https://chimney.town/8955/
https://voicy.jp/channel/941/530910

インバウンドの別の視点
2023年05月18日

■「花火大会」という日本の素晴らしい文化をどう守っていくか
 
先日、万年赤字体質の『阿波踊り』がVIP席(100席)を「1万5000円」で出したところ、
地元民(特に高齢者の方)から
「高すぎる!」「そんなの売れない!」
という物言いがついた問題があったじゃないですか?
 
それに対して、
「『全員に1万5000円で売る』と言っているわけじゃなくて、
1万5000円で買いたい人(限定100名)に1万5000円で売るわけで、
ここで阿波踊りがキチンとお金をいただくと、そこで働く人にお金が回るし、
安い席をもっと安くできるし、『阿波踊り』という世界トップクラスに素晴らしい文化を守っていけるし、
全員助かるじゃん。それより何より、『阿波踊りのVIP席』が1万5000円は安すぎるって!」
という話をさせていただいたところ、Yahoo!ニュースに取り上げられて、大きな話題となりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f300dd5e53e317dc54fc5c07112e7aeb7bbbf7c0
 
このへんの話(日本人の誤ったお金の考え方、あるいは誤った清貧)は
まさに最新刊『夢と金』で書いた内容だったので、めちゃくちゃタイムリーなニュースだったわけですけども、
実は個人的にもタイムリーなニュースでして…
このニュースが出た日はちょうど地元・兵庫県川西市の市長と話していて、
「毎年恒例の花火大会をどう守っていくか?」という話になっていたんです。
 
花火大会を開催するには、お金がかかるんです。特に「警備費」ですね。 
兵庫県では過去に明石市の花火大会で、歩道橋で群衆雪崩が発生して、183名の方が怪我をされ、
11名の方が亡くなられる…という痛ましい事故があったので、ここらへんの「警備上の問題」に関しては
メチャクチャ慎重になっているんです。