素人の小説
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もしよろしければ、批評などお願いします。
今回書いてくのは、学生である私が書いた厨二の入ったファンタジーです。
友達はまあまあ面白いといってくれたので自信はあると思います 気温が昨日より低くて、
外で風の音が鳴っているけれど、
冬独特の、張りのある空気感。
ずっと労働中に、あー、今夜こそ帰ってギターを弾こう、
あの歌とこの歌を歌おう、
と思っていて、
休日の今日はそれがやっと叶いそうです。
歌は、三枝茂樹さんの「みちのり」と、
犬塚康博さんの「幸せそうな人達」。
この二曲が今週は、ずっと胸で鳴っていました。
だから、歌う。 『くそ虫のバラード』
第1章
ある冬の晴れた日のこと、一匹の少女が立ちションを
しておりました。そこへメジロが一羽とんできて、くそ
を少女の顔にぶっかけました。少女は、これいいことに
くそを顔面にぬったくり、そのまま町にでました。放射
能から逃げ的たヤンキーどもが少女にからみました。そこ
へあらわれた 「来たれ、風雷!エアリアルサーバント!」
どろどろどろ!天から響くドラムの異音。晴天が俄かにかき曇った。
「きたきたきたきた!」
琉詩葉の目が輝いた。名門、冥条家に代々伝わる秘術体系の中でも、冥獣召喚は彼女の随一の得意技だ。いや、『唯一の』、だが。
「きしゃ〜〜〜〜!」
暗雲を裂いて校庭に『何か』が降ってきた。
ぽとっ。
「げげっ!」
琉詩葉は、まじでがっくりきた。
校庭に落ちてきたのは、筆入れほどしかない、ちいさな金色の『つちのこ』。
「ぴきゅぴきゅぴきゅ〜」
つちのこが、哀れっぽい声をあげて琉詩葉の足を上ってきた。
「だははは!何が『エアリアルサーバント!』だっ!」
琉詩葉を指差して大笑いの電磁郎。
「うー、うるさい、こういう時もあるの!」
琉詩葉が叫ぶ。とはいえ、つちのこはこれまで召喚した中でも一番まともな部類なのだ。 「今度は、こっちからいくぞ!」
電磁郎が腹をかかえながら、鞭を大きく撓らせた。
「どわ〜〜〜!」
足に巻き付いた鞭に引っ張られて宙に舞う琉詩葉。
ごっ!琉詩葉が、頭から校庭に墜落した。
しまった!電磁郎が一瞬蒼ざめる。つちのこで腹がよじれて加減が利かなかった。
死んでもおかしくない衝撃だ。運が良くても脳震盪は避けられまい。
だが……
「いたたた〜、もー電ちゃん、いー加減にしてよ!」
琉詩葉がすっくと立って電磁郎に言う。
「『冥条琉詩葉』……忘れておったわ、お前の成績がオールタイム学年最下位だったことを!」
少しほっとした様子の電磁郎の声が校庭中に響いた。
ヘリウムより軽い琉詩葉の頭は、常人ならば只では済まない衝撃も、容易に吸収して拡散させるのだ!!
「ちょっ!そんな事大声で言わないで〜〜!!!」
顔を真っ赤にして電磁郎を睨むアホな子琉詩葉。
「問答無用!」
電磁郎が次の一撃を放った。 教科書読んでて気に入った作家や詩人の本を買う→何度も読む >>355
・最低でも5000文字以上、メモ帳アプリに書きためて一気にコピペ投下する
・作品投下以外の書き込みはいっさいしない
・投下してた作品を途中でやめて他の作品を投下し始めたりしない
これが創作板の最低限のルールだ覚えておけ
逆にこのルールさえ守ってれば文句を言う人間はそんなにいないし
どんなにつまらんヘタクソな文章でもみんな温かく見守るわ 「くらえ冥条、裁きの疾風!」
バチン!鞭から二たび放たれるショックウェーブ。だがしかし……
どういうことだ、先程とは打って変わって琉詩葉は平然。
「なんだと?」
訝る電磁郎。疾風は彼女に達さず。
おお見ろ、いつの間にか鞭の先端を巻き取っていたのは琉詩葉の握ったアメジストの錫杖だ。
「へへ……残念、同じ技はきかないから!」
ニヤリと笑う琉詩葉。
「いくわよ電ちゃん!冥条流蠱術『ダーク・レギオン』!」
琉詩葉が叫ぶ。
ぶわあああああ!
錫杖から、濛々と何かが溢れた。
どういうことだ、黒い煙の様なものに覆われ、見る見るうちに、ボロボロに朽ちて行く電磁郎の鞭。
あ、良く見れば、煙は『生きていた』。
なんということ、錫杖から溢れ出たのは黒々とした羽虫の大軍団。
無数に集った虫どもが、鋭い顎で鞭を齧りとっていたのだ。
「なんだと!」
驚愕の電磁郎。羽虫の食欲は鞭で収まらず。
恐るべき人喰い昆虫軍団が、今度は電磁郎の体に集りだした。
「うおおおお!」
全身を掻き毟り苦悶に吼える教師。
「やばっ!戻れ、戻れ〜〜!」
慌てて琉詩葉が錫杖を振る。だが術は及ばず。虫どもは戻ってこない。
「そんな〜!電ちゃん死なないで〜!」
なんてダメな子。
琉詩葉が泣きながら電磁郎に謝った。 だがその時だ。
ぴかっ!
電磁郎を覆った羽虫の雲霞から光が漏れた。
どういうことか、光に撃たれた虫どもが電磁郎から千々に散る。
みろ、とび散った雲霞から姿を現した電磁郎は全くの無傷。
「くく……愚かなりヘリウムヘッド!」
電磁郎が不敵に笑いながら琉詩葉をディスった。
「俺が『裁きの教鞭』を用いるは、むしろ生徒を気遣ってのこと……だが!!」
これはいかなることか。教師の全身が金色に輝き、両手から飛び散るバチバチのスパーク。
ごろごろ……ぴしゃり!
空を覆う暗雲から放たれた稲妻が電磁郎を撃つ。
だがなんたることか。電磁郎が落ちてきた稲妻を己が手にむんずと掴んだ。
「うそ!」
後ずさる琉詩葉。
「もう手加減はせぬ冥条琉詩葉!俺から鞭を取ったこと、後悔しながら保健室に行けぃ!」 ばりばりばりばり!
見ろ、電磁郎の手の中で、輝く妖刀へと姿を変えていく金色の稲妻!
「みたか!轟龍寺流雷光剣、受け切れるか?冥条!」
恐るべきは電磁郎の特異体質よ。
ある種の鰻は、筋肉細胞を発電器官に変化させ、電撃を捕食の武器に用いるが、
電磁郎は人の身でそれを行うのだ。両腕の発電器官から放たれる電圧が電気ウナギの数百倍に達し、羽虫どもを焼いた。
彼の稲妻を自在に御する能力も、おそらくはこれを進化、発展させたものと類推できる!
「どひ〜!ありえね〜!」
電磁郎の気魄に気押される琉詩葉。
ずさり、電磁郎が間合いを詰めてきた。だが……
「二人とも、そこまで!」
背後から二人を制す錆声。
「待ったは聞かぬ!何や……つ……」
振り向いた電磁郎が、声を飲んだ。
「お祖父ちゃん!」
声を弾ませる琉詩葉。
いつの間にか二人の後ろに立っていたのは、朽ち葉色の着流しに蓬髪をなびかせた眼光鋭い一人の老人。
聖痕十文字学園の理事長にして、冥条コンツェルン総帥、冥条獄閻斎その人だった。 ニセモノの人の文章は、娯楽小説として読むとアレだったけど、
講談みたいな語り口のテンポは良いし、作中内作にありそうな感じでしたね。
「らゔずっきゅん」とかのネーミングセンスは笑った。 上の、でんじろう書いてる人と同じ人かな。
西遊記とか、南総里見八犬伝とか、近世以前の物語って、多分全体のプロットとか何もなく、
思いつくままホラ話をオーバードライブさせた結果、後世まで話題になりました、なんだろうなあ。 スレ主が創作文芸批判とか言うけどなんで?
俺からすれば他人のスレに勝手に来てずうずうしくも意味不明な文章書いてるお前らの方が創作批判だわ
つーかニセモノ>>358マジでセンスないわ
頭おかしいんじゃないの?
頼むからもう見苦しい文章はやめてくれ
創作文芸板は文章達者な人も来るからお前にとっても恥になるぞ 「こ……これは獄閻斎様、お越しになられていたとは!」
電磁郎が雷光剣を収め、震えながら老人に座礼した。
「電磁郎、孫に手を焼いとるようじゃの」
老人が淡々とした口調で電磁郎に言った。まるで猛禽のような眼が教師を見据える。
「いや、これはその、お孫さまが、何といいますか少々……」
電磁郎の目が恐怖に宙を泳いだ。
「なになに、電磁郎、わしはお前を買っておるのよ、質実剛健を校是とする我が聖痕十文字学園、お前のような教師あってこそ校紀も正されるというものじゃ」
獄閻斎は淡々と変わらず優しげとも取れる声で続けた。
「だがな電磁郎、今後も学園で教鞭をとる気があるなら、これだけは肝に銘じよ……」
ぴたり。獄閻斎の歩が電磁郎の前で止まった。彼を睨む老人の眼がギラリと光った。
「 わ し の 孫 は 別 じ ゃ 〜〜〜〜〜!!」
校庭に轟く獄閻斎の大喝一声。
「は、はは〜〜〜〜!!」
惨め、電磁郎は地べたに土下座した。 「電ちゃん、別だから〜〜!」
ずに乗る琉詩葉。それを見る獄閻斎、ふにゃあと破顔一笑。
「よしよし琉詩葉、授業に遅れるぞ、勉強頑張れよ、ほれ、今日のお小遣いじゃ!」
「ありがとー♪お祖父ちゃん!またにょ〜ん(^o^)ノ~~~」
「おうおう琉詩葉、またにょ〜ん(^o^)ノ~~~」
老人に見送られ、琉詩葉が笑顔で校舎に走っていく。
「ぐぬぬぬぬぬう……!」
頭上に展開される見苦しい慣れあいに、電磁郎がひれ伏したまま無念の呻きを上げた。
あのような暗愚の娘が甘やかされ放題のまま、いずれは超財閥、冥条コンツェルン総帥の名を継ぐのだ。
そのような世に至らば、民の人心如何程に乱れようか。
彼は学園封建制度の理不尽を,身を以ってあじわっていた。
「絶対に許さんぞ冥条琉詩葉……天下万民の為、必ずや貴様を矯正してみせる!」
電磁郎は顔を伏したまま、憤怒の形相でリベンジを誓っていた。 「あらあら轟龍寺先生、勝負なしとは情けないわね」
図書室の窓から事の顛末を見ていた少女があきれ顔で言った。
漆黒のセーラー服を身に纏い、黒髪をなびかせた美貌の少女だ。
「轟龍寺……学園の教師では一番腕の立つ男だが、奴も所詮、理事長の犬か……」
書架の陰に立つ少年が金色に燃える左眼を見開いて、吐き捨てるように言った。
「だが琉詩葉の蠱術……まだ未熟だが、さすがは大冥条家の跡取りよ……」
少年が、己が左眼を隠すように眼帯で覆いながら、自分に言い聞かせるように呟く。
「来るべき『大戦』に向けて、奴の『能力』、叩き直す必要がある……ひとつこちらから仕掛けてみるか……」
彼は顔を上げ少女の方を向いて言う。
「裂花、動いてもいいぞ!」
だがこれはいかなることか。少年が顔を向けた先に、裂花と呼ばれた少女の姿は既にない。
開け放された窓から吹き込む寒風に、カーテンが寒々とたなびいているばかりである。
びょおお。吹き込む風が図書室を渡って少年のアホ毛を揺らす。
「ふふふ……」
図書室に鈴の音の様な笑いがこだます。
「うれしい、せつな君、久々に運動できる……私の『子供』たちが、暴れたがってむずかっていたの」
どことも知れぬ書架の闇の奥から、少女の声が響いてきた。
「裂花、やりすぎるなよ!『吸血花』の異名をとるお前の『能力』、正気で耐えられる者など、そうはいないのだぞ!」
少年が顎に手をやりながら、唇の片端を歪めて笑った。 |∀・)チラッ
|∀・)この程度で『完結』とな!まったく笑わせおる。
続き、書いちゃっていいかなあ? >>370
えww
雷光剣とか大戦とかいちいち意味分からん物作るなよ
統一感がない
電磁郎って名前堅苦しい場面に合っていないよww 「皆の者、おはよーである!」
2年C組の教室に辿りついた琉詩葉が、意気揚々と自分の机に歩いてきた。
「冥条さん、今日も遅刻ギリギリよ、少し気を付けたらどうなの!」
前の席に座る風紀委員の炎浄院エナが、眼鏡を光らせながら突っ慳貪に琉詩葉に言う。
琉詩葉とは正反対の几帳面な性格で、彼女の行動が何かにつけて気になるのだ。
「まま、い〜ってこと、い〜ってことよエナちゃん!」
琉詩葉全く意に介さず。大口で笑いながらエナの背中をバンバン叩く。
ぎりり!エナの口元から洩れる歯ぎしり。その時だ。
「やっべ〜!間に合った!せ〜〜〜ふ!」
学ランを肩に羽織らせ琉詩葉の隣に駆けこんできたのは、これまた遅刻大王の時城コータ。
聖痕十文字学園応援部の御旗を背負って立つ主将だが、学業においては琉詩葉と最下位の座を争う、学年の『双璧』だ。
「と……時城くん、今日も遅刻ギリギリなんだから……少し気を付けてよね……!」
エナが、ツインテールを揺らしながらおずおずとコータに言う。
「まま、い〜ってこと、い〜ってことよエナ!」
コータ全く意に介さず。大口で笑いながらエナの背中をバンバン叩く。 「ちょっとも〜、痛い……!」
エナが顔を赤らめながらコータを振り払った。
「わるいわるい、そんな事よりさエナ!4限目の数学、宿題写させてくれ!!」
エナに手を合わせながら頭を下げるコータ。
「しょ、しょうがないわね……今日だけなんだからね!」
エナが目を伏せながらスクールバッグからノートを取り出した。だがその時。
ばっ!
琉詩葉が、エナからノートをひったくった。
「やった〜ラッキョ〜!ありがとうエナちゃん!」
「こら!琉詩葉!俺が先だ!」
「い〜ってこと、い〜ってことよコーちゃん!」
ノートを取り合いながら揉み合う琉詩葉とコータ。
エナの眼鏡がギラリと光った。
ぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎりぎり!
二人を見る彼女の口元から絶え間なく歯ぎしりが洩れはじめたが、それに気がつく二人ではなかった。 「いーかげんにしなさい!」
ごち!二人の頭に降ってきた拳骨。
「あたた〜、おわ!まいちゃん!」
琉詩葉が驚く。
ノートの取り合いに夢中で、担任の音楽教師、昏樹魔衣が教室に入って来たのに気付かなかったのだ。
「『まいちゃん』じゃない!昏 樹 先 生 で し ょ !」
まいが琉詩葉の耳をつまみあげる。
「のー!のー!体罰反対〜!」
涙目の琉詩葉。電磁郎には一歩も退かない彼女も、なぜかこの若い音楽教師には頭が上がらないのだ。
「これ……炎浄院のノートじゃないの?三人ともどういうことなの?後で職員室にきなさい!」
エナのノートを取り上げて教卓に戻っていく魔衣。
「わちゃ〜ついてね〜」
頭を抱えるコータ。
「しょぼ〜ん……」
ゲンコされた頭をなでながら席に着いた琉詩葉は、前の席から彼女を刺す殺気に気付いた。
「る〜し〜は〜!」
ノートを没収されたエナが、ものすごい眼で琉詩葉を睨んでいるのだ。
「どひ〜!ごめんなさいエナちゃん!」
琉詩葉は冷や汗をたらしながら、必死でエナから目をそらした。 「まったく、お前のせいだぞ琉詩葉!」
隣のコータが恨みがましく琉詩葉に言う。
「しょーがないじゃん、あたしだってやってないし宿題!」
琉詩葉が胸をはる。
「それよりさ琉詩葉、今日は『あいつ』が来てるらしいぜ!」
「あいつって?」
「裂花だよ、夕霞裂花!図書室で自習なんだってさ、あーたまらん!早く来い昼休み!」
興奮で息を弾ませるコータ。
「まったく応援団のくせに、超ちゃらいでやんの」
あきれ顔の琉詩葉。
だがコータのみならず、今日はクラスの男子の大半がなんだか色めき立っていた。
同じクラスの夕霞裂花。
道を通り過ぎるアホ男子どもが、全員目を見張って振り返るくらいの、ちょっと凄味のある美少女だ。
ただ、体が弱いとかで、めったに学校に来ない。来ても図書室か保健室で、終日『自習』。
そんな彼女が今日は登校しているというのだ。
琉詩葉は窓から図書室の方に目をやった。
図書室の窓が開け放されて、カーテンがぱたぱた風にたなびいている。
「寒くないのね〜?」
はじまった授業を気にするでもなく、琉詩葉はぼんやりそんなことを考えていた。
「ん〜?」
琉詩葉は目を凝らした。窓から、ひとひら、ひとひら、何かが飛んでいく。
寒空をひらひらと舞うのは、黒い翅をちらちらはばたかせた、季節に似合わぬ冬の蝶だった。 >>376
卍丸よりはマシ
あと、半月で200文字しか投下されない駄文より
毎日1000文字投下される駄文の方がマシだろ きんこんかんこーん
放課を告げる鐘が鳴った。
「まったく……冥条さんはともかく、何で私まで怒られないといけないのよ!」
朝の一件で職員室で絞られた三人。エナが怒り心頭で夕陽に照らされた廊下を歩いている。
「そうだよ……おまえが余計なことするからだぞ!」
魔衣のプレッシャーに耐えられず、宿題写しの件をあっさりゲロったコータが琉詩葉を睨む。
「んーなことゆうてもねー、お二人さん!写させてと頼む方も悪いなら、はいはいとこたえる女も女!どうなんだ〜風紀委員!」
逆切れの琉詩葉、エナを意地悪くつっつく。
「なん……ですって!!!」
ぎらん。エナの灼眼が琉詩葉を射抜く。
「どひ〜!じゃ……あたし、先帰るから!二人ともごゆっくりの〜」
ぴぴぴ!何かをサーチしてこの場から離脱する琉詩葉。
「行っちゃったね……時城くん……『うちら』も帰ろっか!」
エナがおずおずとコータに声をかける。
「くそー琉詩葉の奴……結局……『あいつ』も早退したってゆうしさ〜!あーもう今日はいいことなし!」
コータが頭をかかえてモンモンしている。
推しメン裂花の顔も拝めないうちに、一日が終わったのだ。
「まったくもう……」
エナがコータから顔をそらして、溜息をついた。 「やれやれ、エナちゃん、やっぱちょっと怖いわ〜!」
一足はやく昇降口にやってきた琉詩葉が、ブツブツ言いながらの自分のシューズボックスをあけた。
ぱさ。
下駄箱から足元に落ちた一通の便箋。
「むむむ、なんであるかな?ファンレター?ラブレター?いーわよきたこれ!」
そんなもの、一度ももらったことのない琉詩葉は、ニマニマしながら封を開く。
「ぬぬぬ……」
眉をひそめる琉詩葉。
かすみ草をゆかしくあしらった便箋には、達筆で、ただこう記されていた。
=================================
冥条琉詩葉殿
本日夜四ツ、体育館前十文字の欅
月影の下に来るは二人、還るは一人
=================================
「え〜と……今日の九時すぎに体育館前か……これってまさか!?」
琉詩葉の肩が震える。
「こ……KO・KU・HA・KU♪」
琉詩葉の胸がきゅんきゅんした。 >>381
駄文の中でも1の文の方がはるかにまし
他人のスレに勝手に投下するようなマナー違反の駄文は見るのも苦しい
どっか違うスレでやれよ |∀・)チラッ
|∀・)これ喧嘩はやめんか。わしが言うのもなんじゃが、荒らしはスルーがおすすめじゃ 「そろ〜り……」
夜だ。
水仙の描かれた金襖を静かに開けて、琉詩葉が『二の間』からこっそり抜け出した。
屋敷にいくつもある琉詩葉の勉強部屋の一つ。
もっとも、どの部屋でも、勉強したことなど一度も無いが。
「いくぞ、すくらんぼー!」
琉詩葉が夕方、昇降口で見つけた手紙に握りしめながら、屋敷の庭園を駆け抜けていく、
聖ヶ丘の中腹に構えられた大邸宅、人呼んで『冥条屋敷』。
巨大な屋敷に琉詩葉と住んでいるのは祖父の獄閻斎と、数人の使用人だけだ。
両親はもういない。
古い屋敷と草深い庭園をさして、『お化け屋敷』なんて言う者もいるが、琉詩葉は気にかけなかった。
「こんな夜中に呼びだすなんて、この照れ屋さんめ〜〜!おぼこいの、おぼこいの〜!」
妄想満開の琉詩葉が、ぴゅるぴゅる脳汁を垂らしながら、ひどいテンションで学校に走っていく。
だが、屋敷の書斎から、ひっそりそれを見下ろす者がいた。
獄閻斎だ。
「琉詩葉……」
孫娘のやんちゃには慣れっこの彼だが、今夜はなぜだが不安そうに眉を寄せていた。 「おかしい、物の怪どもが騒ぎおる……こんな夜にいったいどこに!」
老人は一人呻いて、窓から階下を見渡した。
草叢を泳ぐように金色の双頭蛇が中庭にうねる。
真っ白な大狼が月にむかって遠吠えをあげる。
洞の様な眼窩に松明を燃やした木人達が森にまぎれて揺れている。
真っ赤な毬藻の様な毛玉がそこかしこで嬌声をあげながら弾んでいる。
獄閻斎の眼には見えるのだ。
琉詩葉にも誰にも、見ることも触ることも出来ない『影』たちが、常になく昂って騒いでいるのが。
「おかしい……やはり何かある、確かめねば!」
老人は厳しい眼で、闇に遠ざかっていく孫娘の背中を追った。 >>376
お前はあれか
自分の息子の死の淵に「トランクスー!!!」とか叫んだり
強敵との死闘の中で「カメハメハー!!!」とか叫んでるのに萎えちゃうタイプか
とてもわかりますwww がちゃり。
学校に到着した琉詩葉が、用務員室から『拝借』した鍵で、通用門を開けた。
「おじゃーしやーす!」
誰ともなくあいさつして、学校に忍びこんだ琉詩葉は一直線に体育館を目指した。
「このへんでいいんだよね……はて?」
体育館前には誰もいない。部活の練習時間も大きくまわり、生徒も教師も皆家路だ。
ざざあああああ。
校庭を渡る夜風が、彼女の頭上を覆う欅の枝を大きく揺らした。
「う〜さむ!心もさむ!もー、なんだったのよあの手紙!イタズラ?どっきり?」
寒さに首をすくめがらブツブツ言う琉詩葉。
「それにしても……」
石畳に体育座りした琉詩葉は、空に浮ぶ三日月を見上げながら一人つぶやいた。
「最近、毎日いろいろあるよな〜」
毎朝のように繰り返される電磁郎との立ち回り、コータとのバカ騒ぎ、エナからのプレッシャー、魔衣先生の折檻。
まるで予め決められているように、毎日必ず一波乱おきるのだ。
度外れた元気っ子の琉詩葉でも、さすがにちょっとうざい。
「せめて素敵な出会いでもないかと思ったけど……だめかこりゃ!」
待ちぼうけをくって(´・ω・`)ショボーンな琉詩葉が、家に帰ろうと腰を上げた、その時。
「琉詩葉ちゃん……まさかと思ったけど本当に来たなんて!」
彼女の背後の闇から、声が聞こえた。 もういいから。
やめてくれ。
もう十分だよ、君たちは。 >>394
>>361読め
とっとと書きためて続き投下しろバカ 「戦う聖戦士さん」のまとめ
(1)新人賞受賞者および通過者へ異常な怨念を抱いている。
→結果として「小●誹謗スレ」を作成。→検挙可能性
→イナを過剰に敵視→イナは気にせず(こいつも変)
(2)スレ運用を主導したがる。「sageろ。ageるな」と
小うるさい。→支配欲、自己顕示欲強
(3)アラシを糾弾していると見せて、アラシ顔負けの
罵詈雑言ぶちまける。→品がない
(4)武器は、「ネガティブビーム」
(5)趣味は「魚拓」
(6)以前文學界スレを荒らし回った、伝説のアラシ「ハイ
残飯」と同一人物だとする解析がある。→検証中
(7)24年度時点で、複数の新人賞へ応募しているとみられる。
→全落ち
(8)特定の選考委員(満月)へのカラミ執着。
(9)検挙可能性ありときいて動揺している。→小心者
(10)国語に見識ありと自負。そのわりにデタラメ。
→全落ちの理由
(11)誇大妄想グセあり
(12)レス者を特定したと思わせぶり(笑)→全ハズレ(赤っ恥) かさり、かさり。
乾いた足音をたてながら、振り向いた琉詩葉むかって誰かが歩いてくる。
びょおお。
冷たく逆巻く風をさえぎり彼女の前に姿を見せたのは、一人の少女だった。
スラリと伸びた手足は冬なのに夜気に晒されるがままで、月の光を反射して白銀色に光っている。
体に纏った真っ黒なセーラー服がチラチラとはためく様は、寒風に逆らいか弱く飛ぶ黒翅の蝶を思わせ、
長い髪はこれまた夜空を流し込んだような漆黒でまるで周囲の闇を縫い取るようにざわわと風になびいている。
白い肌に整った目鼻立ちはどこか人形のような冷たさを感じさせる麗貌だが、ただ人形と違うのは口だった。
形の良い唇をきゅうと歪ませて、琉詩葉に笑いかけているのだ。
「裂花……ちゃん?」
琉詩葉が目を丸くした。
同じクラスの夕霞裂花。
ただ教室に来ることはほとんど無いので、琉詩葉が彼女と口をきくのはこれが初めてだった。
「琉詩葉ちゃん……ここに来た勇気と行動力は買う、さすがは『あの人』の血ね……」
裂花がそう呟きながら琉詩葉に近づいてきた。
「裂花ちゃん、今日、具合が悪いんじゃなかったの?どしたのさ、こんな所で……」
戸惑う琉詩葉。
はっ!
琉詩葉は恐ろしい事実に気付いた。
「あの恋文……まさか裂花ちゃん!?」
彼女の肩が細かく震える。
「裂花ちゃん、ごめんなさい!気持ちは嬉しいけど、あたし『そっち』の方はだめなの!!」
琉詩葉が涙目で裂花に頭を下げた。 「……あの果たし状をそんなふうに……やっぱり面白い子」
裂花がクスリと笑う。
「は、果たし状?」
琉詩葉が呆然と顔を上げた、その時だ。
しゅらん!
琉詩葉の眼前に、月光に煌いた白刃が飛んできた。
「おわ〜!」
琉詩葉咄嗟に後ずさり、バク転しながら裂花から距離をとる。
アホなれど琉詩葉、運動神経だけは校内で誰にも負けないのだ。
だがこれはいかなることか、琉詩葉は我が目を疑った。
裂花が右手に構えたるは、いつの間にか腰から抜き放ったひと振りの短刀。
水晶を思わせる透明な刀身は月の光を受けてキラキラと輝き、悪夢のような光景に一種凄艶な美を与えていた。
「琉詩葉ちゃん、轟龍寺先生との立ち合い、いつも楽しく拝見してるわ」
少女が瞳を輝かせながら短刀を振るう。
「でも私には判る……貴方の『力』、まだまだあんなものじゃない!」
「ちょ……ちょっと待った裂花ちゃん!」
困惑の琉詩葉、無我夢中で裂花の刃をくぐる。 「問答無用、いくわよ!」
しゅばっ!
短刀が琉詩葉の頬を掠めた。
「ああ……!」
恐怖に叫んで裂花から飛び退る琉詩葉。
ぱぱっ!
石畳に血飛沫が散った。
裂花の一閃が琉詩葉のやわらかな左頬を、浅いが、確かに切り裂いたのだ。
「……れ、裂花ちゃん!」
頬を押さえる琉詩葉の顔から、困惑の色が消えた。
「ちゃんとお話したこともないのに、いきなりなんなのよ!これ!」
彼女の表情が怒りで歪んだ。
「もー知らないから!こっちも技を使っちゃうよ!」
琉詩葉が鞄からアメジストの錫杖を取り出して叫ぶ。
「冥条流蠱術『ダーク・レギオン』!」」
ぶずずずず。闇を震わす不気味な羽音。錫杖から濛々と羽虫が沸いた。 今なろうでやってるからそっちに来てくれ。
更新次第お伝えする!
タイトルとユーザー名は探して下さい。
後ここは荒しの隔離施設にして下さい。 >>401
なーに甘えたことを言っているんだよ
作家もセルフパブっリンシングでメディアに甘える時代はおわったんだよ
ついでにお前、才能ないし 自分のスレだと主張しながら書かずに文句たれる
あげくに逃亡か
立てたなら責任持ってここに書け
読まんけど 裂花むかって翔んでいく、人喰い羽虫の大軍団。
琉詩葉、口元を厳しく結び錫杖を構えて裂花に意を集める。
朝方とは違う。この距離ならばレギオンの『制御』も容易。
軽く痛めつけて、少女に泣きが入ったら許してやる!
琉詩葉、心中でニヤリ。
だがなぜだ。
わ〜ん……!
不気味な羽音は少女に達する前に薄まりかすれ、闇夜に消えた。
「あれ……?」
目を丸める琉詩葉。裂花に集るはずだった虫どもが、琉詩葉の意に反して校庭に四散したのだ。
「琉詩葉ちゃん、轟龍寺先生に効かなかった技が、私に効くはずないでしょう?」
裂花、嘲るような笑みを浮かべて琉詩葉に間合いを詰める。
ちらり、ちらり
裂花の周囲を何かが舞っている。
「あ……!」
目を凝らした琉詩葉は我知らず驚嘆の声を上げた。
蝶だ、蝶だ。
いつの間にか裂花が左手に携えていたのは松葉の虫籠。
虫籠から何百頭もの黒翅の蝶が溢れ、闇に紛れて少女の周囲を舞っているのだ。 「無明流蠱術『夜霞散華』……技前は私の方が上みたいね!」
鈴の音の様な声で裂花が嗤う。
蠱術の使い手!愕然の琉詩葉。
琉詩葉が用いるのは大食のみが取り得の羽虫の軍団だが、この少女は蝶を使うのだ。
「あ……あれ?」
思わず後ずさろうとした琉詩葉は、おかしな事に気付いた。
膝に力が入らない。目がかすむ。体が……痺れる!
「『夜霞』の効果……そろそろかしら、どう琉詩葉ちゃん?気持ちよくなってきたでしょ?」
耐え切れず膝をついた琉詩葉の前に立ち、裂花が冷たく嗤った。
毒鱗粉!
気付けば琉詩葉、敵の術中。
彼女は羽虫が裂花から退散した理由を、今身をもって味わっていた。
ぐりゅん。
朦朧とする琉詩葉の頸に、何かが巻き付いた。 片や座し片や得意に立ち嗤う、二人の少女を覆う影。
彼女らを包むがように音も無く、黒翅の蝶が舞っているのだ。裂花の徒ヤミアゲハの大群だ。
蝶たちが撒き散らす濛々の鱗粉が校庭を照らす月光を不吉に濁していた。
しるるるる。
擦れた音を立てながら、琉詩葉の頸に何かが巻き付いた。
「う……うそ……」
蝶にあてられ身動きの取れない琉詩葉が、驚愕に目を見開いた。
髪の毛だ。
闇になびいた裂花の豊かな黒髪が、まるでそれ自体が生きているかのように蠢きのたくり絡まって、琉詩葉の首を絞めあげているのだ。
「あ……ああ!」
苦悶の声をあげる琉詩葉。
黒蛇のような髪がずるずるとうねると、彼女の顔を無理矢理に裂花の口元に引き寄せたのだ。
「大冥条の秘蔵っ子というから技を試せば、まさかこの程度とは……せつなには悪いけど、このまま頂いてしまおうか……」
裂花、琉詩葉の耳元でそう囁くや否や……
ぺろり。
琉詩葉の頬に垂れる血を、裂花の真っ赤な舌がいやらしく舐めとった。
「ふぃぃぃい!!」
声にならない悲鳴をあげる琉詩葉。見開かれた彼女の瞳がおぞましさに散大した。
ぴちゃり、ぴちゃり
なんという妖しさよ。
恥辱に震える琉詩葉の髪をさわさわと弄りながら、彼女の創をなおも執拗に舐めまわす少女の不気味。だがその時、
「ぴきゅ〜〜!」
あ、琉詩葉の胸元から飛び出した何かが、裂花の無防備な白い喉に噛みついた。 「なに!」
咄嗟の事に呆然の裂花。慌てて両手を喉にかけ、噛みつく何かを引き剥ぎ投げ打ち目を遣った。
「ぴきゅぴきゅ〜〜!」
……つちのこだ。
地面から裂花を威嚇するのは、琉詩葉が朝方呼びだした金色のつちのこだった。
「琉詩葉ちゃん、こんなものを、まだ……」
つちのこに気をとられた裂花、琉詩葉を絞めあげる黒髪の縛めが一瞬緩んだ、その刹那!
ずどん!
裂花の左肩に、何かが突き刺さった。
「なに!」
端正な顔を苦痛に歪ませ琉詩葉を向いた裂花。
錫杖だ。琉詩葉が最後の力を振り絞って握った錫杖の柄が、裂花の左肩に深々と突き立てられていたのだ。
「へへ……脇見厳禁……!」
唇の片端を歪めた琉詩葉が、悲鳴にも似た声で叫んだ。
「冥条流蠱術『ダーク・バースト』!」」
ぼちゅっ!!
ああ!次の瞬間、電子レンジで加熱された卵の様な異音、炸裂音をたてて裂花の左肩が、まるでザクロのように爆ぜた。
「うぐぁぁぁぁぁあああああああ!!」
血飛沫を撒き散らしながら左肩をおさえて琉詩葉を振り払う裂花。
血と肉片に混じって彼女の肩から湧きあがるのは、わんわん羽音を立てて黒煙を成す琉詩葉の徒ダークレギオン。
『ダーク・バースト』!
敵の体内に直接羽虫の雲霞を注入し内側から破裂させる禁断の技。
冥条琉詩葉最凶最後の、まさに必殺蠱術であった。
「や……殺っちゃった……」
地面に投げ出された琉詩葉は、絶叫をあげながら身悶えする裂花を見て、恐怖に震えた。 許せスレ主殿……。
|∀・)ガキの悲鳴が聞こえないと、いまいち燃えぬでな!! カタカナばっかで読む気にならない、キモ過ぎる文章、内容のない単語の羅列、
やめろ 「ひうう……れ、裂花ちゃん!あなたが悪いんだから……あんなことされたから、つい!」
苦しみ悶える裂花を眼前に、琉詩葉が地面を這いながら金切声を上げる。
恐怖から解放された安堵と取り返しのつかない事をした悔恨が綯い交ぜになり、目からは止めどなく涙があふれだした。
だが……
「そ……そんな!」
泣きぬれた琉詩葉の頬がひくついた。安堵が、更なる恐怖に変わった。
「うぅぅぅぅ……ぉぉぉぉおおおお!」
何故だ。裂花は斃れない。
ざっくりと裂けた左肩からは背後の樹木まで見え、左手は皮一枚でつながって地面に零れそうになってるというのに!
「血だ……血が足りない!」
裂花が凄まじい形相で琉詩葉の方を向いた。
「いっ……いっ……!」
恐怖に竦んで言葉も出ない琉詩葉。
ざわあ!
裂花の黒髪が再びうねると今度は琉詩葉の全身に絡まり付いた。
ミミズのようにのたくって琉詩葉の肌をまさぐる黒蛇。
「ひぅぁぁぁぁあああああ!」
己の身に起きている事に気付き、今度は琉詩葉が絶叫した。 なんたるおぞましさか。裂花の髪が、琉詩葉の肌に喰い込むと、その先端に小さな口歯を生じさせ彼女の生き血を啜り始めたのだ。
ぐちゅっ!ずじゅっ!じゅちゅるるるるる。
いやらしい音を立てて琉詩葉を吸う魔縄。
「あっ……ああ……」
既に琉詩葉は恐怖に自失。成す術なく全身を痙攣させながら、目は虚空を見据えている。
「ふぅぅぅぅううううううううううううううううううううううううううぅ」
琉詩葉を啜りながら、裂花は朱の唇を舐めて喜悦の声を上げた。
おお見ろ、先程爆ぜた裂花の肩を。
破れたセーラー服からのぞく彼女の肩の穴は、既にふさがり傷は消え、滑らかな肌が闇にさらされているのみである。
恐るべきは裂花の特異生態よ。
彼女の豊かな黒髪は常人のそれではなかった。それ自体が独立した生命活動を営む漆黒の線虫なのだ。
自然界には共生と呼ばれる、異なった種類でありながら密接な関係を構築して相互の利益獲得を図る生物群がいる。
アブラムシとアリ、クマノミとイソギンチャクなどが有名だが、裂花と魔虫の関係も正にそれなのだ。
裂花は黒髪魔虫に移動と食餌の手段を提供し、魔虫はその見返りに裂花に尋常ならざる生命力、回復力を与える。
二種にて全きに達した怪物。まさに大自然の驚異であった。
「琉詩葉ちゃん、あんな大技を隠していたなんて、ちょっと見なおしたわ」
再び冷静さを取り戻した裂花が、痙攣する琉詩葉を見つめながら凄絶に嗤う。
「だからこれが『お返し』……さっきより痛いけど、我慢してね。」
裂花が琉詩葉の耳に口を寄せて囁いた。 ごくろうさんです。
マンガをわざわざ字にしているのですか。
だとしたらマンガにしてください。
おねがいします。 と……その時だ。
突如、ぼうぼうと耳をつく風の音。
思わず振り向いた裂花の頬を、紅く揺らめく光が照らし、熱気が全身を叩いた。
愕然の裂花は数瞬佇むと、ようやく状況をのみこんだ。
風の音ではなかった、炎立つ音だ。
二人の少女の周囲の闇に、前触れも無く真っ赤な炎が噴きあがったのだ。
何が起きた!熱気から顔を手で庇いながら、裂花は周囲を窺う。
ああ!炎の出所を理解した少女は、怒りに口の端を歪めた。
蝶だ。燃えているのは裂花の蝶だ。
いかなる理由か判らぬが、宙を舞っていた何百頭もの蝶の翅が一斉に炎を噴き上げたのだ。
「私の蝶……!これは焔術!」
戦慄く裂花に……
ざしゅ!落ち葉を蹴る音。
燃える蝶たちを切り裂いて、紅蓮の円陣に何かが飛び込んできたのだ。
燃え立つ橙の逆光を背負った影が振り上げたのは、炎を映して赤々と輝く鋼の刃。
しゅ。裂花を襲う白刃の一閃。
飛び退る少女。だが白刃の切っ先が狙うは少女に非ず、その髪だった。
はらり。刃黒髪を両断。縛めを解かれて地面に投げ出された琉詩葉が、まだ呆然自失のままピクピク体をひきつらす。
おお、紅蓮の炎を背中に負って、厳しく裂花を睨むのは両手に真剣を構えた着流しの老人。
冥条獄閻斎であった。
獄閻斎すかさず二の太刀。裂花に跳び寄りその体を横薙ぎに斬り払う……と……
ふわり。
これはいかなることか、刃をかわした少女の体が、宙に浮いた。
なんという妖しい光景だろう。燃え落ちて行く蝶たちのゆらゆらのオレンジ色に照らされながら、
白い肩をはだけさせて獄閻斎と琉詩葉を見下ろす少女の姿。 「理事長、お久しぶりね!」
闇に浮んだ少女が嗤う。
「物の怪どもが騒ぎおるから辿ってみれば、お前であったか、『吸血花』!」
獄閻斎が怒りに燃える眼で少女を睨んだ。
「理事長……琉詩葉ちゃん、本当に冥条の跡取りなの?まったく修練が足りていないんじゃなくて?」
裂花が嘲るような口調で獄閻斎に言う。
「裂花……お前とは古い誼みだが、よもやわしの孫を手にかけようとは……死ね妖怪!」
老人はそう言うなり、懐に潜ませていた手裏剣を何の躊躇も無く少女めがけて投げ打った。
しゅしゅ!裂花の眉間めがけ、寸分の狂いも無く飛んで行く棒手裏剣。だが……
「ふぅぅ」
裂花が朱い唇から息吹きを漏らした。
見ろ、とたんに蒼黒い炎を噴き上げて、空中で爆発四散した獄閻斎の棒手裏剣。
「理事長、勘違いしないで、このままでは近いうちに、貴方も琉詩葉ちゃんも死ぬわ!」
玲瓏とした、だが冷たい裂花の声。
「私は警告にきたの、『ルルイエ学園』が動き始めた、次の狙いはこの聖痕十文字学園!」
少女の顔から笑みが消えている。 『ルルイエ学園』!
獄閻斎の顔がこわばった。
この世界とは1/2スピンの小さい粒子で構成された『影の世界』を潜行する、暗在系インターナショナルスクールだ。
これと定めた学校の門前に浮上しては、狂信的な生徒や教師をエージェントとして送り込み、敵校を壊滅状態にさせて吸収合併していく恐るべきバーサーカー学園である。
既に『ラウロス魔法学園』、『星辰流武術学校』、『昴星弩轟塾』、『メルキオス・グラビティスクール』、『甲賀卍谷忍法学園』といった日本有数の名校がその軍門に下っている。
「理事長、この戦、我らは既に参列の構え、貴方たちも備えなさい大冥条、来るべき『大戦』に!」
裂花が叫ぶ。
獄閻斎は肩を震わせながら顔を伏せた。
五十年前の戦いで多大な犠牲を払って、必死の思いで退けた『奴ら』が、今またこの聖痕十文字学園を狙ってくるというのか!
「くく……面白い」
顔を上げた老人の目は戦火を燃やして獰猛に煌いていた。
「夕霞裂花!ぬしら『無明一族』の手を借りるまでも無い、学園は我ら冥条家夜見の衆と直参の手で守り通す!帰って『聖魔の円卓』にもそう伝えい!」
獄閻斎がニヤリと笑い、空中の少女に言い放った。
「ふふふ……理事長、あいかわらず血気盛んだこと、五十年前のあの時と変わらないわね」
裂花が婀娜に嗤いながら、すううと闇の奥に消えていく。
「でも、凛くん……あの日の『盟約』はずっと生きている……あなたもまた我らの徒、この戦い、陰から見届けさせてもらう……」
鈴の音のような少女の声が老人から遠ざかっていく。
「琉詩葉……」
消えゆく蝶たちの放つ幽かな光芒を背に、獄閻斎は、痛ましげな眼で石畳に伏した孫娘を見つめた。
人外の勢力から、学園ひいてはこの世界を守るのが冥条家の使命。
とはいえまだ年端もいかぬ孫を、最も苛烈な異界間学園戦争に放り込むことになろうとは……。
「那美……お前さえ生きておったら、琉詩葉にこんな苦労をかけずに……」
老人はしわがれた声で誰ともなしに呟いた。
そして両手で琉詩葉を抱え上げると厳しい顔で昇降口にむかって歩きだした。 「琉詩葉、特訓じゃ〜!」
『二の間』でギガプリンを食べていた琉詩葉に、獄閻斎は襖を開けるなりそう言った。
「あえ……」
琉詩葉のスプーンが止まる。
悪夢のようなあの夜から一週間。
三日間の昏睡から目覚め、どうにか元気に動きまわれるようになった琉詩葉。
せっかく療養のため学校を休んで『二の間』でごろごろプレステをしているのに、この祖父は何を言っているのだろう。
「いやでも、お祖父ちゃん……」
なんだか嫌な予感がして、琉詩葉は必死で言葉をつなぐ。
「まだ怪我とか治ってないし……ほら、あ痛つつ!」
彼女は包帯に包まれた手足を差し出すと、これ見よがしに顔をしかめた。
「琉詩葉……」
獄閻斎は琉詩葉を睨みながら、ぱちりと指を鳴らした。
ぴん。
包帯止めが弾けた。
布地に何時の間にか出来ていた切れ込みから、はらはら剥がれる琉詩葉の包帯。
剥き出しになった手足に、裂花の刻んだ傷はもうなかった。
「お前の回復力くらい、よく分かっておる!琉詩葉、お前もそろそろ裳着の歳、今一度冥条の業、みっちり鍛え直す必要がある、さあ立て!」
老人の眼がいつになく厳しい。
「どへ〜まじ〜?」
努力や我慢が死ぬほど嫌いな、テンションヘロヘロの琉詩葉。
「でも〜学校の〜勉強も〜頑張らないと〜いけないし〜、もう一週間休んでるし〜」
どうにかその場を逃れようと見苦しい言い訳。
「琉詩葉、問題ない。学校でも修行に励めるよう、こやつを専属トレーナーにつけた」
獄閻斎がニカリと笑う。
「だはは冥条、今日から俺がトレーナーだ!」
獄閻斎の背中から姿を現した一人の男。
「あ、あうえ……」
琉詩葉の口があんぐり。ギガプリンをすくったままのスプーンが、ぽとりと床に落ちた。
男は、轟龍寺電磁郎だった。 鬼畜系にしても、ラノベにしても稚拙だぞ。
悪いことは言わん。チラ裏にしとけ。な。 ……と思ったけど、スレ主殿も消えてしまったので中断します。
あとは好きにしてください。 >>420
|∀・)てめっちの大人な文章を晒しな。 十六歳の俺の誕生日に妹はやってきた。
「希ですよろしくお願いします」
連れてきた父は何も詳しい説明はしなかった。だから、俺は流行りの新型ダッチワイフだと思った。
その晩、希が風呂に入っている時、俺も入り、フェラチオをさせた。
「こうすれば、いいのですねお兄さま」
「ああ、もっと舌を使って、奥までしゃぶって」
「こうですね」
「ああ」
俺は、希の口の中で果ててしまった。
「よかったよ希、明日もな」
「はい、お兄さま」
希の身体はまだ子供だった、胸も小さく、花弁の入り口も狭かった。それでも、性欲は出るもので、花弁を破るのはあっという間だった。
希の寝室に入り込み、クリトリスをいじると濡れて、挿入できる状態になったので、思わず俺のものを入れた。希の口にパンツを突っ込み、声を出ないようにした。
希の花弁は最高だった。俺は童貞だったが、締まり具合がいいと言うものを知った気がした。
希も嫌がらず、身体をくねらせた。
それからと言うもの、毎晩、希の寝室にしのびこんで関係した。
ある親がいない日、口にパンツをつっこまず、挿入したところ、いい声を出した。
「あ、うふ、気持ちいい。圭佑さん、もっと」
たまらなくなり、その日は朝まで続けた。
希は不思議なことに俺の見ている限りでは風呂に入る以外、部屋を出ることはなかった。まあ、ダッチワイフだから当然だと思っていた。
一応、ある時、希に外出しないか誘ってみた。新型ダッチワイフと外でデートする奴も珍しくなかったから。
「いえ、私は外が怖いですから」
「何、俺がいるよ」
「それでも遠慮しておきます」
結局、外出はしなかった。 そんな俺にも人間の彼女ができた。人間の彼女との関係は煩わしいこともあったが、外に連れて歩けない希と違い、友達にも紹介でき、希のことは忘れ始めた。外出もできないダッチワイフより人間の彼女のほうが楽しい。
彼女を家に連れてきて、俺の部屋でセックスをしたこともある。
「ねぇ、あんた妹いるんじゃなかった?」
「んなもんいねぇよ。それより、ほらほら」
彼女の服を脱がして、お互い愛撫をして、セックスを始めた。彼女は希と違い積極的で騎乗位が好きだった。
「ほら、圭佑、もうだめだろ」
「まだまだ。っう」
その後、二人で風呂に入っているところを希に入ってきたが、希は何も言わず、出て行った。
「今の誰」
「はずかしいけどダッチワイフ」
「だから、最初からあんなうまかったのか」
「そういうこと。あー、なんか覗かれたら興奮してきた。行くぞ」
湯船の中で彼女に挿入して、バックからした。希はドアの前で声を聴いていたようだ。
ある日、忘れ物をして、昼間、学校から家に戻ってきた。そうすると、希と母で昼食を食べていた。初めて見る光景だ。と同時に希がなぜご飯を食べている?その晩、父が帰宅した後、希のことを訊いた。
「なあ、希ってダッチワイフだろ?」
「なに、寝ぼけたことを言っている普通の人間だ。ただ、ちょっと精神的にひきこもり的なところがあって、わけあってうちであずかっている。まさか、お前?」
「いや、そんなことないから」 その後、希の部屋へ行き謝罪した。
「その俺はそんな気持ちはなかったから。親父には黙っていてくれ」
希の表情が変わった。
「あなたはそうでも、私はそうでもないのよね。もう皮を被るのもつまんないし。どうしようかな。そうねぇ、まず久しぶりにしようか」
そうして、希はネグリジェを脱ぎ、俺に絡みついてきた。その身体はもうすっかり大人になっていた。胸もあの頃はBカップだが今はDカップはある。身体も肉感的になっていた。俺は耐えられなかった。彼女なんかより全然いい。
「まずは、私をあの彼女みたいに愛撫して」
俺は言うことを聞いた。
「ああん、クリちゃんも攻めて。ううん、気持ちいい」
完全に親に声が聞こえている。
「じゃあ、今度は私が上から乗るよ」
「っうううう。ちょっと、激しすぎです」
「こんなものじゃ許さないわよ」
俺の陰茎はもう数度は行き限界を超えて勃たないはずなのに、なぜか勃っていた、それが朝まで続いた。
希の声はすごかった。
「うううううんんん、ああああああ。もっと、もっと」 翌日は当然、学校を休んだ。そして、父親に呼ばれた。
「やっぱり、そうだったか。まぁ、血は繋がっていないから。俺の隠し子だから、兄妹だが」
「そんな」
「まぁ、こうなったら、責任は取ってもらう」
そして、俺と希は籍を入れ、二人で暮らすようになった。例の彼女からは鬼畜呼ばわりされた。
希もひきこもりが治り、外出するようになった。そして、子供が生まれた。
俺は逆にひきこもりになってしまった。そりゃ、そうだろこんなドッキリがあれば、人が変わる。実家からの援助と希の稼ぎで暮らしている。
もう、自分から希とセックスすることはなくなった。でも、俺が寝ていると希が押し倒してくる。ズボンを脱がし、愚息を咥え、そして俺の上に乗り、腰を動かす。
「うーん、圭佑のものはやっぱり相性がいい。最高」
「あああ、希さん、避妊はしてください」
「いやよ、これがあの人への復讐なんだから。淫乱女の家系を広げてやるわ」
俺の親父が、希の母親を捨てたのが元凶だ。希の母親と結婚する約束をしたが、俺の母親と結婚をして、希の母親はおかしくなり、希が生まれた。
俺も40歳を過ぎて、性的に衰えを見せ始めると若い男を家へ連れ込みはじめた。
「ああ、あなたいいわー」
「希さんのあそこも最高です」
「中に出してー」
「は、はい」
そんな声が毎晩のように聴こえてくる。不思議なことに希は20代の頃の美貌のままだった。ただ、俺は安心した。これでやっと御役目ごめんか。でも、希だけならよかったが、娘も俺に迫りはじめた。 最初はフェラチオだったが、これがまた希譲りでうまい。結局、関係してしまった。
舌と唾液を絡ませ、性欲が衰えてきた俺なのに勃ってしまう。
「お前、娘ってこと、わかっているのか」
「おかあさんが、あの人は飽きたから、私にくれるって。それより気持ちいい?」
「ああ、気持ちいい」
「じゃあ、そろそろいくわね」
ピンク色の花弁を俺の愚息に被せて来た。娘だが、俺も男だけあって正直だ。すっと入ってしまった。そして、娘は腰を動かす。
「ああ、お父さんのあれ硬くて、同級生なんかよりいい。もっと腰動かしていい?」
「ううううう、うん、そうしてくれ」
「あああ、私のマンコがピクピクしている」
「行くぞ」
「うん」
そして、二人で寝た。
そんな毎日が続いた。娘は希より淫乱で同級生の女の子も連れてきて3Pをすることもあった。
「じゃあ、私、お父さんのアナルを攻める」
「私はチンコね」
「ねぇ、双頭バイブもあるから、女同士で合体しましょう」
「それはいいねぇ」
「ううううぅぅうぅぅ」
「あぁぁぁあぁぁ」
「はぁはぁはぁ」
「三人で一緒に行きましょう」
「う!」
「う!」
「う!」
希も気にしている様子はなかった。特に希は筆おろしが好きだった。童貞の子を見ると、俺を忘れられないと。
なんのことはないダッチワイフだったのは俺だったのだ。そのうち娘と希で3Pをしよう。すごいだろうな、頭の中がどんな風になるんだろう。それより、それで果てて死ねたら本望だ。 耳姦が足りない!脳姦も足りない!薬漬けも百合も蟲姦も産卵も搾乳も機械姦も人外もスライム姦も同化もへそ責めも眼姦も屍姦も蓮コラもリョナも首絞めも捕食もケツ責めも!エロが足りない! もっと抜けるやつを書くんだ
「う!」三連発なんてギャグになっちゃうぞ >>428
|∀・)5レス使ってこの程度かい。まったく萎えるわー。 にちゃんはゴミ溜めの集まりなのよもう。だから期待しないでちょうだい
「え」
僕は心の中のキャンバスに悪魔を書きながら、足を組んだ
(もうそろそろ寝ないとまた明日遅刻するぞ〜〜)
と隣の幽霊石ころにまた叱られる。4週間に一週間2回は叱られている。
幽霊石ころは道に迷い集まってきて緑一色盛り合わせ。
そろそろ山の大仙人が怒ってマグマを噴出す頃合の夕暮れを泳ぐ
だんだん意識がもうろうとしてくる。そうかこれが夢か。
そう思うともう目が覚めてる。これが真の幽玄郷 俺はなんで裁かれているんだ。
それは俺が俺だからだ。
人間ってのは生まれた途端もう処刑台に立ってるものさ。ハハハ 老人は眉まゆを寄よせてしばらく群青ぐんじょういろに染そまった夕ぞらを見た。
それからじつに不思議ふしぎな表情ひょうじょうをして笑わらった。 ひるの青金あおがねの黄銅鉱おうどうこうや方解石ほうかいせきに柘榴石ざくろいしのまじった粗鉱そこうの堆たいを考えながら富沢は云った。 ぶひひひひ
変態!!
女の子の体見て興奮してるんでしょ? 僕の出した精液を女の子の白いおっぱいに全部ぶっかけたい |∀・)チラッ
|∀・)春先はおかしいのが増えるのう! 僕は今日射精をした。隣のあゆみちゃんを僕の部屋に連れてきて、上半身を脱がせた。まだ小3だが、胸はふっくらしてきて
いる。そして、口の中に入れた。だが、嫌がられた。しかたがないので、自分の手で陰茎をいじりはじめた。あゆみちゃんも変
な気持ちになったらしくパンツの上をなではじめた。そしてあゆみちゃんの顔に精液を出した。あゆみちゃんは変な顔をしたが、
舐め始めて、また僕の陰茎は立ち始めた。そして、また同じ事をした。
最後に、100円を渡して、家へ返した。
罪悪感などない文学のためだ。 >>451
おお、レスありがとう
なんか素人さんが練習できそうないいスレっぽいのに勿体ないな
何か書きたいけど何書けばいいかわからんし、エロも書けない 彼からプレゼントでもらった指輪をなくしてしまった。どうしよう、ぐすん。今日はデート、まさかしていかないわけにはいかない。でも、そのことを彼に言ったら軽く一言「そんな、思い出までなくしたわけじゃないんだから、気にするなよ」。
私はこの人のことが更に好きになった。 |∀・)チラッ
|∀・)まあなんでもかんでも、胸の内にフツフツ滾るリビドーを書き散らしゃええやん 画面を見詰める男が目を瞬いた。
パソコンがフェイスブックを表示してる。
『ドライブ旅行で山梨に!』
踊るような文章、そしてカメラに笑顔を向ける三人の男女。
中年の男女に挟まれるように小学生くらいの女の子がいる。
「元気そうでよかったよ」
画面を見詰めていた男が呟いた。
微かに震える手がコーヒーカップに伸びる。大きく呷った。
爽やかさとほど遠い苦みが舌に残る。
「祐巳ちゃんも大きくなった……来年は中学だもんなあ」
大きく溜息をついた。
「笑顔が似合うよな……それが見たかった……けどさ、見たくなかった」
男が苦く笑う。声を出さないその笑いは泣いているようにも見えた。
男が管理ページに移動した。躊躇を見せず、退会手続きを始める。
「二週間の猶予があるのか」
画面の文字列にもう一度目を走らせる。
「即時でも二週間でも同じだよ」
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