>>365続き)
 
■例えると…

たとえば、今となっては考えられないですが…
 
今から10年以上前に、僕「もう、ひな壇には出ません」と宣言して、
信じられないぐらいバッシングを浴びたんです。
 
僕が「ひな壇」に出ようが、出まいが、僕の勝手じゃないですか?
だけど、当時のメディアや、芸人や、芸人のファンは、それを許さなくて、
「ひな壇に出ろや!」とバッシングを続けた。なんなら、僕が出てない番組でも、
芸人さん達が「西野はなんでひな壇に出ないんや~」という話をしていたり…。
今考えると、ちょっと病的ですが、でも、そういう時代は確かにあったんです。
 
よく言ってますが、クラウドファンディングやオンラインサロンを始めた時もそう。
今じゃ皆やってますけど、当時は皆、揃いも揃って、「詐欺や~」「宗教や~」とバッシングしたんです。
 
こういうバッシングって、まぁ、あんまり浴びたくないじゃないですか?
僕だって、好き勝手言われて気持ちが良いもんじゃなかったです。
 
だけど、その気持ちとは裏腹に、これのメリットは確実にあって、
「ひな壇に出ない芸人」って、たぶん、7~8年ぐらい日本で僕一人だったんです。
クラウドファンディングもオンラインサロンも、当時、タレントで本腰入れてやっていたのは僕だけで、
それが何年も続いたんです。
 
バッシングやら何やらはあるわけですが、ただ、
「そのジャンルに一人しかいない」というのはボーナスステージもいいところで、
そのジャンルの人に仕事を頼もうと思ったり、そのジャンルの人を応援しようと思った時に、
自動的に僕が選ばれるんです。