サロン過去ログ (※一年前のサロン記事ダイジェスト)

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器を提供して客単価を上げる
2021.05.15 投稿

■侮れない「買い物カゴ効果」

人は空間があると埋めたくなる生き物だそうで、空間を埋めると満足する生き物だそうです。
2分で結論が出てしまっているのに、なかなか解散しようとしない会議などがまさに。
会議の時間を「1時間」押さえていたら、なんとなく1時間やっちゃうのが僕らです。
あと、大きい鞄を買うと、荷物が増えるのも。
#ありますよね

これが顕著に出るのは「お買い物シーン」です。
買い物カゴを持った時と、買い物カゴを持たない時とでは、購入点数(客単価)が変わってくるんですね。
買い物カゴを持っていれば、そこに商品を入れて(空間を埋めて)いきますが、
買い物カゴを持っていなければ、両手で持ち切れる数以上は買いません。

世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」では
ショッピングカートを持った人は持たない人の【4倍】購入するというデーターがあるそうです。
そして、買い物カゴを持った場合は75%のお客が実際に購入するが、
持たない場合は35%程度の人しか買わないのだそう。

つまり、店の売上をあげようと思った時に、お店側が最初にやらなくちゃいけないことは、
「買い物カゴを持ってもらうこと」です。

そう考えると、「持ちたくなるような買い物カゴ」の方がいいし、「手にとりやすい場所」に買い物カゴを置いた方がいい。
ときどき、ショッピングモールとかで、『子供が乗れるショッピングカート(小型の車みたいなやつ)』を見ません?
あれ、めちゃくちゃ理にかなっているんです。店に来た子供に「あれに、乗りたい!」と思わせたら勝ちなんです。
お客さん(お父さん&お母さん)の購入点数が増えるので。
#ここテストに出ますよ