>>846続き)

ちなみに、朝から晩まで仕事をしていて、
プライベートのSNSも全て仕事のことを発信している僕は給料制(役員報酬)です。
その辺の遊園地で遊ぶよりも、映画を作って、世界に仕掛けていく仕事の方が、娯楽として面白いので、
そこで十分すぎるぐらい取り分をいただいています。
だから西野はプライベートでも仕事の話をします。

最後に、堤さんにお伝えしたことをザックリとまとめると以下のとおり。

「もっと社員さんと話してください。
2~3人でチームを回している時代と違って、チームが大きくなると、
話さなきゃ伝わらないことがあるし、話を聞かなきゃ彼らの“取り分”が何かが分からない。
社員さんが会社のことを好きで好きでたまらなくなって、
自分の仕事に誇りを持てるようになることが、現代の会社の最大の広告力です。
社員さんが、フォロワーに学生時代の友達が混じっているプライベートのSNSで、
会社の新しいプロジェクトについて、“まるで今度、旅行にでも行くような感じ”で呟いていたら、
その時、薄利多売競争から抜け出せるので、そこを目指しましょう。
ちなみに、今、お話したことは、全て、電卓でははじけない部分です」

……そうお伝えしたところ、「あちゃ~、僕、やっちゃってました~」と言って、
Zoom画面の下から「電卓」を取り出して爆笑をかっさらった堤さん。
「昔から、電卓が好きなんですぅ~」だってさ(笑)

堤さんは、お話を聞けば聞くほど魅力的なリーダーだったので、僕が堤さんの会社の社員だったら、
その堤さんをそのまま、今の3倍見せてくれたら、一生応援し続けます。
「社員がプライベートのS N Sで会社のことを楽しそうに呟いているか?」というのは、
一つのリトマス紙としてもイイかもしれません。

参考になると幸いです。考えるキッカケをくださった堤さんに感謝します。

現場からは以上で~す。