エイプリルフールに、冗談のつもりで自分が大病である振りをした
彼の前でフェイクの血を吐き、苦しみ、「実は私は余命宣告されてる」と告げた
冷静に見れば突っ込みどころ満載だが、信じた彼は私が落ち着く(振り)のを待ってから「ちょっと1人になりたい」と言って出て行った
あれ、どう考えても嘘なのにマジになっちゃったのかな?と焦って電話するも出ない
小一時間ほどして帰ってきた彼の口からは「別れよう」の一言
え?え?と狼狽えていると、「俺じゃ◯◯を支えられない。◯◯の死を背負って生きていく自信もない。愛してたつもりだったけど、ごめん」と言われた
私はここでやっと「え!?いややややや冗談だよ!?エイプリルフールじゃん!みてこの血!どう見ても偽物でしょ?」とネタバラしした
彼はたちまち安堵に満ちた顔になり、「なんだよかった!本当に焦ったよ!俺マジ彼女が病気とかさぁーー耐えられねーよお」と泣き出した
謝ったけど、この人は大事な人に何かあったら真っ先に切り捨てるタイプだったことにガッカリして、結局その場で別れた
「だったらそんな嘘つくなよ」と泣きながら逆ギレされたが、思い付きの嘘で相手の本性が知れて良かったと思ってる