★新参ソニーがカメラ最高級市場で初のシェア1位
〜 悩むキヤノンとニコン 〜

◇数年は「ソニー1強」の時代

両社の市場参入後の18年末でもソニーはフルサイズミラーレス一眼カメラシェアで60%超をキープ。
この分野で先行者故にボディー(9機)とレンズ(48本)のラインアップでキヤノンとニコンを凌駕、
「両社がラインアップを充実させるにはあと2、3年はかかるだろう」とBCNの道越一郎アナリスト。
故に少なくとも数年は、「ソニー1強」が有力視されている。

◇キヤノン、ニコンの苦悩

新興ソニーに負けて屈辱であろうキヤノン、ニコンにとってさらに悩ましい問題は、
それぞれが展開してきた一眼レフのフルサイズとのカニバリ(共食い)だ。
特に高齢カメラファンにとって、軽量、小型のミラーレスは垂ぜんの的。
こういった層が一眼レフから流れているだけという面は拭えない。
当面はカニバリがほぼないソニーの高笑いが続きそうだ。