万一「オリンパスが本当に身売り」するなら、大穴でニコンが買い取るのは「あり」だと思う。
業界内での「規模」の維持は重要なので「キヤノン」「ソニー」と並んで「ニコン・オリンパス」
で三強体制を確実にする効果はある。

ニコン自身がキャッシュを減らすと苦しいので株式交換で相当額のニコン株をオリンパスに渡して
オリンパスカメラ事業を「ニコン95:オリンパス5」程度の比率で合弁事業化すればオリンパスも
「祖業のカメラ事業」を首の皮一枚で保有してると言えるし、ニコンは部材調達の共通化などでの
規模のメリットを享受できる。そして、赤字を出さない程度にMFTは存続させつつ、オリンパスが
Nikon1をOEM生産するなど協業の余地も考えられる。

下手にオリンパスカメラ事業が外国企業の手に落ちると、MFTが外国勢のミラーレス市場参入への
糸口になってカメラ市場が荒廃しかねない。単に「それを防ぐ」ためだけの効果として有効な策。