>>719続き)

今回は、「不受理」になった(ギリギリのところで助かった)理由は、
ストーカーの方が書いた婚姻届の「僕の本籍地」とかが間違っていたから、
区役所の方が「これはおかしいぞ」と気づいてくださって、なんとか「不受理」になったわけですが、
逆に言うと、「本籍地」とかが合っていたら、受理されていた可能性は極めて高いです。

怖いですよね?
知らないところで籍を入れられていたり、籍を外されていたりする可能性があるんです。

実際、ウチのスタッフが昔、その被害にあったみたいで、「不受理届」を出したみたいです。
なので、決して、珍しい事件じゃないみたいです。
スタッフは「不受理届」を出して、「あれ、ウソです!勝手にやられたやつなんです!」と訴えて、
取り消してもらったみたいですが、それって、やられた後の対応じゃないですか?

そうではなくて「予防はできないのか?」というのが今日のパンチラインなんですけども、
結論を言うと、予防はできるみたいです。

■予防できる手続きはやっておいて損はない

今回、区役所の職員さんに教えてもらったんですけど…

婚姻届とか離婚届って基本郵送でいけちゃうんですけども、キチンと手続きをすれば
「私が届けの提出に立ち会っていない婚姻届・離婚届は全部無効!」という制度があるんです。
「郵送は認めません」的な。
勝手に婚姻届や離婚届を出されるのが心配な方は、
絶対に、この手続きはやっておいた方がいいと思います。

婚姻届を偽造するのって、刑法159条に規定されている「有印私文書偽造」に該当するらしくて、
罪としてはメチャクチャ重いのですが、想いが募って、
あるいは、本当に自分が結婚すると思い込んでしまって、
やっちゃう人はやっちゃうので。