ニコン映像事業、減収減益
ニコンは2Q時の減収増益予測から、
大幅な減収減益へと予測を修正した。

原因はフルサイズミラーレスの新型機Zシリーズの販売不振だ。
ニコンは前年から407憶円大幅な減収でも利益は8億円の増益を見込んでいた。
これは大幅なコストカットと高い単価を実現したZシリーズを販売開始したからだ。
しかし思惑は大きく外れ、643億円の減収、52億円の減益という事態へ転じた。

リストラによる経費削減で30億円の利益を生み出したが、
レンズ交換式のデジカメの50億円という大きな減益を賄うことはできなかった。

ニコン関係者は口をそろえて言う。
「チープすぎなんですよ。しかも性能もよくない。ユーザーはバカじゃない。売れるわけがない。」
実機を触らせていただいたが、確かにその印象は強かった。
今週末から日本を襲う寒波に、焦燥しきった表情を浮かべていたニコン営業が印象深かった。