一人座った。あちゃぁ、あんなところに座っちゃいけねぇやな。
カウンターの男が酒を頼むとすぐに、どこからともなく現れた化粧の濃い女が隣に座った。赤いびたっとした服と丈の短いスカートに今時古臭い黒の網タイツ。
ほら言わんこっちゃない。でもまぁ、暇をつぶすにゃちょうどいい。またいつもの小喜劇が拝めるわけだ。あの若い男は胸糞悪い上司にも似ているし、気分も晴れて一石二鳥だ。それにしてもあの男の顔は、ああ、そういうことか。
(つづく)
「お隣、よろしいかしら」
席につき酒を頼むと、見覚えのある厚化粧の赤い服の女が声をかけてきた。
「……どうぞ」
素知らぬ顔で女に返事する。
「あらぁ、元気がないのね? ……マスター、いつもの頂戴」
前と同じ台詞、どうやらこの女、俺に気が付いていない。狙い通りだ。小奇麗なビジネススーツを借りてきて正解だった。
世間話、当たり障りのない話題、こちらが適当に相槌を打てば女は調子に乗って饒舌に語る。先週と同じ内容、芸がない。この前は酔っていたこともあり、この女と話が盛り上がってしまった。
「わたし、子供がいるの。だけどね……私のその可愛い娘は……。ねぇ、知ってる? 先天性……」
来た来た、この女その病名分かって言っているのかさえ怪しい。嘘なんだから当然か。同じ男に、同じ悩みを二度も打ち明けるその姿は、傍から見たらさぞかし滑稽だろう。
先週はすっかり踊らされてしまった。こんな女は報いを受けるべきなんだ。
厚化粧の女が診療費の話やら男が逃げた話やら、どんなに生活が苦しいか語り続ける。そうして、ハンカチを取りだすと、すすり泣き始めた。
さてとそろそろ頃合いか。さあ、これからだ。
「これ少ないけど。子供になにか買ってあげなよ」
おれは、数枚の紙幣をカウンターの上にそっと乗せた。女は紙幣の上にある俺の手に両手を重ねると、
「ありがとう……子供が待ってるから、今日はもう帰るわね」
などと、いけしゃあしゃあと大ウソを吐きやがる。俺がスッと手を引くと、紙幣をぐしゃりと握りしめ、目を涙で潤ませたまま「ほんとうにありがとうね」と、最後の一押し。金を掴みながらよくもまあ。
女は、ハンカチを目尻に押し当てながら店を出て行った。そんな女の後姿を見て俺は心の中でほくそ笑む。
(つづく)
「いやあ、アンタやられたね!」
何だこの気持ちの悪いオッサンは。奥で飲んでたらしいニヤケ顔のオッサンが声をかけてきやがった。
「あれがあの女の手口なんだよ。ああやって酒代を稼いでるのさ」
「……そうか…病気の子供はいないんだ……」とオッサンにバカみたいに笑って答えてやった。俺はグラスを傾ける。
そんなことは、テメェに言われなくても百も承知だ。それに酒代じゃなくてヤク代だよオッサン。
今頃あの女、偽札でエス買ったところでフクロだな。大陸系にやられるかヤクザにやられるかは知らねえが、どっちも一緒だ。ざまぁみやがれ、俺をコケにするからだ。
「ところで、あんた田中太郎だろ?」
「は?」なんでこのオッサンが俺の名前を口にする?
「神奈川県警刑事部捜査第一課、那須与一郎だ。手帳のほらここ見ろ、神奈川県警察な、これが俺の名前だ。令状はこれから来るやつが見せるから待ってろ。お前に似ていけ好かない奴だ」
◆◆◆
田中太郎を同僚の刑事に引き渡した那須与一郎がバーを出る間際に振り返る。
「世話掛けたなぁ、マスター。次はゆっくり酒飲みに来るよ。安物のウーロン茶じゃ体が冷えて仕方ねぇ」
「よっちゃん、どう見たってスケベな酒飲みオヤジにしか見えないけど、本物なんだねぇ」
「庶民を守る正義の味方ってのは、庶民じゃなきゃつとまらんのさ」
那須与一郎は、すっかり寒くなった、などとひとりごちるとしわくちゃで薄汚れたコートを羽織ってバーを出た。
(了)
ってわけで話が変わっちゃいました。
次はちゃんと書きますよ? ラノ臭香しく。 一人称の主体が動くのって馴染みないな、よくあるのかね
最初なんだかよくわからなかったよ >>133-135
>「お隣、よろしいかしら」 〜「神奈川県警〜」
この間だけ、一人称の主体が別の男に転換してるんで、何かもんのすごい唐突
語り手を変えるなとは言わないけど、やるんだったら、>>134の冒頭で、
「一、二行くらい別の人物が喋ってますよ」とわかるような文が欲しい
たとえば、田中太郎がバーに入ってくる所から>>134をスタートすれば、
「ああ視点が移ったんだな」ってすんなり読めると思う
ショートショートとしては、ストーリー性があっていいと思うけど、
この展開だと「……そうか…病気の子供はいないんだ……」っていう台詞がすっかり目立たなくなるね
いい台詞なんで、勿体無い気がする
>>136
あんまりないけど、ないこたあない。個人的には成功例は少ない気がするw
パッと思いつく所だと、森見登美彦『夜は短し、歩けよ乙女』が、
交互に主人公とヒロインで一人称の主体が動いてく
「○」でいちいち区切られてるし、明らかに文体が全然違うから、すぐわかるけどね
後、文学どころで言うと谷崎潤一郎『鍵』。こっちは男が主体だったら全文カタカナ、女だったら普通の文というロックぷり
ラノベでもあんのかな?多分たくさんあると思うけど、知りません >>125
『獅子頭』読みました。つっても忙しかったんで、3日分くらいでしたけど
・日本語
上手いと思った。>>105にリンクをはったブログでは「不自然」といわれてたけど、
僕が目を通した中では、不自然な日本語は見つからなかった。
台詞の部分で、恋人なのかどうかをたずねられた場面で、
「私は保護する」
っていう台詞があって、不可解だったけど、
それをわざと中国人留学生らしい言葉のぎこちなさとして書いてるんだったら、すごい才能だと思う。
芥川賞受賞の時、石原慎太郎が中国人がちょっと上手い小説を書いたくらいで賞をやるなみたいな苦言を呈したらしいけど、
石原慎太郎の20倍は上手い文章である。
・ストーリー
ちゃんと一から読んだ訳じゃないんで、誤解してるかもしんないけど、
なんか韓国ドラマみたいな話だと思った。
獅子頭って、なんかやたらかっこいいけど、ただの料理の名前なんですねw
『時が滲む朝』も気になってはいたんですが、流行りもの嫌いなので、なかなか読まなかったんですが、
思ったよりも実力のある作家さんのようで、大変驚きました。
ただまだ中国人を中心にしないと書けないようなので、これが経験を積んで、
日本人のことも書けるようになると、ものすごいものを書いてくれそうな気がします 一般流通に乗る書籍に関しては、日本語の間違いは
作家ではなく編集の責任だと思ってるけど、どうなんだろね
腐っても新聞社、内容はともかくへんちくりんな日本語をそのまま通すとは思えない 隊員「た、隊長!」
隊長「な、なんだ!?こんどはどうした!?」
隊員「(´・ω・`)しょぼーん」
隊長「しょぼーんの意味を教えてくれーっ!」 >>139
ああそうか。編集の人のアドバイスもあるんだね
>>140
たまにこのやりとり書き込んでく人がいるけど、なんなんだろうか…… >>138
『獅子頭』、早速チェックされたんですね。
なんだか私が強要してしまったようで、すみません。
目を通されたのは、ごく最近の掲載分ですよね?
「私は保護する」というのは、ほんの数日前に
読んだ気がするので。
ただ、この部分は、スレ主さんがおっしゃるとおり、
批判対象とはなりえないですね。
中国人の口か発せられるぎこちない日本語として、
これはとても秀逸で、中国人である著者ならではの
冴えわたった表現だと思います。
私が気になっているのは、会話以外の
地の文章における主述関係の破綻とか、
自動詞・他動詞の使い分けの問題とか、
その他諸々の文法上の違和感とか、
そういったことなんです。
今日の掲載分から少し引用してみます。
こうして度々客間で李先生と談笑したお陰なのか、
最近の雲紗は、人が変わったように、
来日当初哀愁を漂わせていた目からは、
その陰りが消え、晴れ晴れと澄み切っている。
内心では「偉そうに」と思いつつ、
厳明は顔を下に向いて、足を速めた。 なるほどこりゃヒドイ
ちゃんと編集通したかも疑わしいな >>142
いや、興味がなかったら薦められても読みませんからw強要なんてとんでもない
読んだトコは十月に入ってからだったと思いますが、日付までは覚えてないです
確かにその二つの文は破綻してますねw
と言ってもある程度意味は通ってますね。
「雲沙は、」の述語がないからいけないんで、「人が変わったようだ。」で切っちゃえばいいんでしょうけど
そして下は、「顔を下に向けて」か「下を向いて」ですね
まあでもね……難しいよね……日本語って
これだけ「慣れ」が必要な言語もめずらすい
ただ僕のスタンスとしては、正確な文章よりも、面白い文章の方がいいと思ってるので、
多少文章が乱れていても、意味が通じればいいと思うので、やんいーさんくらいの不自然さは、
むしろ個性となりうると思います。 今日は燃料もないようなので寝ます
熊つながりで紹介しますが、岩隈が来年メジャーに挑戦します
どうか応援してやってください >>136
>>137
駄文にコメントありがとす。
おっしゃる通り、見直したらちんぷんかんぷん、で、がっくし猛省中。
一人称が好きなので、グリグリ視点移動したりするのですが、
別のスレでも視点移動がわからん、と突っ込まれまくりでした。
読者視点にちっとも立ててないよぅ。
今回は、ガッツリ文体変えるつもりだったのに……ダメじゃん。
脳みその中じゃ音声で再生されちゃうんで、話を知ってる自分じゃ気づかない……ぉょょ。
致命的です。晒しのお蔭で気づくことができてよいです。
第三者の目で読めるよう矯正せねば。
それにしても、読み返してみると酷過ぎす。
>>142
むぅ、文法的に間違っているのかよくわかんないんだけれども、
変な感じの複文だったり、「厳明は顔を下に向いて」とか、
表現としてはよい感じがするですよ?
「厳明は顔を下に向けて」なんかより、引っかかりがあって好きかもです。
レスしそこねた、>>84のリズム感にいまさらですが、
わたしゃ、半音とか字余りの音が好きで、その延長? かどうか
分かんないけど、「てにをは」の微妙なずれ? というか、
素直じゃない文がちろんと入ってるとぴくんとしちゃいますです。 >>147
まあだから、一行空けるなりなんなりして、
「ここで一人称変わってますよ」っていう境目をつくってくれればおk
日本語の破綻なら、石原慎太郎はピカイチでしょう。
日本文壇の誇る言語障害者でございます。例えば平野啓一郎の選評。
「浅薄なコマーシャリズムがこの作者を三島由紀夫の再来などと呼ばわるのは止めておいた方がいい。
三島氏がこの作者と同じ年齢で書いた「仮面の告白」の冒頭の数行からしての、
あの強烈な官能的予感はこの作品が決して備えぬものでしかない。」 んー、まあアリなんじゃないの
と思って読んでたけど最後でどうしようもなく歪んだ
どうして「備えぬものだ」で終われなかったんだ 自分の文章のレベルがどのくらいか、自分ではさっぱり分からないんで見ていただきたいです
話は即興のものなんですが、読みやすいか読みにくいか、分かりやすく書けてるか書けてないか、
ぜひともよろしくお願いします
「はい、克之これ」
「ありがとう恭子」
オフシーズンの、ひとけの少ない海の見える公園で、恭子は頼まれていた資料を克之に手渡した。
「ほんと助かったよ。どう? これから少しお茶でも?」
「ええ」
克之と恭子は公園をあとにしようとした。そのとき、克之は何かに気づいた様子で足を止め、海の
ほうを見た。
「どうしたの?」
「誰かが溺れてる!」
「えっ?」
「恭子、ちょっとこれ持ってて」
克之は資料を恭子の手に押し付けると岸辺までいき、コートをすばやく脱いだ。コートが
舞い上がった、とたん、白い飛沫が盛大にあがった。
「克之!!」
恭子は驚いて岸辺まで駆けよると、柵から身を乗り出した。
海に飛び込んだ克之がぐんぐん遠ざかっていく。しばらくたって、暴れる溺者を抱きかかえた克之が、
ゆっくりこちらに戻ってきた。どうやら溺れていたのは猫のようだ。
「そらよっ」
克之は猫を石畳に放り投げた。猫はくるっと回転し着地すると、凄い勢いで走り去っていった。
「はは……随分かなぐられちまった」
克之は恭子にも手を貸してもらい、公園の上にあがった。克之はしばらく肩で息をしていたが、
笑いながら言った。
「あの猫、風邪ひかなきゃいいけどな」
「猫の心配もいいけど、あなただってずぶ濡れじゃない」
初冬の寒い日だった。克之はくしゃみをすると、やがてガタガタ震えだした。
「たまには寒中水泳もいいかもな」
「もうっ、わたしの家に来て。ここから近いから」
「いいのかい?」
「そのままじゃ凍死しちゃうわよ」
恭子は克之のコートを拾うと、彼の手をひき歩き出した。
恭子の自宅につくと、克之はタオルを貸してもらい玄関で足を拭いた。
「シャワー浴びて身体あたためて。濡れた服は洗って乾燥機にいれるから。すぐ乾くと思うわ」
「ありがとう恭子」
克之はタオルを恭子に渡し、バスルームに入っていった。しばらくして恭子の耳に、彼が
シャワーを浴びる音が聞こえてきた。
恭子の胸にかすかな波立ちが起こった。自宅に克之を入れるのはこれが初めてだった。
恭子は落ち着かなくなり、リモコンをとりテレビをつけた。
やがてバスローブを着た克之が浴室からでてきた。
「ああ、さっぱりした。温まったよ」
「この部屋にも暖房いれたから。そこのソファに座ってて。コーヒー入れてくるわ」
「ああ、すまん、しかし溺れてたの猫だったとはな。てっきり子どもかと思った」
「大きな猫ちゃんだったものね」
恭子はクスっと笑い、キッチンに行った。 コーヒーを淹れていると、リビングから克之の声が聞こえてきた。
「いいマンションに住んでるなあ恭子。おれのアパートとは大違いだ」
「そ〜お? あなたの住んでるアパートってどんな感じなのかしら。見てみたいわ」
たしか弟さんも一緒なのよね?」
「ああ、これが放蕩癖のある弟でね。いったい誰に似たのやら」
「あなたに似たんじゃないのぉ?」
笑いながら恭子はリビングに戻ると、ふたつのコーヒーカップをテーブルの上に置いた。
恭子もソファに腰掛けカップを手にとった。
克之は眼鏡をはずしていた。眼鏡を掛けていない克之は、ふだん見慣れている彼とは違って見えた。
別の人のようにさえ感じられ、ひどく新鮮な気がした。
恭子はおもっていた。自分は克之を愛している。克之のほうでも自分を……。
一度はっきりそう言われたことがあった。でも、克之ただひとりを愛してるわけじゃない。
だから克之の想いを、完全に受け入れることはできなかった。『あなたの気持ちに、今は応えられない』
そんな曖昧な返事をしたまま、時間だけがいたずらに過ぎていった。
克之はそんな自分に今日まで変わらなく接してくれた……。
「恭子」
想いにふけっていると克之が口を開いた。
「今でもやっぱり、あの時の返事は変わりそうにないかい?」
恭子は一瞬ビクッとした。心を見透かされたような気がして、少しのあいだ口が聞けなかった。
「え、ええ…」
「そうか、すまない。また聞いてしまって……」
「そ、そんな、謝るのはわたしのほう、あんな曖昧な返事をしたままで…」
恭子は克之の顔を見た。克之は優しいまなざしで恭子を見つめていた。
終わりです
休日はまったりできて幸せ。
>>148
◆◆◆を区切りに入れてたけど、レスの番号変わるからいいやと省いちゃいました。
それに行を開けても、視点移動の意思表示には弱いので特訓しる!!
さんくぅでした!!
石原さん読んでみまする。ボンボン嫌いで食わず嫌いで、皿の端によけてました。
「冒頭の数行からしての、あの強烈な官能的予感」
この評論しびれますなぁ。こんな感想をもらえるようになりたい。
もちろんラノベで!!
>>149
確かに変な感じですね。溢れる思いを止められなかった?
そう、それは文字を介した意思表現では決して伝えられないほどの感情の高まり。
ならば、それを伝えんがための文章が既成の文法などに収まることができようか。
表現である以上、伝わらなきゃいっしょだよね、わっちも精進しまっす。
>>150
文法、作法は指摘できませぬ。ラノな感想でもよければちょっちまっち。
ごはんたべなきゃ、なので。 >>149
描写や説明が足らない
動画タイプの人なんじゃないかと思うけど、台詞で言わせることに頼りすぎてる
前半は動きのあるシーンだし、いいかと思ってたけど
後半になるとわかり辛さが目立つ
自分は風景描写なんかいちいちねっちり書かなくてもいいと思ってる派だからそっちは構わないけど、
コーヒー以降のくだりはもっとこう心情なり微妙な空気なりを描いていいと思う
ってかそこをちょっと力入れて書かないと、なんのための話だかわからない
>オフシーズンの、ひとけの少ない海の見える公園
公園にオフシーズンってあるのかな
海の見える公園というと自分の中ではお台場横浜だけど、あそこは季節なんてお構いなしだ
寒いからなんとなく人出が少ないイメージがあるかもしれないけど、ならばそう書けばいい
>コートが舞い上がった、とたん、白い飛沫が盛大にあがった。
躍動しすぎてすっ飛ばしすぎ、飛び込んだことは書いてもいいかと思う
白い飛沫じゃあ一瞬なんのことだかわからない、というか下手すると違うものを想像する
>恭子の胸にかすかな波立ちが起こった
波立ち……波立ち?
字面から「波が立っている様子」と解釈はできるけど、それが「起こっている」と書くと動作が二重になる
「胸の中にかすかな波が立った」とか「胸の奥がかすかにざわめいた」とか 隊員「隊長、わたしはもうダメであります・・・」
隊長「弱気になるな、しっかりしろ!」
隊員「た、隊長・・・」
隊長「な、なんだ!?」
隊員「隊長はわたしのこと、好きでしたか・・・?」
隊長「当たり前だ!」
隊員「だったら最後に・・・キ、キスを・・・」
隊長「それは、ちょっと・・・」 >>150-152
昭和を思わせるクッサいストーリーにはノータッチじゃないとダメなんですねw了解です
全体的にはわかりやすくて、非常に読みやすい文になってて、いいと思います。
これでストーリーが面白ければ、なんか賞とって、将来小学校か中学校の教科書に載ってそうな、
いい意味でも悪い意味でも「無難な」文章なんでないでしょうか。
ストーリーがつまんないと、全く印象に残んない小説になる可能性もあるんで、そこはお気をつけください
細かい部分だけ指摘すると、
・「暴れる溺者」
全体の平易な文体からすると、あまりにごつすぎる表現でないですか(もちろん間違いではないです)。
・女の台詞
最近の若いおんにゃのこはこんな喋り方しないんで注意ね。
まあ創作の世界ではまだ女言葉って死滅してないから、>>150さんが好きなら使ってもいいんですけど
最近の現実世界では女言葉使う人ってそうそう居ないですよねー
・波立ちが起こった
>>154さんも言ってるけど、「波立った」でおk
「白い飛沫」の方は、僕はそんなに気にならなかったけど、まあもっとわかりやすい表現があるかな
「コートをすばやく脱いで、飛び込んだ。
舞い上がったコートを濡らすように、白い飛沫が盛大にあがった。」とか? >>150-152
恭子って人、悪女だね。こわいよぅ。克之さんが不憫だ。
>読みやすいか
読みにくくはない。けど、単調。狙ってるならいいと思います。
漢字の開き方は意識してるのかな、意図はよくわかんなかった。
>分かりやすく書けているか
ちょっち、描写や説明が足りない気がします。
状況が後だしな感じかなぁ。例えば「公園」。海浜系な公園みたく砂浜に続いていると思ってたら、実は公園は界面と高低差があった。
そんでもって、柵があった。最初はわかんなかったよぅ。
あと、克之さんメガネかけてたんだ、とか。主線と違うところでひっかかっちゃった。
>>154さんと違って風景気にする方なのでww
「白い飛沫」はあたしも分かりにくかった。
行動と行動、状況説明なんかの間がつまり過ぎてるのかなぁ。間がうまく取れていない感じ?
以下、好みの問題かもですが、気になったところ。
「ひとけの少ない」よりは「ひとけのない」か「ひとがすくない」かなぁ。
ググったら、ひとけのすくないってよくあるみたいなので、個人的好みで。
「公園をあとにしようとした」が気になった。
公園を出てしまった状態で、ようやく「公園をあとにした」な感じだから、
公園を出る前だったら、素直に「公園を出ようとした」の方がしっくりくるかも。
「克之は恭子にも手を」 他に誰に手伝ってもらったんだろう?
>>154さんも言ってるけど、部屋に上がってから、もう少し男女の機微がみたいかなぁ。
三人称なので、人の動きや感情をそのまま書くんじゃなくて、行動や情景描写でそわそわ感とか匂わせてもらえると好きです。 風呂クマ
後、>>150さんに。
ここのほかに「ワイが文章をちょっと詳しく評価する!」っていうスレがあるんで、
そっちの方が、文が読みやすいか読みづらいかっていう評価には適してるかも
試しに投稿したら、僕は40点台でしたがw
そんなのが人の文をとやかく言ってええんやろかというツッコミは無視します >文が読みやすいか読みづらいかっていう評価
あまり当てにはならないかと。
無理にでも欠点を作り上げて貶してるから。
作品ごとに評価基準に差がありすぎるし。 >>154>>156>>157
とても詳しい感想ありがとうございます
自分では気づかなかった部分を指摘してもらえてすごく参考になりました
情景描写、心理描写には細心の注意を払わないといけないって改めて思いました
>>158
あっちはなんかやたら厳しそうで投下する勇気ありませんでした
すごい低い点つけられたら凹んじゃうんで >>153
石原さんは読まないでいいですw
>>155
この隊長シリーズの人はなんでこんなにストイックに書き込みをつづけるんですか?
何が君を突き動かしてるんですか? >>157
確かにメガネは僕も違和感あったwメガネ掛けたまま海に飛び込んだのかとw
>>159
まあワイの人の主観で評価するぞ、っていうコンセプトだから、すがすがしいよね
あのテンションは疲れてる時に読むと疲れるけど…… 日経小説大賞狙ってみようと思います
賞金1千万はあはあ
なんか別に経済小説じゃなくてもいいみたいなんだけど、
せっかくだから経済小説にしようと思います。
今回が第3回目なんですけど、第2回が249篇ってw少なすぎるだろw >物語性が豊かで時代性、社会性、娯楽性を兼ね備えた
時代性はネタがかぶるので勘弁してください リンクありがとうございます。
「新人に限らない」とはこれいかに。
しかも日経のくせに物語性や娯楽性を求めてくるとは。
自分の作風とは明らかに合わないけど、
600枚という上限は魅力的だなぁ。
純文系の新人賞にも、このくらいの長編を受け付けてくれる
ところがあってもいいのに。 日曜日なのに書き込みが全然ないんだけど、これは単純にこのスレが過疎なのか、
それともまた大規模な規制がかかってるんでしょうか? この連休にせっせと燃料こさえる暇人なぞおらんだろう 少々過疎っていても荒れてないだけ
いいスレだと思うよ。
まぁそもそもこの板自体が過疎なんだけど。 貼ろうにも、自分もいまこのスレ的にも面白くないであろう部分を書いてるんですよね。
んでもちょっと投下してみましょうか。1行40字で成型しちゃったんで読みづらいのは勘弁。
『エルデリア通史』では、エルデリア国の歴史の概略、建国から滅亡までを記した。
エルデリアの歴史を知る上では、『イオリュアの手記』『奉神諸事録(OMNE LEFFA FOS
DIUME)』『帝国紀(MEM OS RI DIESAL)』の三冊が最も有力な史料となる。
『イオリュアの手記』は、女神イオリュアが自ら書き記したとされる随想で、エルデリ
アの建国から衰退期までの期間、イオリュアの身の回りで起こった日々の出来事が綴られ
ている。そもそも神々の実在を疑う一部研究者の間では偽書とされているが、その内容が
他の史料とよく合致することから、今日の史学界では逆にイオリュアの実在を証明する一
級史料とする意見が主流である。
『奉神諸事録』は、イオリュアの側仕えを務めたエルデリアの神官らが国家の重要事な
どを代々書き残したもので、事実上前期エルデリアの国史である。やや女神イオリュアに
対する礼賛の傾向が強いものの、そのことを除けば、神官という世俗から隔離された階級
の人々による記録であるだけに、その内容の客観性は十分に信頼できる。
『帝国紀』は、ガレト王の治世の始まりより記された後期エルデリアの国史で、為政者
に対する追従が多く、その信憑性は幾分劣る。しかし、終末期のエルデリアの陰惨な国情
を知る上での貴重な史料である。
これら、エルデリアが存在した当時に書かれた書物は、時の流れの中でその大半が散逸
し、現在ではわずかな断片が残っているに過ぎない。しかし一千二百年前の歴史家ケピチ
ェリの時代には太古の書物はまだ多く残されており、ケピチェリはこれらを元にエルデリ
ア全史『楽園記(Memre win Erdel)』と、エルデリア周辺国の歴史『望楽園記(Memre a
rr Erdel)』を著した。この二冊は幸いなことに今日でも全文が残っており、この中の記
述と引用によって、我々は失われた書物の内容を知ることができるのである。
『エルデリア通史』は『楽園記』『望楽園記』を基礎とし、その上に今日の史学、考古学研究の
成果を加え、現行の定説に忠実な内容となるよう心がけた。 「挫折する人が世界で最も多い」指輪物語の冒頭よりひどい……w >>172
読んだー。
年代記風ってもんの冒頭ですかの?
こういう始め方いいですね。かっこよす、鼻行類みたくて。参考にしよー。
以下、感想とコメントれす。
「一級史料」
この単語はしっくりこなかったです。専門用語としてあるなら……そうだ、こんな時は!
みんなの味方「ウィキ」様に聞いたら「第一級史料」って言うよって教えてくれた。
史実関係の単語もいろいろ面白そうですね。
「わずかな断片が残っているに過ぎない」
どんな断片か具体的に書いてもらえるとワクワクするかも。
ワンワン地方に伝わる民話や神話伝承、ニャンニャン博物館に所蔵される幾枚かの羊皮紙、とか。
「我々は失われた書物の内容を知ることができるのである」
ケピチェリ氏の二冊の著書の信頼性は問題にならないのでしょうか。
一千二百年前もの書物であれば、現存書が後世の為政者の手で都合よく
改竄されている可能性や、史料としても、数種の「原本」とか「写本」が存在し、
「ピヨピヨ写本」「ケロケロ写本」「リンリン原書」「ガチャガチャ原本」
それぞれの信頼性に関して研究者により意見の分かれるところである、とか、
あってもよさそう?
アホな質問を次レスにてwww 忘れてた。「現行の定説に忠実な内容となるよう心がけた」だとなんか物足りなくない?
統一意見が得られていない事柄に関して、また既に定説として
認められている史実についても、独自に入手した一次史料や研究者の
私信をもとに著者の解釈による記述が含まれることを先に述べておく。
その部分については本文中に明記するとともに、必要があれば
脚注にて補足説明を加えているので参照いただきたい。とか。
長ッ!www いやぁ、この手の読み物わからんのですたい。
以下、アホな子の疑問です。
この手の物を書くときって、「エルデリア」に関する基本情報は書かないものですか?
現在ではゲコゲコ地方と呼ばれる地域に紀元前五六〇年から一二〇年にかけて存在した……とか。
・『エルデリア通史』の著者は「女神イオリュリア」の実在を支持している。
・「神々の実在を疑う一部研究者」との表記から、史学界一般の共通認識は「神々は実在した」である。
と読み取ったのですが、ここでの「神々」とは人が扮したものでなく、所謂「神」ってことですか?
現代社会(リアル)では、「神々」が実在したとは思われてないわけで、
その辺を言及していないのは、ファンタジーとして捉えてもいいってことですか?
「為政者に対する追従が多く」は、「為政者に追従した記述が多く」と読み替えてもよいですか?