元朝日放送アナウンサーで大阪国際大学元教授の長沢彰彦氏は、
「今の社会の希望のなさが『大谷信仰』に現われている」と分析する。

「マスコミだけでなく、SNSでも大谷への悪口が見当たらない。
甲子園で慶應高校の先頭バッターが『美白王子』と騒がれましたが、これも同じような現象です。
今の社会はものすごく閉塞感が強いため、大谷翔平のように夢を叶えた聖人君子がいると、
暗闇の中で光に向かうように、みんなが反応してそこへ向かってしまう。
しかし、それとバランスを取るように悪い方向にも反応するので、
『叩いていい人はめちゃくちゃ叩く』という両極端になっています。

大谷に対しては『巨人・大鵬・卵焼き』や『王・長嶋』といった昔のスターへの憧れ方とは違い、
大衆の『希望』が結びついている。だから、安易に批判できなくなっているのだと思います」

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