>だいたいデジタル化って効率上げるためでしょう?なんで昔よりクオリティ低くなってるの?

 セルが生産中止になったから、否応なしにデジタル化する必要に
迫られたからですよ。
 昔のアニメージュとかにそういうニュースが載っていたはずだけどな。
最期までセルを生産していたのは確か富士フィルムじゃなかったかな。

>あと拡大縮小、回転とか手を抜きすぎ。全部描けよ。

 デジタル化以前からコピー機を使って拡大縮小やっていましたよ。
 「宇宙戦艦ヤマト」とかで、画面奥から手前に向かってヤマトが進んでくる
場面に利用されていましたよ。
 昔のアニメスタッフはそういう技術を色々利用してました。大塚康夫さん
なんか、ジブリのアニメータがなんでも描いてしまおうとするのを批判して
「撮影するときにセルの留め穴を左右にずらしたらいいんだよ」と言って
いました。(「千と千尋の神隠し」のカオナシが怪物化して千尋を追い
かける場面のこと)
 

>セルアニメに「奥行き感」があるのは、セル画とカメラの間に
>空気・空間が「存在」してるから。

 それは空気ではなくて、カメラにつけたフィルターのせいでしょう。
 セル画の場合、どんなに注意深く扱っても彩色や運搬の過程で擦れて
セル画に傷が付き、カメラに映ってしまうので、フィルターをかけて
傷をぼかして映らなくするんですよ。
 「宇宙戦艦ヤマト」の映画版の場合、TV版のフィルムをそのまま映画館
のスクリーンに拡大して上映したたために、TV画面では気付かなかった傷
やゴミがはっきり見えるようになりました。