>>776
よくある発想厨の考え方ですね。
ある程度知識がないと、その「発想」がすでにあったものだと気づかないで、すごいすごいと自分の中で感動してしまうことがあるのです。
たとえば、創作初心者は、自分の書き溜めたメモ帳を隠し、これが世に出たらとんでもないことになる、といつも警戒しているのです。
また自分の作品のアイディアがパクられやしないかと、必死で著作権を守ろうとします。
しかし、世間の風に少しでもさらされると、それがひどく陳腐なものだった、ということに気づけるのです。
わかりますね?

日本はまだいいほうです。病的な人がいないので。欧米では相手の家まで乗り込んだり、本気で裁判を起こしたりするのです。自分のアイディアをパクっただろうと。
つまり、自分の大切な「発想」をパクられたのだと、怒り狂ってのことです。もちろん実際は違います。
発想に重きをおくのは、知識の量に反比例します。ようするに、知識がないから、発想を自分の武器とし、それに命をかける心理が働くのです。これも当たり前の理屈ですが、知識がないと気づけません。
発想だけでは、片手落ちなのです。
つまり、どちらも重要なのです。車の両輪であり、片方が大きかったり片方が小さかったりすると、まっすぐ前へは進めません。
わかりますね?

知性も大事だし同じように感性も大事なのです。もちろん発想も知識もです。
そして仲良くすることも大事だし、激しく意見をぶつけることも大事なのです。
あなたに足りない部分がここでは得られるかもしれません。否定ばかりせず受け入れてみましょう。
わかりましたね?