>>346続き)
 
ただ、一方で、そういった「フォワードの季節」を長くとってしまった人の、セカンドキャリアというか、
「流石に、もうフォワードは無理だよね」となった時の次の仕事(役割)のスタートが、
かなり苦戦している場面も多々見られる。
 
特定の誰かを指しているわけじゃなくて、イメージしてもらう為の喩えですけども、
たとえば、「イケメン」を売りに40後半までやっちゃった人が、流石に小皺が増えてきて、
「さすがにイケメンでは売っていきにくいよなぁ」となった時に、
とはいえ、これまでイケメンしか売ってこなかったので(その技術しか身につけてこなかったので)、
「え、これから僕は何を売っていけばいいの?」と路頭に迷う感じとか。
 
…なんとなくイメージつきますよね。
 
これ、芸能の世界だけじゃなくて、一般社会でも全然あると思っていて、
「体力で押し切れる時期」は絶対にあるのですが、体力で押し切れる時期のギリギリいっぱいまで、
体力で押し切っちゃダメで、世の中から戦力外通告を受ける前に(=体力があり余っている間に)、
コーチやマネージャーや監督になる準備を進めなきゃいけないんだと思うのすが、
多くの人が、その損切り(卒業)ができずに、だいたい50歳手前で苦戦しているイメージです。
 
ここって、メチャクチャ難しいんでしょうね。

だって、僕、今、ウチの若手スタッフのサポートをしていますが、今(41歳)の僕だと、
僕がシュートを打った方が点を取れるので。