(※一年前のサロン記事の数日分まとめ)

https://salon.jp/articles/nishino/s/OHOOLFV2Xy0
プロセスエコノミー ~いろんなマネタイズ方法があるよね~
2022.05.02 投稿

現在制作中のショートアニメーション作品『ボトルジョージ』の“素材”が本当にイイんです。
ポイントは、その素材が「完成してしまったら、もう二度と見ることができない姿」であることで、
『希少価値』の観点から見ると、完成品よりも価値が高い。
製作過程のマネタイズに関しては、もっと掘り下げて考えた方がいいと思います。

たとえば、「オンラインサロン(有料コミュニティー)でマネタイズする」という方法がありますが、
ぶっちゃけ、「オンラインサロンを続ける」なんて常人には不可能です。
僕はオンラインサロンの売り上げをエンタメの制作費(ときどき寄付)に全額ブチ込んでいますが、
ブチ込み先である『映画』や『絵本』や『ミュージカル』などの話をするのは、週に2度ぐらいで、
それ以外の日は、別の話題で“繋いで”います。つまり、その分のインプットも必要になる。
起きている間は、ひたすら勉強しています。勉強時間は受験生よりも長いと思います。

それともう一点。
オンラインサロンでマネタイズをしてしまうと、その活動を知っているのは、
「オンラインサロンメンバーだけ」ということになってしまいます。
この場合は、「制作過程をオンラインサロンでマネタイズ」よりも
「制作過程をNFTでマネタイズ」にした方がイイ感じがしています。

最後になりますが、制作過程の販売を考える時に、
「データが欲しい人と、モノが欲しい人がいる」ということを僕たちはキチンと理解しておく必要があります。
データを買って、自分で額縁屋さんにデータを送れば、自分が欲しいものを、もっと安く手に入れられるのに、
多くの人はそれを選ばない。一方で、「データで持っておきたい」という人もいる。
なので、制作過程を販売する時は、「データで販売するか、モノで販売するか?」は、
よくよく考えた方がいいと思います。

現場からは以上でーす。