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よくわからんお題で次の人がSSを書くスレ4
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0001名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2012/01/29(日) 16:13:19.51
お約束
・前の投稿者が決めたお題で文章を書き、最後の行に次の投稿者のためにお題を示す。
・お題が複数でた場合は先の投稿を優先。前投稿にお題がないときはお題継続。
・感想・批評・雑談は感想スレでどうぞ。

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よくわからんお題で次の人がSSを書くスレ3
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関連スレ
よくわからんお題で次の人がSS書くスレ 感想メモ
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bun/1284739688/
0352名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2018/10/17(水) 11:14:15.26
誰でもできる嘘みたいに金の生る木を作れる方法
念のためにのせておきます
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

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0353謎の哲学者集団ブレインドッヂボール
垢版 |
2019/02/06(水) 22:43:10.25
ここは市内の大型体育館のサブアリーナ、一般向けに開放されているスペースだ。僕はその部屋の前にある予約名簿にしばらく釘付けになっていた。
〈ブレインドッヂボールクラブ〉
聞いたことのないスポーツだ。この木製の引き戸の向こうにその謎のクラブが今まさに活動している。
ブレインドッヂボール……もちろん脳みそをボール変わりに投げ合うわけはないと思うが……脳の形のボールを使ったドッヂボール……わざわざ脳みそ型にする理由が分からない。何かの皮肉か……無いこともないがどうもしっくりこない。
チェスボクシングみたいなものか……頭脳と体力を使いながら戦う、みたいな。
長いこと妄想していたがいよいよ我慢出来なくなった僕は引き戸をちょっとだけ開き隙間から中を覗いた。そこには脳型のボールも通常のドッヂボールも無かった。5対5の人たちが互いに横一列になって向かい合い、何か大声で言葉を交わしている。
「中村さんは足がクサイ」
「斎藤さんは空気が読めない」
よく聞いてみると交互に文句を言い合っている。なんだこれは。
「驚いたかい」
ひゃっと声を上げてしまった僕を無視して背後から声をを掛けてきたその男性は饒舌に語り出した。
「あれはブレインドッヂボールといって、僕たちの思想を具現化したものの一つさ。
心のこもった言葉をボールに見立てて相手に思い切りぶつける。避けてもいいがそればかりでは駄目だ。本気の想いを真正面から受け止めて、受け入れてそして相手にもぶつける。それを続けることによって強い人間関係が築かれていくんだ」
何を言っているんだ、明らかに怪しい、普通はそう思うかもしれない。だが意外にも僕はこのクラブに惹かれていた。
メインアリーナで行われている球技大会。同級生達の対して仲も良くないのに上辺だけは楽しそうに振舞っている彼らに嫌気がさして抜け出してきた僕にはうってつけに思えたのだ。
「僕をこのクラブに入らせて下さい」
「君は見た目がキモいから駄目だ」
すでに試合は始まっているようだ。僕はその後本当に嫌そうな顔をする彼と入れろ入れないの押し問答、もといブレインドッヂボールを延々と繰り返したのだった。

次題 「像箱」
0354名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2019/02/07(木) 20:16:02.68
目の前の男は言った
「像箱の前にあるボタン以外のボタンを押すと君は死ぬことになる。君はどうするかね」
目の前のテーブルの上には2つの物体。
1つ目は木製の人型。2つ目はやはり木製の立方体。そして俺は椅子に拘束され、身動きすらかなわない。
俺は考える。1つ目か、2つ目か。像箱の像を主体に考えると1だ。箱が主体だと2。外れれば死。俺は選ぶ事ができなかった。
「あと10秒だ」
男は苛ついた声で俺を急かす。
「選べない」
俺は力なく答える。
「正解だ。像箱はここにある」
男は飾りのついた箱を両手で俺に差し出す。
「お前にやろう」
そして男は俺から枷を外す。
男に促されて俺は廃墟を後にする。
暫く歩いた所で俺は持っていた箱を見つめる。何が入っているのだろう? くだらない物なら持って歩くのは意味がない。
俺は箱の結び紐を解くと、ゆっくりと箱を開ける。
そして、そのまま固まってしまう。
「やっぱり開けたな」
男は笑いながら身動きの出来ない俺を見下ろす。
「像箱というのは開けた者が像になってしまう箱なのだ。古道具屋から買ってはみたものの自分で試す気にはならなくてな」
男は箱を拾うと何かを俺に言った。
けれども、既に像になった俺にはその言葉を聞くことが出来なかった。

次のお題は、「寒空の下、ビッチがくれた大切なもの」
0356名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2019/11/02(土) 13:11:40.06
 東欧に位置するその小国には、三つの暖房があるというジョークがある。
 金持ちは最新式のガスストーブを。中流階級は備え付けの古い暖炉を。そして貧者は――。

「貧者は娼婦で身を焦がす、ね」

 レイラは裸身の背を向けたまま、何でもないことのようにそう口にした。
 事を終えた後の気怠い倦怠感と、安宿のシーツが肌に擦れる感触。吐き出した粘液を拭い去る事務的な作業に訪れる沈黙を埋めるように、彼女が持ち出したのは使い古されたジョークだ。
 ふん、と私は鼻を鳴らす。まったくその通り。彼女は娼婦で、私は貧者だ。何の暗喩にもなってはいない。自虐的な言葉は、私に対しても錆びた針のように鈍く刺さる。

「それは、貧乏人は後先を考えずに娼婦に溺れ、暖房を買う金もなくいつか凍え死ぬという意味を含んだ侮蔑だろう」
「あら、間違ってた?」
「いいや。合っているから腹が立つのさ」

 くすくすと笑みを漏らすレイラは、そんな喩えに持ち出されるようなはした金で買われる程度の容姿ではない。髪はほつれ、化粧も安いが、それでも磨けば光ると誰もが直観する美貌の持ち主だ。
 もちろんそれは彼女の左目が痛々しく潰れていることを除けばで、いくら美人であろうと傷物の女を高く評価する娼館はこの国にはない。
物好きも多いのだろう、どこぞの大国へ行けば違うのかもしれないが、少なくともこの小さな北国に、そんな奇特な連中が育つほどの余裕はなかった。
 だから私は、この国を出ようと決めたのだ。だが、路銀などいくらあっても足りない片道の旅の前に、馴染みの娼婦に金を落としてしまうような愚かな貧者のやることだ。どうせ、路頭で朽ちるに決まっているが。

「でも、ねぇ、ロレンス。それはそんなに間違いかしら。人が人と触れ合うことが、味気ない炎の熱じゃなく、女の生きた温もりを求めることが。そんなにおかしいことかしら?」
「……さぁね。あんたの温もりとやらは、今やさっさと冷えちまった。だからわからないよ」
「あら、そう。だったら、今度は覚えておいて」
0357名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2019/11/02(土) 13:12:29.44
 そう言ってレイラはそっと、私の身体を抱き締めた。覆う布のない肌が触れる。肩口までの髪が私の頬に触れ、じんわりとした熱が心臓に届く。生きている、ということを、温度で感じる。

「貧者に生まれたことは、暖かさを求めてはならない理由にはならないわ。あなたはきっと、温もりを手に入れることができる。だから覚えていて。この温度が、きっと間違いなんかじゃないってことを」

 レイラは富裕層に生まれ、けれど父が失脚し、酒に狂って目を焼かれ、今は老いた母をレイラ一人で養っていると聞いた。そんな人生であってさえ、今は貧しい娼婦の身に堕ちてさえ、彼女は確かに気高く、美しく。
 そして、温かかった。


 二日後、寒空の下で、私は列車の汽笛を聞いていた。
 振り返る街のどこかに、彼女の温もりがある。無機質な大国へ辿り着いた後にも、その温度を忘れないように。
 私はそっと、コートの裾を引き寄せていた。


次のお題は『夜よりも遠い朝の色』
0359名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/03/12(土) 20:07:13.62
此のところ悪夢に魘されて目が醒める。寝汗も酷い
呼吸が乱れているのは無呼吸症候群のせいなのか
ムクリと起き出して、洗面所に行きコップ1杯の水を飲むと
上手く口を開けられないのか閉じられないのかは
わからないが唇の端から喉を蛇行し胸まで届き服を濡らした
ふと鏡を覗くと窪んだ目の下のクマのせいなのだろうか
酷く歳を取ってしまった様に見えた
まだ俺は30歳になったばかりだというのに
鏡の中のそいつはまるで老人だ
いっそのことこのまま老衰で死んでしまえれば
幸せなのではないだろうかとそんな事をふと思う
でも命に関わる様な病気どころかここ数年風邪すらひいていない
もう3年も外出どころか家の外に出た事がないので
猛威を奮っているコロナにすら罹患する心配すらない
そして誰も殺してはくれない。殺す価値すらないのだ
いや違う、ネットの向こう側には殺意や罵詈雑言を投げかけて来る奴はいる
しかしそれは安全を約束された悪意であり殺意だ
現実的に殺してくれる人もいないのだ。
窓の外には夜明け前の陰鬱とした雲が立ち込めて
更に心を憂鬱にさせる
もうすぐ夜明けなのだろう東の辺りが紺色のグラデーションを彩る
しかしそれはこれからもう1度寝るまでのほんのひとときの夜明けだ。
そして2度と目覚める事が無いように祈りながら自室のベッドに入る。
目が覚めて夜が来ない様に


『夜よりも遠い朝の色』
0361名無し物書き@推敲中?
垢版 |
2022/03/27(日) 16:08:27.67
>>1
10年経ったね。日本がより一層劣化したよ。
震災から11年原発再稼働も再エネも進まず劣化して停電祭りさ。今でもな。
衰退国日本!
0363ぴなっくを探せ
垢版 |
2022/05/26(木) 02:21:09.18
「えっほい、えっほい、えっほい、え、あそーれ!」鼓手が歌うのにあわせて、男たちが力いっぱいオールを漕いだ。いや女もいた。性転換中のやつもいた。顔を真っ赤にして荒々しく息を吐く漕ぎ手たちは、イズーから来たキンメダイ星人たちだ。
俺たちは宇宙海賊。そして俺は船長。金がなくて宇宙帆船を買うことができず、やむなく宇宙櫂船をあつらえたが、これで他の宇宙船に追いつくことは不可能だった。んもう、俺のバカん!
しかし、俺たちは情報を持っていた。トウテーレ星のアステロイド帯に、宇宙商船ぴなっく号の残骸があることを。アステロイド帯は危険で、小回りの利く手漕ぎ船でしか近づくことができない。
「あったぞー!難破船だ!」
しかし誰も何も言わなかった。シラース星人の鼓手は相変わらず歌うようにリズムを取り、漕ぎ手は無心にオールを漕ぐ。と、鼓手の体に力が入っていないことに気がついた。
「どうした!」駆け寄って体をつかむと、鼓手の体が崩れ落ちる。尻から血が流れていた。しかし、鼓手はまだ歌っている。
「おい…」俺は恐怖にあたりを見回した。漕ぎ手たちのベンチからも血が流れている。尻子玉だ、尻子玉を抜かれたんだ…。
「ふふふ、これで尻子玉エンジンを動かせる。まんまと罠にかかったわね」
女の声がして俺は振り向いた。そこには読者好みの若い娘が立っていた。
「私はぴなっく。偽装商船長よ。大人しく荷を渡せはあなたは殺さないわ。さあよこしなさい」
俺は乗組員をバラして娘に渡した。これが東テレの昼めし旅にしらすとキンメダイばっかり出てくる理由である。

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