>>201
実用的なバランスが取れるのは個人的には140/2までだと思ってる。
これなら120/2じゃ出せない着心地の良さとそれなりに生地がクチャクチャにならない強さがギリギリ維持できる。
あと生地の肌触りという意味でも目に見えて変わるのは140/2くらいまで。
そりゃ140/2から200/2とか一気に変われば大きく変わるけど、細かく刻んだ場合にどこまで、というのはこの辺、特に170/2くらいである程度で落ち着いてくる。

まぁ番手だけで決まらない難しさもあるけど。低番手でもコンパクトヤーンやガス糸だと番手以上の実力出すし。
強度という意味じゃ170/2じゃなく170/3だとまた違ったりするだろうし。170/3出してるところは聞かないけどね。

折角なんだし170/2はそういうものだと思って楽しんでみるといいよ。しっかりと型からあった170/2のシャツってシャツ着てることを感じさせないレベルの着心地だから。
とは言え実用性をより重視してある程度番手も高くしたいなら、例えば120/3だと高番手でも割りとしっかりしてると思う。

スーツの高番手とシャツの高番手は意味が違うから面白いね。あっちの高番手はあくまで見せるためのもの。
着心地を決めるのはあくまで作り、型だから。
一方でシャツだけは生地の良さが着心地に直結する。高くなればなるほど自分のためのものであって人に見せびらかすものとは離れていく。
イギリスのシャツ屋はその辺が特にそうなってるから面白い。
だいぶそういうのも消えそうとは言え、一応(そのクラスだと)シャツ一枚なんぞ文化的にアリえない国だし。