>>395続き)
 
■木下勝寿さんがツイート「いい本だけど読むなよ、絶対に読むなよ」
 
あと、もう一つは「インフルエンサー」というよりも、
「教育や経営のガチガチのプロが、オススメしてくださっている」というのもありそうです。
 
先日の藤原和博先生しかり、一昨日は、東証プライム上場企業の「北の達人コーポレーション」社長の
木下勝寿(きのしたかつひさ)さんが『夢と金』についてツイートしてくださいました。
すごく素敵なツイートだったので、木下さんへの感謝も込めて紹介させてください。
 
「私は正直、いい本を人に紹介したくない。 ライバルが増えるからだ。
 ただ、自分も本を書く立場として、本当にいい本を読んだら、
 著者へのリスペクトから読んでほしいという気持ちが湧き、紹介してしまう。
 そんな私が『いい本だけど読むなよ、絶対に読むなよ』
 と言いたい本がまた見つかった
 
 GW中に西野亮廣さんの『夢と金』を読んだ。
 う~ん、よくここまで言い切ったな。 という感想。 
 内容は『本当はお金持ちの人はみんな知ってるけど言わないこと』。
 この内容をストレートに言ってしまうと
 世間ではバッシングに合うから普通は知ってても言わない。
 
 西野さんはこれをいきなり出したのではなく、
 ファンを作り、ファンのリテラシーを高め、
 リテラシーの低い人からバッシングが起きてもリテラシーの高いファン層が
 互角に討論できるくらいの状態にしてからこの本を発売した。 
 そこを含めると執筆期間は数ヶ月かも知れないが、
 この本は数年がかりで作って世に出したと思われる。
 本を作って読者を作るというより、読者を作ってから本を出すという壮大な試みだ。
 そういう目線で読むと二度楽しめる。