紺色ブレザーに赤いリボン、チェックのグレーのミニスカート。
髪を後ろに束ねて立っていた。
「うん、どうしたの?」
「いや、別に」
「んんん?」
彼女は首を横に傾けて唸りながら俺の顔をじっと見た。
大きな目のレンズに俺が映ってる。

「もしかして、全裸で突っ立ってると思った?」
「思うかっ」
「嘘…」
「ハア?」
「小さい頃一緒にお風呂入ったくせに。あの頃から○○君ってスケベだったよね」

俺の横をサッとすり抜けて、窓を開け窓枠に片足を彼女は掛けた。
彼女のすらっと伸びた足の太ももがスカートから大きく見えてドっキッとした。
「何で、いつもそこから出るんだよ」
「秘密〜」
彼女はそう言うと窓から飛び降りた。