まず

「怒り」をできるだけ沢山表現して、二十か三十通りに表現できないとダメらしい。

それだけ表現の幅がなきゃダメだ。同じことを書いても一通りでしか表現できないならアウト。

それにお前ら知識欲はないのか?

下衆野郎と同じ意味で女性に相当する言葉に下女郎(げめろう)という言葉がある。

女郎と遊女は意味が異なり、女郎は売られた女性なんだ。女衒が買った奴隷。

だからもし

「この遊女が!」

と言っても罵言としては不十分だってことだ。だから下女郎(げめろう)という。

こういう風に一つ一つ知識を増やしていかないと、表現に幅が出ない。

人物を書いてるのに輪郭がカクカクしてるようなもんだろ。

おっとりした女性、と書くのを

何をやっても急がないで、ゆっくりとやり、考え方もゆっくりしている女性

と書くのはあまりにも下手くそだ。つまり語彙がないと下手くそにしか書けない。

一生語彙を増やし続けるのがベストのはずだ。サボるな。