このカメラのC-AFには変な癖が有って、連写中にしばしばピンが前に抜ける事がある。
当然その駒は被写体にも背景にもピンの甘い全く使えない物となる。

これを前ピン病と名付ける。

前ピン病の特徴は、連写中手ぶれ補正の設定を連写速度優先にしている場合に
2割程度の駒にランダムに発生し、IS優先あるいはISを切っている場合はほぼ発生しないこと。

そして、この設定をIS優先にしている場合、連写速度がゲロ遅くなる。
すなわち、このカメラの連写性能を発揮しつつC-AFの精度を求めたい場合は、
手ぶれ補正機能を殺して使わざるを得ない。
あるいは廉価機同等の連写速度で我慢する必要が有る。

この前ピン病さえ克服されれば、素晴らしいレンズ群と併せて極めて優秀な機体に
なると思われるので、ファームウェアVer4.0で改善されることを強く期待する。