分かりやすい話をしよう。
マイクロフォーサーズと1型だと、そこまで極端にセンサーサイズが離れてないので
差も微妙になってきて分かりやすい話にならないので、仮に1/2サイズあたりのコンデジの3000万画素と、
マイクロフォーサーズの1600万画素を比べたとする。

3000万画素のほうが高解像度なのか?という話になるわけだが、
センサーの小さい超高画素というのは、ドット等倍表示ではザッラザラで、実は見れたものではないのだ。
単にどれだけ拡大したら、ドットのギザギザが見えてくるのか、という数字でしかない。
つまり、1ドットの質が極端に低い。
リサイズして、画素数を下げて、画素同士が補完することで、1ドットの質を上げてやると、
ドット等倍で見ても見られる画質になる。
そして、あきらかにドット等倍が粗い画像は、80%リサイズとかその程度の、少しだけのリサイズでは
ドット等倍が見られる画質にまで回復しない。
50%リサイズしてやっと見られる画質になる。
50%ということは、元が3000万画素なら、まだ1500万画素もあるので高解像度か?と思うかもしれないが、
実はリサイズとは50%にした時は、上下左右が50%縮まるので、画素数は1/4になる。
つまり、3000万画素は750万画素だ。
750万画素にリサイズして、やっとドット等倍でも粗くない画質となる。
一方マイクロフォーサーズは、フルサイズほどドット等倍は綺麗ではないが、
まあ等倍にしても見られなくはない画質であるので、1600万画素のままで比較の土台に上がれる。
よって、マイクロフォーサーズの1600万画素の勝ち。

印象としては、画素数が倍違うと、解像度も全然違って、センサーが小さくても勝ちそうな気がするが、
どれくらいの表示サイズにした時に見られる画質かを基準にすれば、センサーサイズが支配的。
そして、画素数倍と言っても、面積で考えると、大した差ではないことも分かる。
幅で換算すると1.4倍でしかないから。