【すこし】 オカルト小話 【こわい】
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ホラー系百物語的な?
創作なんだけど実は実話的な?
どうでもいいけど、おまーら一応作家志望なんだから、怖い話の一つ二つ書いてみろ! 怖い話100集めようぜ。
まず俺からな。
いま飲み会から帰ってきたところなんだけど、体験しちゃったんで。 正直、霊感とかないしオカルトは信じないんだが。
ついさっき、実際に起こったことで、未だにちょっと動揺してるんだよな。
今日は大学の時の仲間数人と馬場で飲み会があった。
一次会は焼き鳥屋、二次会は裏路地のバーで飲んで解散。
俺は神楽坂でもう一杯飲もうと思って、細い道を歩いてたんだよね。
道幅は狭いけど、街灯が割と明るくて、小雨が降る中傘もささずに早歩きしてたんだが、
前方になんか見えるんだよ。
確かに人の姿なんだけど、なんかおかしい。
俺は結構足早に歩いてたのに、距離が全然縮まらないし、向こうは動きがないっていうか、
手も足も動かさない状態で、すーっと同じ間隔を保ったまま前へ滑って行く感じ。
なんだあいつ? と思って目を凝らしてよく見たら、背は160センチくらい、細長く髪の長い女で、
足は前を向いてるんだけど、体が後ろ向いてる。下半身と上半身の向きが真逆で、手も顔も後ろ向いてる
んだよ。
で、その顔というと、目がやたらでかくて、俺の方を見て笑ってるんだよね。 周りも明るいし、そいつと離れてたせいか、怖いというよりなんか不思議な感じ。
気色悪いから、途中のコンビニに入って、やり過ごそうと思った。
コンビニでちょっと雑誌を立ち読みして、そろそろいいかな、と思い夜食にカップラーメンを買おうと
棚を見てたら、すぐ傍のラーメンが棚から落ちた。
引っかけたかなーと思って拾おうとしゃがみこみ、ラーメンを手に取ったとき、視界が陰って、
見上げたらすぐそこ、目と鼻の先に、さっきの逆さま女の顔があった。
整形に失敗したみたいな。
目玉がすげーでかくて、歯をむき出しにしていた。
うわって叫んでラーメンを放り投げてその場に尻もちついたら、周りには誰もいなかった。
全身鳥肌。頭の中ぐるぐる。
そんなに飲んでないし、酔っぱらっての幻覚とも思えないんだけどなあ。
なんだったんだ、あれ。 僕が小学生の頃の話だけど、近所に戦時中の女児のようなおかっぱ頭の女の子がいて、なんかいつも様子がおかしくて気になる存在だったんだ。
三年生の時に同じクラスになって帰り道が同じだったから恥ずかしかったけど一緒になることも多くてよく話をするようになった。
彼女の顔を近くで見ると眼窩が落ちくぼんでいてなんとなく目の周りが黒く薄気味悪い人形みたいだった。
そのうちに彼女が僕の家までついてくるようになってうちの物置で「首絞めごっこ」をして遊ぶようになった。首絞めごっこはあっちから言いだしたことだった。
首を絞めると最初は苦しいけどそのうちに気持ちよくなる。首を絞められたほうは「気持ちいい、気持ちいい」と声にすることにしていた。
黙ってやると本当に死んでしまうかもしれないとその子がいうからそうしていた。
顔を真っ赤にしながらも「気持ちいい、気持ちいい」と彼女がいうので調子に乗って僕はその細く青白い首を絞め続けた。たぶん異常な興奮状態にあったのだと思う。子どもながら僕の意識は飛んでいた。
気づくと彼女は僕の足元に倒れていて死んでいた。
僕はその体を負ぶって川まで行き、橋の上から落とした。田舎だし人通りの少ない場所だったので誰にも見られなかった。彼女の遺体は一週間後くらいに川下で発見された。
あれから二十年。昨夜、暗闇の中で目覚めると部屋には一人の女の子が後ろ向きに正座していた。あの子だとすぐにわかった。髪の毛が濡れていたしおかっぱ頭だったからだ。
と、思った瞬間、起きようとした僕の両肩を膝で押さえつけて彼女は僕の上に乗っかっていた。涎を垂らしながら瞳のない眼窩が僕を見下ろしていた。
「気持ちいい、気持ちいい……」と僕はつぶやいた。彼女が僕の首を絞めていたからだ。
翌朝、目が覚めたら彼女はいなくなっていた。夢だった。よかった。が、鏡を覗くと首に小さな手形らしき跡が残っていた。でもたぶん気のせいだと思う。 学生の時の話。
サークルの1年後輩で柳橋ってのがいたんだよね。
いわゆる霊感がすげー奴。小さいころから普通に霊とか見てる系。
彼の話はたくさんあって、今となっては遠い思い出。
実名なんだけど、もう時効っていうか、クレームつける人もいないんでいいかな。
手相ってあるじゃん。
たとえば右掌、見るまでもないと思うけど、ふつうは「テ」とか「ラ」って形の
線、手相だよな。
でも柳橋の手相は違った。文字にならない乱れた線。しいて言えば、「ふ」とか
そんな手相。
ある時、飲み会の帰り道ふざけて、新宿路上の占い師の所へ行って、彼の手相を
みてもらったんだよ。
柳橋が右手を開いた瞬間、おっさん占い師は、「大変申し上げにくいのですが……
こちらではちょっと……」と言ったまま、慌てて机とか椅子を片付けて、俺らを
見向きもせずに去って行った。
それがどうしたって話だけど、そんなこともあった。
その柳橋、やっぱり「持ってる」奴だったんだよねー。。。 ワイは助手席に座って流れる夜景を落ちそうな瞼で眺めていた。友人は黙って運転をしている。
遠出をした先で羽目を外して遊んだ。その疲労が二人の上に柔らかく降り積もって無口にさせていた。
山間の薄暗い国道を走っていると、半ば朽ちたようなトンネルが前方に見えてきた。トンネル名は苔むしていてはっきりとしない。
中に入ると先の方に黒い点のような出口が見える。そこで車は急に加速した。道の前後に他の車はいないのでワイには急ぐ理由がわからなかった。
「どうかしたのか」
ワイの問い掛けに友人は黙っていた。日頃の柔和な顔は消え失せて前方を睨み据える。
尋常ではない横顔にワイは口を噤んだ。同じように前方に目を向けて視線を動かした。特におかしなこともなく、車はトンネルを走り抜けた。
車が減速したのは、しばらくしてからのことだった。運転していた友人が大きな溜息を吐いた。
「どうかしたのか」
ワイは同じ言葉を繰り返す。ようやく友人は口を開いた。
「おまえの横を走ってるヤツがいたんだよ」
「どういう意味だ?」
「言葉通りだ。髪の毛を毟り取られたようなヤツがサイドガラスの向こうにいたんだよ」
友人は最後まで正体を口にしなかった。ヤツの表現にとどめて詳細を語った。
車と並行して走っていたヤツはワイの方に手を伸ばしてきたのだと云う。大き過ぎる黒目なのか、眼球が抜け落ちた穴なのか。そんな寒々しい黒い何かを向けて、口を閉じた状態で囁いたらしい。
「一緒に死んで」
友人は無意識に近い状態でアクセルを踏んだ。
その後、ワイと友人は身体に変調を来たしていない。無事に逃げ切れたのだろうか。 夜に異形の者と出会ったけどなぜか無事だった系の話はもういいよ。 田舎での奇妙な体験とか、山奥の研究施設とか、そういうのもなしで。
そもそもオカルトではなく怪談だろうと思う。 頬の強張りを感じながら俺は祭壇に立った。友人は大量の菊の花に囲まれていた。肩にバットを担いだ姿で、何しけた面してんだよ、と黒い縁の中で笑っている。
俺は涙を堪えて焼香を済ませた。去り際に、ごめん、と震える声を絞り出した。
大学でオカルト研究会の部長を務めている俺は、その日、現地に赴いて情報を集めていた。某神社で祈ると翌日の天候が良くなるらしい。場所の目安は赤い橋で、その手前の脇に山へと続く参道があるという話だった。俺は教えてくれた人々に感謝の言葉を述べた。
すると、決まり文句のように同じ言葉を返された。
「行くのはやめた方がいい」
理由を色々と言われたが、要するに危ないの一言に落ち着く。
現地に赴いた俺は納得した。参道は伸び放題となった雑草で足場が悪い。場所に間違いはないので、俺は緑の中を掻き分けて先へと進んだ。
生い茂る木々の中、風雨で崩れた石段が辛うじて痕跡を残していた。登り詰めた先には片方の破風が崩れ落ちた、こじんまりとした神社があった。
「残ってるじゃないか」
目で確認したあと、カメラに周囲の風景を収めて帰途に就いた。
一息ついた午後三時くらいに俺は親友の富山に電話を掛けた。今日の収穫を伝えると話に食いついてきた。
「野球一筋にしては食いつきがいいじゃないか」
『明日、地区優勝をかけた試合があるんだよ。天気予報では酷い雷雨とされている』
「どうせ順延になるんだろ?」
『今がチームのピークなんだよ。だから順延だと困る』
話の流れで俺は神社に引き返す事となった。バイクの後ろに富山を乗せて県道を北にひた走る。
「これで安心だよな」
「まあ、どうだろうな!」
俺はバイクを走らせながら後方に怒鳴って答えた。
その晩、富山は自宅で首を吊って自殺した。
翌日は奇跡的に天候が回復して朝から青空となった。
喪服に身を包んだ俺は駅のホームで現像した一枚の写真を取り出した。半ば朽ちた神社が鮮明に映っていた。周囲には紐のような物で吊るされた人々が人魂の如く、ぼんやりと宙に浮かんでいる。
「……富山、本当にごめん」
その中の一体に俺は深々と頭を下げた。他の者よりも鮮明に映った富山は苦悶の表情で首を吊っていた。
不謹慎にも俺には等身大のテルテル坊主に見えた。 本業を休んでちょっと遊び過ぎた!
急いで昼を食べて執筆に励むとしよう!(`・ω・´)ノシ ワイは間違いなくプロだな
文章力といい、構成といい、これはアマチュアレベルの作品じゃない
ちょっと考えただけでこのレベルの作品を投下できるってのが凄い ワイスレからわざわざ出張って嫉妬満載なレスつけてる奴の存在自体が
オカルト >頬の強張りを感じながら俺は祭壇に立った。
上手い。この一文だけで友人の葬式に参列しているということがわかる。
>友人は大量の菊の花に囲まれていた。肩にバットを担いだ姿で、何しけた面してんだよ、と黒い縁の中で笑っている。
高度なメタファーだな。
>俺は涙を堪えて焼香を済ませた。去り際に、ごめん、と震える声を絞り出した。
もったいぶった仄めかしにより読者は読み進めざるを得ない。
>大学でオカルト研究会の部長を務めている俺は、その日、現地に赴いて情報を集めていた。
何の情報を集めていたのか気になるので読者は読み進めざるを得ない。
>某神社で祈ると翌日の天候が良くなるらしい。場所の目安は赤い橋で、その手前の脇に山へと続く参道があるという話だった。俺は教えてくれた人々に感謝の言葉を述べた。
感謝の言葉は大切。
> すると、決まり文句のように同じ言葉を返された。
>「行くのはやめた方がいい」
> 理由を色々と言われたが、要するに危ないの一言に落ち着く。
> 現地に赴いた俺は納得した。
以下略。 オカルトでも怖い話でもないんですが。落ちとかもありませんです。
就職したてのころ、一軒家の二階を間借りしていたことがあります。
不動産屋さんに案内されて初めて物件をみた時、特に変わった様子もありませんでした。
ただ、所々の壁に黒いシミ?のようなものが付いていて、そのせいで建物全体がくすん
で見えるんだろうと思いました。
一階には大家さんの家族が住んでいました。
大家さんは神経質そうなおじさんで、家賃は振り込みではなく、毎月直接持ってくる
ように、とのことでした。
大家さん一家は、おじさんと奥さん、中学生か高校生くらいの娘さんの三人だったと
思います。
奥さんは時々駅前のスーパーで見かけたことがあり、随分痩せた人だという印象でし
た。おじさんは目つきが鋭く、猛禽みたいな顔。娘さんの姿は見たことがありません
でしたが、一緒に住んでいることは確かでした。
なぜ娘さんがいることが分かったかというと、毎晩のように娘さんが暴れるからです。
大体夜の八時過ぎくらいになると、下から金切り声がして、ドスン、ドスンと壁か
床を叩く音。木造の古い建物だったので、結構揺れるんですよね。
はっきりとは聞こえませんでしたが、
「・・・てしまえ!死ねよ!どうしてくれるんだよ!」
といった感じの言葉を、半狂乱状態で叫んで暴れるんですよ。
最初はびっくりしましたが、暫くすると慣れました。
私も残業とか飲み会で夜遅くなることが多くて、娘さんが暴れる時間帯にあまり部屋
に居なかったこともあります。 娘さんの姿を、一度だけ見たことがあります。
住み始めて一年近く経ったある月末、家賃を大家さんの所へ持って行った時です。
いつも、チャイムを鳴らすと奥さんが出てきて、玄関先で家賃を渡すと領収証をくれま
す。その日は、領収証を用意し忘れたとかで、暫く玄関先で待たされました。
すると、奥の部屋から誰かが出てきて廊下を横切り、すっと隣の部屋へ消えていきまし
た。一瞬だけですが、目が合いました。
背が低くて細い女の子でした。目があったのは一秒足らずだったと思いますが、未だに
忘れられません。
頭部が爛れていました。髪の毛はなく、頭皮はつるっとむけていました。顔は、皮膚が
波打っているというか、表現は悪いですが、チーズが溶けて固まったような。
小さいころに、火事に遭ってそんな風になってしまったのかもしれません。想像ですが、
父親か母親の火の不始末のためにそうなってしまって、それで毎晩のように暴れて当たり
散らしているのかもしれません。無理もないですよ、年頃の女の子ですからね。
以来、時折娘さんの泣き叫ぶ声を聞くと、切ない気持ちになりました。 さすがワイさんやな。
A級のオカルト小説になっとるで。 なんか昔の出来事を色々思い出してきたぞ。
ある時美容院で髪切ってて、シャンプーしてもらってたんだけど。
美容師さんが、「たまにお風呂場で髪洗ってると、人の気配感じることってないっすか?」
なんて話しかけてきて。
「やめてくださいよ、そういうの苦手なんで」目を閉じた状態でコワバナすんな! って
正直ハンギレの俺。
「そういう時、目をつぶって集中してると、手が多いっていうか。自分のじゃない手が
一緒になって頭洗ってたりしません?」
「しませんよ!」
「そのうち肩とか腹とかにも無数の手が触れてきません?」
「ちょっといい加減に……」
で俺が体を起こして目を開けると、確かにシャンプーしててくれたはずなのに、美容師は
別の客のカットしてて、そばには誰もいなかったり。 見てみい、幽霊が、赤飯食うてるで
おー恐!(おこわ) 先日、ホラーものの小説を書きました。
自分で物語を書いているのにびびっていました。
真夜中に、キーボードをたたく音が耳につきます。
「なんかいやだなー」と思って振り向きました。
それだけです。 幽霊の類いが怖いのには理由がある。小説や漫画では最低限の整合性を保って描かれていると思う。でも、現実はどうだろうか。
「あ、なんだ? 今、書いてる最中なんだが。飲み物は紅茶でいいよ」
霊感がないと霊を見たり、声を聞いたりすること自体が難しい。私自身も特別な能力が備わっている訳ではないので人伝に聞いた知識に過ぎない。
それによると理屈の通らないことをするらしいのだ。戸棚に入れている湯呑を意味もなく倒してみたり、尻をスパンキングするような音を立てたりする。いや、スパンキングは私の趣味であって、主題とは関係ないのでラップ音に訂正する。
「え、ミルクだって。今日はレモンにしてくれ。冷蔵庫にあるだろ」
積極的な霊になると仰向けに眠っている人の胸の上に乗ることもある。そのような蛮行に及んでいながら正座とかされると、掛ける言葉にも迷うというものだろう。
そのように理由のない行為がとても怖いのである。なんとかに刃物くらいに怖い。いや、それ以上だ。なんとかが刃物を持っていれば避けることも出来るが、見えない通り魔はどうしようもない。
「お、きたか。砂糖はいつもの角砂糖で三つだ」
そこで私は考えた。おかしな行動に思えても、実はそこに複雑な事情が絡んでいるのではないかと。または見えたり聞こえたりする中に欠損部分があって、全てが繋がることで謎が解明されると。
実際に究明する必要はないが、そのような背景が隠れていると思えば怖さが軽減されるのではないだろうか。
「淹れたての紅茶は美味いな。風呂を沸かしといてくれ。そろそろ入る」
キリの良いところで終わるとしよう。規則的な生活に慣れているせいなのか、このくらいの時間になると自然に目が疲れてくる。
「背中を流してくれるのか。いつも悪いな」
甲斐甲斐しく尽くしてくれるのはいいが、たまには姿を見たいと思うのは贅沢なのだろうか。 友達の徹に、「合コンでどうしても男が一人だけ足りないから、今すぐ来てくれ」って言われて、慌てて家を出たんですよ。
こちとら最近彼女と別れたばかりで、ちょっと鬱入ってたんで、彼も気を利かせてくれたんですかね。
場所は近所の飲み屋街の養老の滝で、ダッシュで行くと、奥の個室の前で徹が待ってて、一緒に入って行きました。
中には十人近くの連中がちょうど乾杯してましたが、奇妙なことに、全員男で、女の子がひとりもいないんです。
「おい、男余りまくっているだろ。どこが足りないんだよ!」
「落ち着いて数を数えてみろよ」と徹が言うんで、ひーふーみーって指折ると、八人いました。
「俺とお前でちょうど偶数になるだろ。俺、以前から、お前のこと…」と徹が恐ろしいことを言います。
いや〜、ホモにも合コンってあったんですねぇ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています