>>229続き)
 
従業員が貰う給与というのは、「経営者が作ったお金」から分配されるので、極端な話、
経営者がお金を作ることを放棄してしまっている会社(システムの上)で働いても給与は貰えません。
人を集めるのも、環境を作るのも、お金を作るのも、すべて経営者の仕事です。
 
その上で、経営者は「どんな人に声をかけるか?」を考えるわけですね。
 
そして、これも社会人の「嗜み」として知っておいた方がいいと思うのですが、
会社には「黒字社員」と呼ばれる人と、「赤字社員」と呼ばれる人がいます。
言葉の通り、会社に黒字をもたらしている社員と、会社に赤字をもたらしている社員のことです。
一般的には、「給与の3倍の粗利益」を作っていない社員は「赤字社員」と言われています。

給料が30万円だったら、90万円の「粗利益」を出していないと、その会社にとっては、
その社員を雇うことはマイナスなんですね。
「モノ」にお金がかかるので。
それぐらい必要なんですね。
 
ちなみに今喋っているのは高校1年生の時に、兵庫県川西市のカラオケボックスのバイトで
教えてもらったことで、こんな当たり前のことすら教えないのが日本の学校教育です。
 
その結果、赤字社員が「自分は赤字社員」とは知らずに会社に勤め続けて、権利を主張し続けて、
会社を追い込んでいるのが、日本の多くの会社で起きていることです。
 
■社員として雇わなくても、仕事をまわせる世界になった
 
そして、ここからはグッと経営者目線で、「これからの会社運営」を考えてみたいのですが、
今、いろんな会社が「早期退職」を募っていますよね。
あれというのは、体(テイ)の良い「リストラ」なんですけども、
やっぱり会社運営していく上で一番コストがかかるのが「人件費」なんです。