手ブレ補正はあれば便利って程度かな。

風景撮影なら三脚設置不可の場所でアドバンテージがあるのは確か。
既に薄暗くなった時に手持ちで撮影しなければならない場合、カメラやレンズの設定をいじって明るくしなければならない時、開放Fにしても手持ちでは厳しい場合にSSを落とすかISOをあげるかの二択になる。
しかし、ISOをあげればノイズが出やすくなるわけで、手ブレ補正があることで数段分の設定に担保できるわけだから。
例えばSS1/40までならブレなく撮れる実力があったとして、画像を理想的な明るさにするにはISO320にしなければならなかったとする。
けど、出来ればノイズを出したくないのでISO100にしたいと考えていたとする。

手ブレ補正5段分あればISO100 SS1/13と理論上は同条件になるわけだから、撮れるものが広がるという解釈は間違っていない。
ひいては画質も担保できる。

ほか、焦点距離が長いレンズを使っているとか、F値が開放でも高めのレンズを使っていてSSを稼がなければならない状況下とか。
SS1/200でなら被写体をとめて撮影することが可能なら、より被写体をシャープにする為にF値を2段分絞ってISOを3段分落とすとかも出来る。
これも手ブレ補正を画質に担保出来るという例だよね。

ポートレートとかストロボを使った撮影になると話は別の事も絡んでくるけど環境光だけの撮影であれば手ブレ補正がついているカメラにそれなりのアドバンテージがあるという事は間違いないよ。