>>682続き)

IPの使い方の失敗例として、よくあるのが『車輪の再発明』です。
※【車輪の再発明】=「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を
(知らずに、または意図的に無視して)再び一から作ること」

たとえば、以前、サロンメンバーさんが手掛るプペルの絵本展の入り口に、
絵本のページをそのまま描いた看板が置かれていました。
きっと、絵が得意な友達に描いてもらったのでしょう。

ただ、これで気持ちが良いのは、友達に依頼を出した主催者と、依頼を受けて絵を描いた友達だけで、
学園祭じみた看板を見せられたお客さんの本音は「素人感がすげぇなぁ…」です。

「誰の為のエンターテイメントか?」をキチンと整理した方が良いでしょう。
主催者や、その友達を気持ち良くさせることを目的としたエンターテイメントなら、
それでもよいのかもしれまさんが、お客さんを楽しませることを目的とするのであれば、
「友達に頼んでクオリティーを落とす」と「クオリティーが約束されている素材をそのまま使う」の二択なら、
選ぶのは間違いなく後者です。
#友達の仕事が本家を超える場合は別

「そのまま使う部分」と「アウトプットに合わせて自分達で作る部分」をキチンと整理した方がいい。
せっかく「集客力があるIP」を“使っている”のに、
「ゼロから全て自分達で作る」なんて本末転倒もいいところです。

連日、例に出して申し訳ないですが(※超絶応援してるんだよ!)、
たとえば昨日のプペルバレエのキービジュアルは、
まさに「ゼロから全て自分達で作る」をやっちゃっていて、
あのポスターが街に貼られていても、誰にも気づかれずに(見られずに)終わるでしょう。